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公開番号
2025094509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210098
出願日
2023-12-13
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250618BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】定着工程を経て生じる水分により発生する結露に起因する画像不良の発生を抑制すること。
【解決手段】画像形成装置100が設置された環境の温度を検知する環境温度センサ301と、記録材P上に形成されたトナー像を加熱加圧することにより定着する定着装置30と、定着装置30の温度を検知する定着温度センサ39と、定着温度センサ39の検知結果に基づいて定着装置30を制御する制御部200と、を備え、制御部200は、定着装置30の加熱動作が終了した後に、環境温度センサ301の検知結果に基づき推定される第1温度と、定着温度センサ39の検知結果に基づく第2温度と、の比較を行い、第2温度が第1温度よりも低い場合に、画像形成装置100内の結露を除去する結露除去動作を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記画像形成装置が設置された環境の温度を検知する第1検知手段と、
記録材上に形成されたトナー像を加熱加圧することにより定着する定着装置と、
前記定着装置の温度を検知する第2検知手段と、
前記第2検知手段の検知結果に基づいて前記定着装置を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記定着装置の加熱動作が終了した後に、前記第1検知手段の検知結果に基づき推定される第1温度と、前記第2検知手段の検知結果に基づく第2温度と、の比較を行い、前記第2温度が前記第1温度よりも低い場合に、前記画像形成装置内の結露を除去する結露除去動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記定着装置は、加熱部材と、前記加熱部材と接触し前記加熱部材により加熱される第1回転体と、前記第1回転体とともにニップ部を形成する第2回転体と、を有し、
前記第2検知手段は、前記加熱部材、前記第1回転体及び前記第2回転体のいずれかの温度を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記定着装置の加熱動作が終了してから前記比較を行う際の前記第2温度を検知するまで、前記第2回転体を回転駆動することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2検知手段は、前記加熱部材の温度を検知することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記定着装置は、加熱部材と、前記加熱部材と接触し前記加熱部材により加熱される第1回転体と、前記第1回転体とともにニップ部を形成する第2回転体と、を有し、
前記第2検知手段は、前記第1回転体の温度を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2検知手段は、前記第1回転体の回転方向における下流側に配置されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
外気を吸気し前記定着装置を冷却する冷却部材を備え、
前記制御手段は、前記冷却部材を動作させることで前記結露除去動作を実行することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成する電子写真プリンタ、電子写真複写機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、感光ドラム上に形成したトナー像を記録材上に転写した後に、像加熱装置の一例である定着装置により記録材にトナー像を定着させている。これらの画像形成装置で、装置内に結露が生じた場合には、画像濃度が変化するなどといった画像品質の低下が生じる恐れがある。そこで例えば特許文献1では、画像形成装置の設置環境の温湿度を検知する温湿度検知素子と装置内の温度を検知する温度検知素子により、装置内の結露の発生を予測し画像品質の低下を軽減する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-124824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置の内外の温度を検知し、その差分から装置内の結露の発生を検出する構成では、定着排出部より画像形成装置内に流入する外気があった場合には、装置内に結露が発生し画像品質の低下が生じるおそれがある。外気が装置内に流入するケースとしては、例えば空調設備による風があげられる。室内の空気の循環のために設置される扇風機やサーキュレータ、天井に設置されたシーリングファン、エアコンなどの所謂送風機からの風が画像形成装置の排出口に当たり、排出口から外気が装置内に流入する場合がある。
【0005】
トナー像が形成された記録材を加熱、加圧することで定着する画像形成装置では、定着過程において記録材が吸湿していた水分が記録材から放出される。定着器付近の雰囲気は、定着器から生じる熱により温度が高く、飽和水蒸気圧が高いため、記録材から生じた水分の多くは雰囲気中に吸収される。これらの水分を多く含有した空気が、排出口から流入する外気に押されるために装置外に排気されずに、装置内に入り込む場合がある。定着器付近で水分を多く含有した比較的高温の空気が、装置内部で降温し、露点を下回る温度になると装置内に結露が生じる場合がある。上述のようにして生じる装置内の結露は、記録材が定着工程を経ることで生じる水分により発生するため、装置内外の温度差の有無に関わらずに発生する。つまり、装置内外の温度差によって生じる結露とは異なり、装置内外の温度から結露の発生を予測することが難しい。特に感光ドラム表面が結露すると、結露した水分により感光ドラム表面の電気抵抗が低くなるため、帯電時に過剰に電流が供給されることで感光ドラムの電位が通常よりも高く(絶対値が大きく)なってしまう。その結果、レーザーによる露光で静電潜像を正常に形成できず画像濃度が低下する画像不良(以下、濃度薄とする。)が発生する場合がある。更に、結露が進行すると結露した水分により現像ローラ上のトナーが感光ドラムへ転移する画像不良(以下、カブリとする)を招く場合もある。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、定着工程を経て生じる水分により発生する結露に起因する画像不良の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0008】
(1)記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成装置が設置された環境の温度を検知する第1検知手段と、記録材上に形成されたトナー像を加熱加圧することにより定着する定着装置と、前記定着装置の温度を検知する第2検知手段と、前記第2検知手段の検知結果に基づいて前記定着装置を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記定着装置の加熱動作が終了した後に、前記第1検知手段の検知結果に基づき推定される第1温度と、前記第2検知手段の検知結果に基づく第2温度と、の比較を行い、前記第2温度が前記第1温度よりも低い場合に、前記画像形成装置内の結露を除去する結露除去動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、定着工程を経て生じる水分により発生する結露に起因する画像不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1、2の画像形成装置の概要を示す図
実施例1、2の制御ブロック図
実施例1の定着装置の断面模式図
実施例1のヒータの模式図
実施例1の結露環境検知動作を行うフローチャート
実施例1の検証での設置環境を説明する図
実施例1の結露環境検知動作を説明する図
実施例1の効果を説明する図
実施例1の検証において濃度薄が発生するメカニズムを説明する図
実施例2の定着装置の断面模式図
実施例2の定着温度センサの模式図
実施例2の結露環境検知動作を説明する図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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