TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025082426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195734
出願日2023-11-17
発明の名称プリント配線板の製造方法
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類H05K 3/40 20060101AFI20250522BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】プリント配線板の設計の自由度を高く保持する。
【解決手段】本発明は、コア基板表面に銅箔を設けた銅張積層板を準備すること、銅張積層板の前記低密度エリアに第1のスルーホールを形成すること、第1のスルーホールの内壁上および銅箔上に第1のスルーホール導体を形成すること、第1のスルーホール内に第1の樹脂を充填すること、第1の樹脂および銅箔上の第1のスルーホール導体を研磨して第1の中間体を形成すること、第1の中間体の高密度エリアに第2のスルーホールを形成すること、第2のスルーホールの内壁上および第1の中間体の表面上に第2のスルーホール導体を形成すること、第2のスルーホール内に第2の樹脂を充填すること、第2の樹脂および第1の中間体上の第2のスルーホール導体を研磨して第2の中間体を形成すること、第2の中間体の表面にパネルめっきを施すこと、第2の中間体に対し導体回路を形成すること、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スルーホールの配置密度が高い高密度エリアとスルーホールの配置密度が低い低密度エリアとを有するプリント配線板の製造方法であって、
コア基板表面に銅箔を設けた銅張積層板を準備することと、
前記銅張積層板の前記低密度エリアに第1のスルーホールを形成することと、
前記第1のスルーホールの内壁上および前記銅箔上に第1のスルーホール導体を形成することと、
前記第1のスルーホール内に第1の樹脂を充填することと、
前記第1の樹脂および前記銅箔上の第1のスルーホール導体を研磨して第1の中間体を形成することと、
前記第1の中間体の前記高密度エリアに第2のスルーホールを形成することと、
前記第2のスルーホールの内壁上および前記第1の中間体の表面上に第2のスルーホール導体を形成することと、
前記第2のスルーホール内に第2の樹脂を充填することと、
前記第2の樹脂および前記第1の中間体上の第2のスルーホール導体を研磨して第2の中間体を形成することと、
前記第2の中間体の表面にパネルめっきを施すことと、
前記第2の中間体に対し導体回路を形成することと、
を含むプリント配線板の製造方法。
続きを表示(約 81 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプリント配線板の製造方法であって、前記第2の中間体に対し導体回路を形成することは、サブトラクティブ工法により行う。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スルーホールの配置密度が高い高密度エリアとスルーホールの配置密度が低い低密度エリアとを有するプリント配線板の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたプリント配線板は、銅張積層板に形成されているスルーホール(TH)の配置密度が場所によって異なっていても、銅張積層板表面のスルーホール導体厚を均一にするための技術を開示している。特許文献1において、銅張積層板にスルーホールを形成する時、スルーホールの配置密度は場所によって異なる。その後、スルーホールの内壁上および銅箔上にめっきによりスルーホール導体を形成するが、スルーホールの配置密度の差により、スルーホール導体のスルーホール内壁上および銅箔上のいずれにおいても、めっき厚に差が生じる。めっき厚の差は、高密度エリアのめっき厚<低密度エリアのめっき厚である。このめっき厚の差をなくすために、特許文献1では、高密度エリアのみ追加めっきが行われ、それに続いて銅箔上のスルーホール導体を研磨することで、プリント配線板表面のスルーホール導体のめっき厚を均一にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-78273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたプリント配線板の製造方法では、プリント配線板表面のスルーホール導体のめっき厚は均一とすることができるが、高密度エリアと低密度エリアとでスルーホール導体のめっき厚の厚みが異なり、高密度エリアと低密度エリアとでスルーホール導体の抵抗が異なっていた。そのため、特許文献1に開示された技術では、高密度エリアのスルーホール導体を通る伝送速度と低密度エリアのスルーホール導体を通る伝送速度とが異なることとなり、設計の自由度が低下する問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、スルーホールの配置密度が高い高密度エリアとスルーホールの配置密度が低い低密度エリアとを有するプリント配線板の製造方法であって、コア基板表面に銅箔を設けた銅張積層板を準備することと、前記銅張積層板の前記低密度エリアに第1のスルーホールを形成することと、前記第1のスルーホールの内壁上および前記銅箔上に第1のスルーホール導体を形成することと、前記第1のスルーホール内に第1の樹脂を充填することと、前記第1の樹脂および前記銅箔上の第1のスルーホール導体を研磨して第1の中間体を形成することと、前記第1の中間体の前記高密度エリアに第2のスルーホールを形成することと、前記第2のスルーホールの内壁上および前記第1の中間体の表面上に第2のスルーホール導体を形成することと、前記第2のスルーホール内に第2の樹脂を充填することと、前記第2の樹脂および前記第1の中間体上の第2のスルーホール導体を研磨して第2の中間体を形成することと、前記第2の中間体の表面にパネルめっきを施すことと、前記第2の中間体に対し導体回路を形成することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明に係るプリント配線板の製造方法が対象とするプリント配線板の一実施形態を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。
(a)~(c)は、それぞれ、本発明に係るプリントの配線板の製造方法において導体回路を形成するサブトラクティブ工法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係るプリント配線板の製造方法が対象とするプリント配線板の一実施形態、本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における各工程、本発明に係るプリント配線板の製造方法において回路を形成するサブトラクティブ工法、を説明する。なお、以下の図に示す例において、各部材の寸法、特に高さ方向の寸法については、本発明の特徴をより良く理解できるようにするために、実際の寸法とは異なる寸法で記載している。
【0008】
<本発明が対象とするプリント配線板の一実施形態について>
図1は、本発明に係るプリント配線板の製造方法が対象とするプリント配線板の一実施形態を説明するため図である。図1に示す例では、プリント配線板の表面にスルーホールの配置位置だけ記載して、スルーホールの配置を理解しやすくしている。図1に示す実施形態において、プリント配線板1は、その表面上に、スルーホール2の配置密度が高い高密度エリアAHとスルーホール2の配置密度が低い低密度エリアALとを有する。図1に示す例では、プリント配線板1の中心部分に高密度エリアAHが存在し、その周囲の外周部分に低密度エリアALが存在している。しかし、この実施形態は一例であり、高密度エリアAHおよび低密度エリアALの存在位置は、この例に限らない。
【0009】
<本発明に係るプリント配線板の製造方法の各工程について>
図2A~図2Iは、それぞれ、本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態における一工程を説明するための図である。以下、図2A~図2Iを参照して、本発明に係るプリント配線板の製造方法の一実施形態を説明する。
【0010】
まず、図2Aに示すように、コア基板11の表面11a、11bに銅箔12を設けた銅張積層板13を準備する。ここで、銅張積層板13としては、市販の銅張積層板(CCL)を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
植物賦活剤
15日前
イビデン株式会社
植物賦活剤
15日前
イビデン株式会社
植物賦活剤
15日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
21日前
イビデン株式会社
内蔵用電子部品
17日前
イビデン株式会社
プリント配線板
17日前
イビデン株式会社
プリント配線板
11日前
イビデン株式会社
電子部品搭載用基板
1日前
イビデン株式会社
プリント配線板の製造方法
1日前
イビデン株式会社
部品内蔵基板およびその製造方法
21日前
イビデン株式会社
プリント配線板およびその製造方法
22日前
イビデン株式会社
プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
14日前
イビデン株式会社
電池パック、マイカ板及びマイカ板の製造方法
1か月前
イビデン株式会社
電池パック、マイカ板及びマイカ板の製造方法
1か月前
イビデン株式会社
部品内蔵配線基板、および部品内蔵配線基板の製造方法
2日前
個人
放電器
1か月前
日本精機株式会社
駆動装置
16日前
愛知電機株式会社
盤フレーム
1か月前
個人
静電気排除専用ノズル。
2か月前
株式会社遠藤照明
照明システム
2か月前
個人
day & night.
2か月前
個人
静電気除去具
1か月前
株式会社プロテリアル
シールド材
15日前
株式会社国際電気
電子装置
1か月前
三菱電機株式会社
電子機器
21日前
個人
電気抵抗電磁誘導加熱装置
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
愛知電機株式会社
ブッシングの取付金具
2か月前
株式会社LIXIL
照明システム
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
11日前
個人
電子機器収納ユニット
16日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
続きを見る