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公開番号2025101610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218573
出願日2023-12-25
発明の名称画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250630BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、印刷が開始されるまでに感光体と帯電器および/またはクリーニングユニットとの位置関係が変化しない場合に比べて、異常画像の発生を抑制する。
【解決手段】定着装置は、用紙に転写されるトナー像を保持する感光体と、感光体の表面を帯電する帯電器と、感光体の表面にトナーを供給する現像器と、感光体に付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、感光体が停止した後、予め定められた条件にて、感光体と帯電器との位置関係、および/または感光体とクリーニングユニットとの位置関係を変化させる手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
用紙に転写されるトナー像を保持する感光体と、
前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
前記感光体の表面にトナーを供給する現像器と、
前記感光体に付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、
前記感光体が停止した後、予め定められた条件にて、当該感光体と前記帯電器との位置関係、および/または当該感光体と前記クリーニングユニットとの位置関係を変化させる手段と、
を備える画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体が停止してから予め定められた時間が経過したことを条件として当該感光体を予め定められた距離で移動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体を印刷時よりも遅い速度で回転させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体を回転させると共に前記現像器も回転させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記感光体に保持されるトナー像が転写される転写ベルトをさらに備え、
前記感光体を前記予め定められた距離で移動させる際には、前記転写ベルトを当該感光体から離れる位置に移動させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体が停止した後に消費電力を抑えるモードに移行し、予め定められた条件にて、当該感光体と前記帯電器との位置関係および/または前記クリーニングユニットと当該感光体との位置関係を変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記予め定められた条件は、前記帯電器からの放電による前記感光体の変化、および/または前記クリーニングユニットにおける廃トナーからの揮発成分による前記感光体の変化、を抑制するために定められた条件であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
用紙に転写されるトナー像を保持する感光体と、
前記感光体の表面を帯電する帯電器と、
前記感光体の表面にトナーを供給する現像器と、
前記感光体に付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、
前記感光体が停止した後の、当該感光体の表面にある残留電位の上昇、または前記帯電器の放電生成物が当該感光体の表面に付着することによる電気抵抗の低下、を抑制する抑制手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
前記抑制手段は、前記感光体が停止した後、当該感光体を予め定められた条件にて回転させることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記予め定められた条件は、前記感光体を徐々に回転させることであることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボケ画像やカスレ画像などの異常画像を生じにくくすることを課題としている。この課題を解決するために、前回の印刷動作が終了したときから所定時間を超える時間が経過している場合に、印刷動作が開始される前に、感光体を空駆動する制御モードを実行する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-70972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、画像形成装置に用いられる感光体は、印刷終了後、次の印刷指示があるまで停止状態で待機している。この停止状態では、例えば、感光体の表面に付着したトナーを回収するクリーニングユニットと感光体との位置関係が固定されている。この場合、クリーニングユニットの廃トナーから揮発した成分が感光体の表面に吸収されることがある。この廃トナーから揮発した成分により、感光体の表面にある残留電位が上昇することで、異常画像が生じることがある。また、例えば、帯電器と感光体との位置関係が固定されている場合には、帯電器の放電生成物が感光体の表面に付着し、高湿下で表面の吸着水に放電生成物が溶解し電気抵抗が下がることで、異常画像が生じることがある。
本発明は、印刷が開始されるまでに感光体と帯電器および/またはクリーニングユニットとの位置関係が変化しない場合に比べて、異常画像の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、用紙に転写されるトナー像を保持する感光体と、前記感光体の表面を帯電する帯電器と、前記感光体の表面にトナーを供給する現像器と、前記感光体に付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、前記感光体が停止した後、予め定められた条件にて、当該感光体と前記帯電器との位置関係、および/または当該感光体と前記クリーニングユニットとの位置関係を変化させる手段と、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体が停止してから予め定められた時間が経過したことを条件として当該感光体を予め定められた距離で移動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体を印刷時よりも遅い速度で回転させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体を回転させると共に前記現像器も回転させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記感光体に保持されるトナー像が転写される転写ベルトをさらに備え、前記感光体を前記予め定められた距離で移動させる際には、前記転写ベルトを当該感光体から離れる位置に移動させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記位置関係を変化させる手段は、前記感光体が停止した後に消費電力を抑えるモードに移行し、予め定められた条件にて、当該感光体と前記帯電器との位置関係および/または前記クリーニングユニットと当該感光体との位置関係を変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記予め定められた条件は、前記帯電器からの放電による前記感光体の変化、および/または前記クリーニングユニットにおける廃トナーからの揮発成分による前記感光体の変化、を抑制するために定められた条件であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、用紙に転写されるトナー像を保持する感光体と、前記感光体の表面を帯電する帯電器と、前記感光体の表面にトナーを供給する現像器と、前記感光体に付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、前記感光体が停止した後の、当該感光体の表面にある残留電位の上昇、または前記帯電器の放電生成物が当該感光体の表面に付着することによる電気抵抗の低下、を抑制する抑制手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記抑制手段は、前記感光体が停止した後、当該感光体を予め定められた条件にて回転させることを特徴とする請求項8の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記予め定められた条件は、前記感光体を徐々に回転させることであることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、印刷が開始されるまでに感光体と帯電器および/またはクリーニングユニットとの位置関係が変化しない場合に比べて、異常画像の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、異常画像の発生を抑制できる条件下で、位置関係を変化させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、感光体を印刷時よりも遅い速度で回転させない場合と比べて、感光体を動かす距離を正確に制御できる。
請求項4に記載の発明によれば、現像器を回転させない場合と比べて、感光体と現像器との摩擦によって生じる感光体の傷を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、感光体と転写ベルトとの摩擦によって生じる感光体の傷を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、消費電力を抑制しつつ、異常画像の発生を抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、感光体と帯電器および/またはクリーニングユニットとの間に生じる事象に起因する異常画像の発生を抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、感光体と帯電器および/またはクリーニングユニットとの間に生じる事象に起因する異常画像の発生を抑制した画像形成装置を提供することができる。
請求項9、10に記載の発明によれば、抑制手段による抑制効果を簡易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態における画像形成装置を説明する図である。
画像形成ユニットの拡大図である。
本実施の形態における感光体の回転制御を実施させる場合の各モードにおけるタイミングチャートである。
本実施の形態における通常モードにおける感光体の回転制御のフローチャートである。
本実施の形態における省電力モードにおける感光体の回転制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔画像形成装置の説明〕
図1は、本実施の形態における画像形成装置1を説明する図である。
本実施の形態に係る画像形成装置1は、給紙ユニット1Aと、印刷ユニット1Bと、排紙ユニット1Cとを備える。
給紙ユニット1Aは、記録媒体の一例としての用紙Pを収容する第1用紙収容部11~第4用紙収容部14を備える。
また、給紙ユニット1Aには、第1用紙収容部11~第4用紙収容部14の各々に対応して設けられ、各用紙収容部に収容された用紙Pを印刷ユニット1Bに接続された搬送経路に送り出す送り出しロール15~18が設けられている。
【0009】
印刷ユニット1Bは、用紙Pに画像を形成する画像形成部20を備える。また、印刷ユニット1Bには、画像形成装置1の各部を制御する制御部21が設けられている。
また、印刷ユニット1Bは、画像処理部22を備える。画像処理部22は、画像読取装置4やパーソナルコンピュータ(PC)5から送信されてきた画像データに対して画像処理を施す。
また、印刷ユニット1Bには、タッチパネルなどから構成され、ユーザに対する情報の通知を行うとともにユーザからの情報の入力を受け付けるUI(User Interface)23が設けられている。
【0010】
画像形成部20には、一定の間隔を置いて並列的に配置される6つの画像形成ユニット30T,30P,30Y,30M,30C,30K(以下、単に「画像形成ユニット30」と称する場合がある)が設けられている。
各画像形成ユニット30は、用紙Pに転写されるトナー像を保持する感光体31、感光体31の表面を帯電する帯電器32、感光体31上に形成された静電潜像を現像し、感光体31の表面にトナーを供給する現像器33、感光体31の表面のトナー等を除去し、廃トナーとして回収するクリーニングユニット34を備える。感光体31は、後述する回転機構60(図2参照)により矢印A方向に回転する。なお、図1では、帯電器32として、いわゆる非接触型方式で用いられるスコロトロンを図示しているが、いわゆる接触型方式で用いられる帯電ローラーを用いてもよい
(【0011】以降は省略されています)

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