TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025088622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203431
出願日2023-11-30
発明の名称画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G03G 15/16 20060101AFI20250604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】転写バイアスの調整において、ユーザの負担、調整のための時間、および調整で発生する記録材の損紙を低減することができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】トナー像を担持する像担持体と転写部材との間に形成される転写ニップに電源装置から印加させる転写バイアスについて、直流成分および交流成分のうち少なくとも直流成分を含む組み合わせについての互いに異なる複数の転写条件を生成し、複数の転写条件を切り替えて転写バイアスを電源装置から転写ニップに印加させる第1制御部と、記録材に対応する転写バイアスを調整するための複数の調整モードのうち設定された調整モードに応じて、第1制御部により印加される転写条件毎に、像担持体から画像を記録材に転写させる第2制御部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と転写部材との間に形成される転写ニップに電源装置から印加させる転写バイアスについて、直流成分および交流成分のうち少なくとも直流成分を含む組み合わせについての互いに異なる複数の転写条件を生成し、前記複数の転写条件を切り替えて前記転写バイアスを前記電源装置から前記転写ニップに印加させる第1制御部と、
記録材に対応する転写バイアスを調整するための複数の調整モードのうち設定された調整モードに応じて、前記第1制御部により印加される前記転写条件毎に、前記像担持体から画像を前記記録材に転写させる第2制御部と、
を備えた画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記画像が転写された前記記録材に基づいて操作部から入力された、転写条件を識別する識別情報に対応する該転写条件を、該記録材に対応する新たな転写バイアスとして記憶部に設定する設定部を、さらに備えた請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数の調整モードは、
前記第1制御部がそれぞれの前記記録材内で複数の前記転写条件を切り替えて前記転写バイアスを前記電源装置か印加させる第1調整モードと、
前記第1制御部が前記記録材毎に前記転写条件を切り替えて前記転写バイアスを前記電源装置から印加させる第2調整モードを、
を含む請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電源装置は、直流電源と、交流電源とを含み、
前記転写ニップに流れる電流を検出する電流検出部を、さらに備え、
前記第1制御部は、前記電流検出部により検出された前記電流に基づいて、前記直流電源から出力される直流成分について定電流制御を行い、前記交流電源から出力される交流成分について定電圧制御を行う請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1制御部は、前記記録材に応じて、前記転写バイアスとして、直流成分のみを印加する直流バイアス、または、直流成分に交流成分に重畳させた重畳バイアスを印加する請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2制御部は、前記調整モードにおいて、前記画像として調整用チャートを前記記録材に転写させる請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2制御部は、前記調整モードにおいて、前記記録材のサイズに応じて、該記録材に転写する前記調整用チャートを変化させる請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記設定部は、前記操作部に対する入力に応じて、前記第1制御部により前記複数の転写条件を生成するために用いる変化量を設定する請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
トナー像を担持する像担持体と転写部材との間に形成される転写ニップに電源装置から印加させる転写バイアスについて、直流成分および交流成分のうち少なくとも直流成分を含む組み合わせについての互いに異なる複数の転写条件を生成し、前記複数の転写条件を切り替えて前記転写バイアスを前記電源装置から前記転写ニップに印加させる第1制御ステップと、
記録材に対応する転写バイアスを調整するための複数の調整モードのうち設定された調整モードに応じて、印加する前記転写条件毎に、前記像担持体から画像を前記記録材に転写させる第2制御ステップと、
を有する画像形成方法。
【請求項10】
コンピュータに、
トナー像を担持する像担持体と転写部材との間に形成される転写ニップに電源装置から印加させる転写バイアスについて、直流成分および交流成分のうち少なくとも直流成分を含む組み合わせについての互いに異なる複数の転写条件を生成し、前記複数の転写条件を切り替えて前記転写バイアスを前記電源装置から前記転写ニップに印加させる第1制御ステップと、
記録材に対応する転写バイアスを調整するための複数の調整モードのうち設定された調整モードに応じて、印加する前記転写条件毎に、前記像担持体から画像を前記記録材に転写させる第2制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、感光体、中間転写体および像担持体から紙等の記録材へトナー像を静電的に転写することが行われる。トナー像が転写される際には、像担持体と当接して転写する転写ローラ等の転写部材に転写バイアスが印加される。そして、凹凸紙および粗面紙の凹部への転写性を向上させるために、二次転写の転写部材に直流電圧と交流電圧との重畳バイアスを印加する技術が知られている。この重畳バイアスとして印加する直流成分および交流成分は設定する必要があるが、現像剤の劣化、各部材の抵抗変化および環境等の要因により、最適な重畳バイアスがシフトするという問題がある。
【0003】
このような重畳バイアスを印加する技術として、テスト転写モードのときに、直流電圧および交流電圧のうち、電源から直流電圧だけを出力させ、重畳電圧を制御する制御手段有し、プリント速度を高速化する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、最適な転写バイアスがシフトした場合、転写バイアスの直流成分および交流成分を都度それぞれ調整する必要があるため、ユーザの負担が高く、転写バイアスを調整するための多大な時間を要し、および調整に必要な記録材の損紙が多く発生するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、転写バイアスの調整において、ユーザの負担、調整のための時間、および調整で発生する記録材の損紙を低減することができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、トナー像を担持する像担持体と転写部材との間に形成される転写ニップに電源装置から印加させる転写バイアスについて、直流成分および交流成分のうち少なくとも直流成分を含む組み合わせについての互いに異なる複数の転写条件を生成し、前記複数の転写条件を切り替えて前記転写バイアスを前記電源装置から前記転写ニップに印加させる第1制御部と、記録材に対応する転写バイアスを調整するための複数の調整モードのうち設定された調整モードに応じて、前記第1制御部により印加される前記転写条件毎に、前記像担持体から画像を前記記録材に転写させる第2制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、転写バイアスの調整において、ユーザの負担、調整のための時間、および調整で発生する記録材の損紙を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る画像形成装置の主要部分のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る画像形成装置のコントローラの機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る画像形成装置の二次転写バイアステーブルの一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る画像形成装置の二次転写条件の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る画像形成装置の簡単調整モードにおける二次転写バイアスの切り替え動作の一例を示すタイミングチャートである。
図8は、実施形態に係る画像形成装置の簡単調整モードにおける調整用チャートの一例を示す図である。
図9は、実施形態に係る画像形成装置の詳細調整モードにおける調整用チャートの一例を示す図である。
図10は、実施形態に係る画像形成装置の調整モードの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態に係る画像形成装置の操作パネル表示される、調整用チャートの番号を入力するための画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置、画像形成方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
(画像形成装置の全体構成)
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットの構成の一例を示す図である。図1および図2を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
電子機器
15日前
株式会社リコー
光学機器
2日前
株式会社リコー
投影装置
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
液体吐出装置
2日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
株式会社リコー
画像投射装置
25日前
株式会社リコー
服薬支援装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
服薬支援装置
23日前
株式会社リコー
液体吐出装置
18日前
株式会社リコー
画像記録装置
2日前
株式会社リコー
画像形成装置
2日前
株式会社リコー
画像形成装置
10日前
株式会社リコー
画像形成装置
10日前
株式会社リコー
多関節ロボット
15日前
株式会社リコー
故障予測システム
11日前
株式会社リコー
結合部品及び包装箱
14日前
株式会社リコー
撮影装置および移動装置
29日前
株式会社リコー
現像装置及び画像形成装置
10日前
株式会社リコー
綴じ装置および画像形成装置
2日前
株式会社リコー
画像形成装置及び画像形成方法
15日前
株式会社リコー
定着装置、及び、画像形成装置
4日前
株式会社リコー
サーバ装置、方法、プログラム
4日前
株式会社リコー
加熱装置、及び、画像形成装置
2日前
株式会社リコー
導光部材、光学系及び表示装置
1か月前
株式会社リコー
シート給送装置及び画像形成装置
18日前
株式会社リコー
液体吐出装置、及び画像形成装置
2日前
株式会社リコー
印刷スケーリング補正メカニズム
21日前
株式会社リコー
液体吐出部、印刷装置、印刷方法
2日前
株式会社リコー
システム、方法、およびプログラム
2日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
11日前
株式会社リコー
振動検出装置及び異常検知システム
2日前
続きを見る