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公開番号2025075670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187004
出願日2023-10-31
発明の名称電子装置
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人開知
主分類H05K 5/02 20060101AFI20250508BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】筐体の側面を流下してきた液体が防水通気フィルタに達すること及び防水通気フィルタに滞留することを抑制し、防水通気フィルタが目詰まりすることを抑制できる電子装置を提供する。
【解決手段】電子機器を収納する筐体1と、筐体1の側面21aに設けられた貫通孔22に取り付けられた防水通気フィルタ5と、貫通孔22の周囲から突出して防水通気フィルタ5を環状に取り囲む囲壁23と、囲壁23の外周を環状に取り囲む外周溝24とを備え、囲壁23は、防水通気フィルタ5の下方に位置する箇所のみに開口部23bを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子機器を収納する筐体と、
前記筐体の側面に設けられた貫通孔に取り付けられた防水通気フィルタと、
前記貫通孔の周囲から突出して前記防水通気フィルタを環状に取り囲む囲壁と、
前記囲壁の外周を環状に取り囲む外周溝とを備え、
前記囲壁は、前記防水通気フィルタの下方に位置する箇所のみに開口部を備えることを特徴とする電子装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記外周溝は、前記筐体の側面に凹状に設けられており、
前記開口部の下方において前記外周溝の底面から前記筐体の側面に向かって延伸する傾斜面をさらに備えることを特徴とする電子装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記囲壁の外周面のうち前記防水通気フィルタの上方に位置する部分が水平または前記外周溝の底面に向かって下り勾配を有することを特徴とする電子装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記外周溝の外周部には、前記筐体の内側から外側に向かって内径が拡大するテーパ部が設けられていることを特徴とする電子装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記防水通気フィルタの軸方向における端面のうち外部に露出している端面は、前記囲壁の軸方向における端面のうち外部に露出している端面よりも、前記貫通孔側に位置することを特徴とする電子装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記囲壁の内周面における下端部にR面が形成されていることを特徴とする電子装置。
【請求項7】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記防水通気フィルタと前記囲壁との間には環状の間隙が設けられており、
前記環状の間隙の底面は平面であることを特徴とする電子装置。
【請求項8】
請求項7に記載の電子装置であって、
前記筐体を前記側面からみたとき、前記環状の間隙の底面は、前記外周溝の底面よりも奥に位置しており、
前記開口部の筐体側の縁を構成する底面は、前記外周溝の底面に向かって前記環状の間隙の底面から延伸する傾斜面であることを特徴とする電子装置。
【請求項9】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記囲壁の内周面と前記防水通気フィルタの間に間隙が形成されるように、前記囲壁は前記筐体の側面から突出し、
前記囲壁と対向する前記防水通気フィルタの側面に、前記筐体の外部と通気するための外部通気口が設けられていることを特徴とする電子装置。
【請求項10】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記防水通気フィルタが取り付けられる貫通孔が設けられ、前記囲壁が突出する囲壁突出面が、前記筐体の側面よりも前記筐体の内部側に設けられ、
前記囲壁の軸方向の外側の端面が、前記筐体の側面と略面一になるように形成されていることを特徴とする電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子装置において、電子機器を収納する筐体の内外温度差により、筐体が変形したり、シール部材が劣化したりすることがある。このことを抑制するため、筐体に貫通孔を設け、当該貫通孔に防水通気膜(防水通気フィルタ)を取り付けることがある。
【0003】
この種の電子装置に関し、特許文献1には、孔の径が同じストレート部と、ストレート部と外側で連結し、孔の径が内側から外側に向かって拡大するテーパー部とで構成された通気孔をケース部材(筐体)の側面に設け、ストレート部の内側の端面に接合された通気膜(防水通気フィルタ)と、テーパー部(通気孔の内壁)に設けられた溝である導水部と、通気孔の外周に環状に設けられ当該導水部に接続する導水溝とを備えたケース部材(筐体)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-158909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の筐体では、筐体の側面を通気孔に向かって導水溝まで流下してきた液体が、導水溝を乗り越えたり、導水部を通過したりして、防水通気フィルタ(通気膜)に達する可能性がある。防水通気フィルタに達した液体は、防水通気フィルタの前方に位置する通気孔のストレート部に滞留して防水通気フィルタを目詰まりさせる虞がある。
【0006】
本発明の目的は、筐体の側面を流下してきた液体が防水通気フィルタに達すること及び防水通気フィルタに滞留することを抑制し、防水通気フィルタが目詰まりすることを抑制できる電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、電子機器を収納する筐体と、前記筐体の側面に設けられた貫通孔に取り付けられた防水通気フィルタと、前記貫通孔の周囲から突出して前記防水通気フィルタを環状に取り囲む囲壁と、前記囲壁の外周を環状に取り囲む外周溝とを備え、前記囲壁は、前記防水通気フィルタの下方に位置する箇所のみに開口部を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、筐体の側面を流下してきた液体が防水通気フィルタに達することを抑制するとともに、当該液体を防水通気フィルタの下方に排出して液体が防水通気フィルタに滞留することを抑制できるので、防水通気フィルタが目詰まりすることを抑制できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る電子装置の斜視概略図である。
本発明の第1実施形態に係る防水通気フィルタと、防水通気フィルタが取り付けられた貫通孔の断面概略図である。
図1のIII矢視正面図である。
図3のIV-IV矢視断面図である。
本発明の第2実施形態に係る電子装置の斜視概略図である。
図5のVI矢視正面図である。
図3のVII-VII矢視断面図である。
本発明の第3実施形態に係る電子装置の斜視概略図である。
図8のIX矢視正面図である。
図9のX-X矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて、本発明の第1実施形態~第3実施形態に係る電子装置の構成及び動作について説明する。なお、各図において、同一符号は同一部分を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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