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公開番号
2025083954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197658
出願日
2023-11-21
発明の名称
ケース体における防水構造
出願人
アイホン株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
5/06 20060101AFI20250526BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】パッキンを設置する際にパッキンに捻れが生じたりせず、確実に高い防水性を発揮することができるケース体における防水構造を提供する。
【解決手段】前ケース11の外周部に沿って設けられた凹溝15内に設置されるパッキン31に係り、パッキン31の内周縁に沿って後方へ突出する捻れ防止壁33を設け、該捻れ防止壁33を凹溝15の内面を構成する内周壁14の外面に当接させた状態で設置しているため、パッキン31の設置時にパッキン31に捻れが生じたりせず、確実に高い防水性を発揮することができる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
後方に開口する前ケースと、前方に開口する後ケースとを組み付けてなるケース体における防水構造であって、
前記前ケースと前記後ケースとの何れか一方のケースの外周部に沿って、凹溝が周設されているとともに、前記凹溝内に、枠状に成形されたパッキンが設置されている一方、
他方のケースの外周部に沿って、前記一方のケース側へ突出し、前記一方のケースへの組み付けに伴い前記パッキンを押し潰す押圧リブが設けられており、
さらに、前記パッキンの内周縁若しくは外周縁の何れか一方に沿って、前記他方のケース側へ突出する捻り防止壁が設けられ、前記パッキンが、前記捻り防止壁を前記凹溝の内面に当接させた状態で設置されていることを特徴とするケース体における防水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば電子機器の本体ケース等といったケース体における防水構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インターホン子機の本体ケース等のような前ケースと後ケースとを組み付けてなるケース体には、前ケースと後ケースとの隙間からケース体の内部へ水が浸入しないようにするための防水構造が設けられている。たとえば特許文献1には、前ケースに後方へ突出する防水リブを、後ケースに防水リブの先端が嵌まり込む凹溝を夫々設けるとした防水構造が記載されている。また、そのような凹溝内にパッキンを設置し、凹溝内に嵌まり込む防水リブの先端がパッキンを押し潰すことによって、防水性を高めるようにした構成も従来一般的に見受けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-106736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の防水構造では、パッキンを設置する際にパッキンに捻れが生じることがある。そして、そのようにパッキンに捻れが生じていると、前ケースと後ケースとの組み付け時にパッキンが十分に変形しない。したがって、ケース体の防水性が劣った状態となってしまうという事態が起こり得る。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、パッキンを設置する際にパッキンに捻れが生じたりせず、確実に高い防水性を発揮することができるケース体における防水構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、後方に開口する前ケースと、前方に開口する後ケースとを組み付けてなるケース体における防水構造であって、前ケースと後ケースとの何れか一方のケースの外周部に沿って、凹溝が周設されているとともに、凹溝内に、枠状に成形されたパッキンが設置されている一方、他方のケースの外周部に沿って、一方のケース側へ突出し、一方のケースへの組み付けに伴いパッキンを押し潰す押圧リブが設けられており、さらに、パッキンの内周縁若しくは外周縁の何れか一方に沿って、他方のケース側へ突出する捻れ防止壁が設けられ、パッキンが、捻れ防止壁を凹溝の内面に当接させた状態で設置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前ケースと後ケースとの何れか一方のケースの外周部に沿って設けられた凹溝内に設置されるパッキンに係り、パッキンの内周縁若しくは外周縁の何れか一方に沿って、他方のケース側へ突出する捻れ防止壁を設け、該パッキンを、捻れ防止壁を凹溝の内面に当接させた状態で設置しているため、パッキンの設置時にパッキンに捻れが生じたりせず、確実に高い防水性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
監視カメラの外観を示した斜視説明図である。
カメラ装置を前側から示した説明図である。
パッキンが設置された状態にある前ケースの後面側を示した説明図である。
前ケースからパッキンを取り外した状態を後側から示した斜視説明図である。
パッキンを後側及び右側から示した説明図である。
後ケースを前側から示した斜視説明図である。
図2中のA-A線断面であり、補強リブのない位置における断面を示した説明図である。
図2中のB-B線断面であり、補強リブの位置における断面を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となるカメラ装置の本体ケースにおける防水構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、監視カメラ1の外観を示した斜視説明図である。図2は、カメラ装置2を前側から示した説明図である。図3は、パッキン31が設置された状態にある前ケース11の後面側を示した説明図である。図4は、前ケース11からパッキン31を取り外した状態を後側から示した斜視説明図である。図5は、パッキン31を後側及び右側から示した説明図である。図6は、後ケース21を前側から示した斜視説明図である。図7は、図2中のA-A線断面であり、補強リブ24のない位置における断面を示した説明図である。図8は、図2中のB-B線断面であり、補強リブ24位置での断面を示した説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
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