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公開番号
2025068231
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023177991
出願日
2023-10-16
発明の名称
プリント配線板
出願人
イビデン株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
3/38 20060101AFI20250421BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】高い品質を有するプリント配線板を提供する。
【解決手段】プリント配線板は、絶縁層と、絶縁層上に形成される導体層10と、導体層10上に形成されていて、有機製の材料からなる接着層100と、絶縁層と導体層10上に形成されている樹脂絶縁層20と、を有する。樹脂絶縁層20は、樹脂80と樹脂80内に分散されている無機粒子90を有している。導体層10の表面は略平滑である。接着層100は、平滑膜110と平滑膜110から突出する突出部120で形成されている。突出部120は、複数の突起122で形成されている。複数の突起122間のスペース130は、樹脂絶縁層20で充填されている。所定面積当たりのスペース130内の無機粒子90の数は、所定面積当たりのスペース130外の無機粒子90の数より小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁層と、
前記絶縁層上に形成される導体層と、
前記導体層上に形成されていて、有機製の材料からなる接着層と、
前記絶縁層と前記導体層上に形成されている樹脂絶縁層、とを有するプリント配線板であって、
前記樹脂絶縁層は樹脂と前記樹脂内に分散されている無機粒子を有しており、
前記導体層の表面は略平滑であり、
前記接着層は、平滑膜と前記平滑膜から突出する突出部で形成されていて、
前記突出部は複数の突起で形成されていて、
前記複数の突起間のスペースは前記樹脂絶縁層で充填されていて、所定面積当たりの前記スペース内の前記無機粒子の数(B1)は前記所定面積当たりの前記スペース外の前記無機粒子の数(B2)より小さい。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記導体層の表面の二乗平均平方根粗さ(Rq)は0.23μm以下である。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記数B1と前記数B2の比(前記数B1/前記数B2)は0.5より小さい。
【請求項4】
請求項3のプリント配線板であって、前記比(前記数B1/前記数B2)は0である。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記スペースの数は複数であって、複数の前記スペースは第1スペースと第2スペースに分類され、前記第1スペースは前記樹脂のみで充填され、前記第2スペースは前記無機粒子と前記樹脂で充填され、前記第1スペースの数(N1)と前記スペースの総数(N2)との比(N1/N2)は0.5以上である。
【請求項6】
請求項5のプリント配線板であって、前記比(N1/N2)は1である。
【請求項7】
請求項1のプリント配線板であって、前記平滑膜はほぼ均一な厚みを有し、前記突出部は前記平滑膜の上面と前記突出部の頂部間に高さを有し、前記高さの最大値は前記厚みの10倍以上、30倍以下である。
【請求項8】
請求項1のプリント配線板であって、前記平滑膜はほぼ均一な厚みを有し、前記厚みは10nm以上、120nm以下であって、前記突出部は前記平滑膜の上面と前記突出部の頂部間に高さを有し、前記高さは200nm以上、450nm以下である。
【請求項9】
請求項1のプリント配線板であって、前記突出部から露出する前記平滑膜の面積と前記接着層の面積との比は0.1以上、0.5以下である。
【請求項10】
請求項1のプリント配線板であって、前記接着層は前記導体層から露出する前記絶縁層を覆っていない。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術はプリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板上に導体回路と層間樹脂絶縁層を順次積層することと、導体回路の表面の少なくとも一部に、トリアジン化合物を含む層を形成することを含む多層プリント配線板の製造方法を開示する。導体回路と層間樹脂絶縁層はトリアジン化合物を含む層を介して接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-203462号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術を用いて製造されるプリント配線板では、導体回路と層間樹脂絶縁層の間に大きいストレスが働くと、導体回路と層間樹脂絶縁層の間に剥がれが発生すると予測される。例えば、ビルドアップ層内の導体層の数が5以上であると、導体回路と層間樹脂絶縁層との間に働くストレスは増えると考えられる。ビルドアップ層内の導体層の数が5以上であると、導体回路と層間樹脂絶縁層の間に剥がれが発生すると予測される。例えば、プリント配線板の各辺の長さが50mmを超えると、導体回路と層間樹脂絶縁層の間に剥がれが発生すると予測される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成される導体層と、前記導体層上に形成されていて、有機製の材料からなる接着層と、前記絶縁層と前記導体層上に形成されている樹脂絶縁層、とを有する。前記樹脂絶縁層は樹脂と前記樹脂内に分散されている無機粒子を有している。前記導体層の表面は略平滑である。前記接着層は、平滑膜と前記平滑膜から突出する突出部で形成されている。前記突出部は複数の突起で形成されている。前記複数の突起間のスペースは前記樹脂絶縁層で充填されている。所定面積当たりの前記スペース内の前記無機粒子の数(B1)は前記所定面積当たりの前記スペース外の前記無機粒子の数(B2)より小さい。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板は、導体層と樹脂絶縁層で挟まれる接着層を有する。接着層は導体層と樹脂絶縁層を接着している。接着層はほぼ平滑な平滑膜と平滑膜から突出している突出部で形成されている。接着層が突出部と平滑膜によって形成される凹凸を有する。突出部は複数の突起によって形成される凹凸を有する。そのため導体層と樹脂絶縁層が接着層を介して十分に密着する。接着層の熱膨張率(CTE)と樹脂絶縁層のCTEは異なる。プリント配線板が熱衝撃を受けると、接着層の突起間のスペースを充填する樹脂絶縁層の変形量と接着層の変形量は異なる。とくにスペースを充填する樹脂絶縁層が無機粒子を含むと両者の変形量の差が大きい。両者の変形量の差が大きいと突起が破壊され易い。実施形態のプリント配線板では、所定面積当たりのスペース内の無機粒子の数(B1)が所定面積当たりのスペース外の無機粒子の数(B2)より小さい。スペースを充填する樹脂絶縁層の変形量と接着層の変形量の差が小さい。突起が破壊されがたい。樹脂絶縁層が導体層から剥がれがたい。高い品質を有するプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
プリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は絶縁層4と第1導体層10と樹脂絶縁層20と第2導体層30とビア導体40を有する。第1導体層10は導体層の一例である。ビア導体40は樹脂絶縁層20に形成されている開口26内に形成されている。プリント配線板2は第1導体層10上に接着層100を有する。接着層100は第1導体層10と樹脂絶縁層20で挟まれている。第1導体層10と第2導体層30は隣接している。第1導体層10と第2導体層30の間に導体層は存在しない。
【0009】
絶縁層4は熱硬化性樹脂を用いて形成される。絶縁層4は光硬化性樹脂でも良い。絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4はガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4は第3面6と第3面6と反対側の第4面8を有する。
【0010】
第1導体層10は絶縁層4の第3面6上に形成されている。第1導体層10は信号配線12とパッド14を含む。図に示されていないが、第1導体層10は信号配線12とパッド14以外の導体回路も含んでいる。第1導体層10は主に銅によって形成される。第1導体層10は、絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。第1導体層10の表面(上面と側面)は平滑である。第1導体層10の表面の粗さは二乗平均平方根粗さ(Rq)で示される。第1導体層10の表面のRqは0.23μm以下である。第1導体層10の表面のRqは0.18μm以下であることが好ましい。第1導体層10の表面のRqは0.1μm以下であることがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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