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公開番号
2025078392
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190930
出願日
2023-11-08
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250513BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ダウンタイムの削減と画像品質の維持とを両立する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙に画像を形成するプリンタ20と、用紙に形成されたパターン画像を読み取るインラインセンサ(215)と、インラインセンサ(215)によるパターン画像の読取結果に基づいて画像形成条件を補正する実測制御と、所定のモデルにより予測した予測値に基づいて画像形成条件を補正する予測制御とを実行することができるコントローラ1200と、を備える。コントローラ1200は、プリンタ20が非画像形成状態から画像形成状態に移行する際に、移行直後のプリンタ20の状態と移行前から移行時の設定情報に基づいて、実測制御と予測制御とのいずれを実行するかを選択可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙に形成されたパターン画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段による前記パターン画像の読取結果に基づいて画像形成条件を補正する実測制御と、所定のモデルにより予測した予測値に基づいて前記画像形成条件を補正する予測制御とを実行することができる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像形成手段が非画像形成状態から画像形成状態に移行する際に、移行直後の前記画像形成手段の状態と移行前から移行時の設定情報に基づいて、前記実測制御と前記予測制御とのいずれを実行するかを選択可能であることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前回の画像形成終了時から現在までの非画像形成状態の時間に基づいて、前記実測制御と前記予測制御とのいずれを実行するかを選択可能であることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記非画像形成状態の時間が所定時間以上であれば前記実測制御を選択し、前記非画像形成状態の時間が所定時間未満であれば前記予測制御を選択することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記予測制御として第1の予測制御と第2の予測制御とを行うことができ、
前記制御手段は、前回の画像形成終了時から現在までの非画像形成状態の時間と温度とに基づいて、前記実測制御と前記第1の予測制御と前記第2の予測制御とのいずれを実行するかを選択可能であることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記非画像形成状態の時間が所定時間以上であれば前記実測制御を選択し、前記非画像形成状態の時間が所定時間未満且つ前回の画像形成終了時から現在まで温度差が所定温度差以上であれば前記第1の予測制御を選択し、前記非画像形成状態の時間が所定時間未満且つ前記温度差が所定温度差未満であれば前記第2の予測制御を選択することを特徴とする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記予測制御として第1の予測制御と第2の予測制御とを行うことができ、
前記制御手段は、前回の画像形成終了時から現在までの非画像形成状態の時間と湿度とに基づいて、前記実測制御と前記第1の予測制御と前記第2の予測制御とのいずれを実行するかを選択可能であることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記非画像形成状態の時間が所定時間以上であれば前記実測制御を選択し、前記非画像形成状態の時間が所定時間未満且つ前回の画像形成終了時から現在まで湿度差が所定湿度差以上であれば前記第1の予測制御を選択し、前記非画像形成状態の時間が所定時間未満且つ前記湿度差が所定湿度差未満であれば前記第2の予測制御を選択することを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記実測制御は、前記パターン画像の読取結果に基づいて画像濃度を補正する制御であり、
前記第1の予測制御は、前記画像形成手段の環境情報により予測される画像濃度に基づいて、最大濃度を含む全階調の画像濃度を補正する制御であり、
前記第2の予測制御は、前記画像形成手段の環境情報により予測される画像濃度に基づいて、最大濃度を除く全階調の画像濃度を補正する制御であることを特徴とする、
請求項5又は7記載の画像形成装置。
【請求項9】
ユーザによる入力を受け付ける操作手段をさらに備え、
前記操作手段により前記実測制御、前記第1の予測制御、及び前記第2の予測制御の有効化と非有効化とが選択可能になっていることを特徴とする、
請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記実測制御、前記第1の予測制御、及び前記第2の予測制御のすべての非有効化が選択できないようになっていることを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、環境変動や部品の経時変化により、形成する画像の最大濃度や階調特性が変化する。そのために画像形成装置は、キャリブレーションを実行することで、最大濃度を目標濃度に維持し、且つ階調特性を目標特性に維持する。特許文献1は、用紙に形成した階調パターンの読取結果を画像形成条件にフィードバックすることでキャリブレーションを行う画像形成装置を開示する。特許文献2、3は、環境条件と画像形成装置に設定されている画像形成条件とを入力値として、電源投入直後や節電モードからの復帰直後の画像の濃度を予測する構成を提案する。予測結果に基づいて、最大濃度を目標濃度に維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-238341号公報
特開2019-056760号公報
特開2020-091427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像濃度や階調特性等の画像品質の変化要因として、放置状態(非画像形成状態)からの復帰があげられる。例えば、放置前後における環境変動、電源投入時からの復帰時、節電状態からの復帰時等が上記の要因としてあげられる。画像品質を維持するためのキャリブレーションには、特許文献1のようなパターン画像の読取結果(測定結果)に応じて画像形成条件を更新する「実測制御」がある。実測制御は、品質の維持に適しているが、ダウンタイムが長く、生産性に影響を及ぼす。
【0005】
ダウンタイムを短縮するために、実測制御を行わずに、特許文献2、3のような放置時間に応じて画像濃度を予測し、予測した画像濃度に基づいて画像形成条件を更新する「予測制御」がある。予測制御は、予め決められたモデルを用いて画像濃度を予測しており、外乱に弱く、予測結果と実測結果とに大きな乖離が発生することがある。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑み、ダウンタイムの削減と画像品質の維持とを両立する画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記用紙に形成されたパターン画像を読み取る読取手段と、前記読取手段による前記パターン画像の読取結果に基づいて画像形成条件を補正する実測制御と、所定のモデルにより予測した予測値に基づいて前記画像形成条件を補正する予測制御とを実行することができる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像形成手段が非画像形成状態から画像形成状態に移行する際に、移行直後の前記画像形成手段の状態と移行前から移行時の設定情報に基づいて、前記実測制御と前記予測制御とのいずれを実行するかを選択可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ダウンタイムの削減と画像品質の維持とを両立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
システムの構成図。
画像形成装置のハードウェア構成図。
機械学習サーバの構成図。
画像形成装置の断面図。
システムの機械学習を行うための機能ブロック図。
(a)、(b)は、学習モデルの説明図。
(a)~(c)は、プリンタ制御部の説明図。
画像濃度補正制御を表すフローチャート。
予測濃度特性の作成処理の説明図。
合成テーブルの説明図。
作成モードの選択処理を表すフローチャート。
各条件の各モードによる確認結果を示す表。
作成モードの選択処理を表すフローチャート。
各条件の各モードによる確認結果を示す表。
操作部の説明図。
設定画面の例示図。
画像濃度補正制御の有効可否を選択する際の組合せ表。
画像濃度補正制御の選択処理を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置について説明するが、本発明は、インクジェットプリンタや昇華型プリンタ等にも適用可能である。つまり、本発明は、環境条件等の変動に相関して画像濃度が変動してしまう画像形成装置に適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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