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公開番号2025102137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219393
出願日2023-12-26
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250701BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着部及びその周辺でジャムが発生した場合に、残紙の位置を明確に特定してジャム処理を容易に行うこと。
【解決手段】加熱機能を有した加熱ローラーを含む加熱部と加熱機能を有していない加圧ローラーを含む加圧部との間に定着ニップが形成された定着部と、定着部の上流側の所定の第1搬送位置及び定着部の下流側の所定の第2搬送位置において用紙を検出する搬送センサーと、加圧ローラーの温度を検出する温度センサーと、搬送センサーの検出結果及び温度センサーの検出結果に基づいて、用紙の搬送状態を判断する判断部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
加熱機能を有した加熱ローラーを含む加熱部と加熱機能を有していない加圧ローラーを含む加圧部との間に定着ニップが形成された定着部と、
前記定着部の上流側の所定の第1搬送位置及び前記定着部の下流側の所定の第2搬送位置において用紙を検出する搬送センサーと、
前記加圧ローラーの温度を検出する温度センサーと、
前記搬送センサーの検出結果及び前記温度センサーの検出結果に基づいて、用紙の搬送状態を判断する判断部と、を備える、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記温度センサーは、前記加圧ローラーにおける前記定着ニップの出口側の所定の回転位置の温度を検出し、
前記所定の回転位置から前記定着ニップまでの距離は、前記所定の第2搬送位置から前記定着ニップまでの距離よりも短い、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記判断部は、
用紙の先端が前記所定の第1搬送位置を通過してから、用紙の先端が前記定着ニップに到達したことを確認するための所定の到達時間経過後に、前記温度センサーの検出結果の変化に基づいて、用紙が前記定着ニップに到着する前の未到着ジャムが発生しているか否かを判断する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記判断部は、
前記所定の到達時間経過後に、前記加圧ローラーの温度が上昇する場合には、未到着ジャムが発生していると判断する、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
用紙の先端が前記所定の第1搬送位置を通過してから、用紙の先端が前記所定の第2搬送位置を通過すると推定される所定の先端通過時間経過後に、前記所定の第2搬送位置において用紙無しが検出されたことを条件として、前記温度センサーの検出結果の変化に基づいて、用紙が前記加熱部側に巻き付く加熱側巻き付きジャム、又は用紙が前記加圧部側に巻き付く加圧側巻き付きジャムのいずれかのジャムが発生しているか判断する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記判断部は、
前記所定の先端通過時間経過後に、前記所定の第2搬送位置において用紙無しが検出されたことを条件として、前記加圧ローラーの温度がジャムの種類を判断するための基準値よりも大きく下降する場合には、加圧側巻き付きジャムが発生していると判断すると共に、前記加圧ローラーの温度が前記基準値よりも小さく下降する場合には、加熱側巻き付きジャムが発生していると判断する、
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記判断部は、
用紙の先端が前記所定の第1搬送位置を通過してから、用紙の先端が前記所定の第2搬送位置を通過すると推定される所定の先端通過時間経過後で、かつ用紙の後端が前記所定の第2搬送位置を通過すると推定される所定の後端通過時間経過前に、前記所定の第2搬送位置において用紙有りが一旦検出されてから用紙無しが検出されたことを条件として、前記温度センサーの検出結果の変化に基づいて、加熱側巻き付きジャム又は加圧側巻き付きジャムのいずれかのジャムが発生しているか判断する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記判断部は、
前記所定の先端通過時間経過後でかつ前記所定の後端通過時間経過前に、前記所定の第2搬送位置において用紙有りが一旦検出されてから用紙無しが検出されたことを条件として、前記加圧ローラーの温度がジャムの種類を判断するための基準値よりも大きく下降する場合には、加圧側巻き付きジャムが発生していると判断すると共に、前記加圧ローラーの温度が前記基準値よりも小さく下降する場合には、加熱側巻き付きジャムが発生していると判断する、
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記判断部は、
用紙の先端が前記所定の第1搬送位置を通過してから、用紙の後端が前記所定の第2搬送位置を通過すると推定される所定の後端通過時間経過後に、前記所定の第2搬送位置において用紙有りが検出されたことを条件として、用紙が前記所定の第2搬送位置に残留する残留ジャムが発生していると判断する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記判断部は、用紙が前記定着ニップに到達しない未到着ジャム、用紙が前記加熱部側に巻き付く加熱側巻き付きジャム、用紙が前記加圧部側に巻き付く加圧側巻き付きジャム、又は用紙が前記所定の第2搬送位置に残留する残留ジャムのいずれかのジャムが発生していると判断し、
未到着ジャム、加圧側巻き付きジャム、加熱側巻き付きジャム、又は残留ジャムのいずれかのジャムが発生していると判断された場合に、その判断結果に基づいて残紙の位置を報知する報知部を更に備える、
請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置においては、用紙の物性等によって定着部に巻き付きジャムが発生する場合がある。定着部及びその付近において巻き付きジャム等のジャムが発生したか否かを判断するために、例えば特許文献1に記載の従来の画像形成装置では、次のような構成が採られている。
【0003】
定着部の上流側には、定着部の上流側の所定の第1搬送位置においてシートの有無を検出する第1シートセンサが設けられている。定着部の下流側には、定着部の下流側の所定の第2搬送位置においてシートの有無を検出する第2シートセンサが設けられている。定着部において加熱機能を有した第1定着部材に対向する位置には、第1定着部材の温度を検出する温度センサーが設けられている。制御部は、第1シートセンサの検出結果及び第2シートセンサの検出結果に基づいて、所定の第1搬送位置付近、所定の第2搬送位置付近、又はこれらの搬送位置の間において、ジャムが発生したか否か判断する。制御部は、温度センサーの検出結果に基づいて、シートが第1定着部材側に巻き付く巻き付きジャムが発生したか否か判断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-71368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一般に定着部及びその周辺で発生し得るジャムには様々な態様があるが、上記従来の画像形成装置においては、判別可能なジャムの態様数が少ないという課題がある。例えば巻き付きジャムに関して、上記従来の画像形成装置では、シートが、加熱機能を有した第1定着部材に巻き付く態様しか判別できない。そのため、所定の第1搬送位置と所定の第2搬送位置との間においてジャムが発生した場合に、残紙の位置を明確に特定することができず、ジャム処理に手間と時間を要するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、定着部及びその周辺でジャムが発生した場合に、残紙の位置を明確に特定してジャム処理を容易に行うことができる、画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置の一態様は、
加熱機能を有した加熱ローラーを含む加熱部と加熱機能を有していない加圧ローラーを含む加圧部との間に定着ニップが形成された定着部と、
前記定着部の上流側の所定の第1搬送位置及び前記定着部の下流側の所定の第2搬送位置において用紙を検出する搬送センサーと、
前記加圧ローラーの温度を検出する温度センサーと、
前記搬送センサーの検出結果及び前記温度センサーの検出結果に基づいて、用紙の搬送状態を判断する判断部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、定着部及びその周辺でジャムが発生した場合に、残紙の位置を明確に特定してジャム処理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す模式的な図である。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の定着部及びその周辺の構成を示す模式的な図である。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。
図4は、加圧ローラーの所定の回転位置の温度と時間との関係を示す図である。
図5は、加圧側巻き付きジャムが発生した様子を示す模式的な図である。
図6は、加熱側巻き付きジャムが発生した様子を示す模式的な図である。
図7は、用紙の搬送状態の判断処理を説明するためのフローチャートである。
図8は、用紙の搬送状態の判断処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、上流側とは、用紙の搬送方向の上流側のことであり、下流側とは、搬送方向の下流側のことである。
(【0011】以降は省略されています)

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