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公開番号
2025102969
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2025062228,2021042423
出願日
2025-04-04,2021-03-16
発明の名称
階調露光用ネガ型レジスト組成物
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250701BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】電子線、イオンビーム、又はEUVの照射によるパターン形成においてアルカリ現像が可能で、露光量の大きさに応じて凸部の高さを制御しやすく階調露光に適し、且つ解像力に優れた3次元パターンを形成可能な、階調露光用ネガ型レジスト組成物の提供。
【解決手段】フェノール性水酸基を1分子中に2個以上有し、フェノール性水酸基のオルト位にヒドロキシメチル基、及びアルコキシメチル基よりなる群から選択される1種以上の置換基を1分子中に2個以上有する分子量400~2500のフェノール性化合物(A)と、有機塩基性化合物(B)とを含有するネガ型レジスト組成物であって、ネガ型レジスト組成物の全固形分中における前記フェノール性化合物(A)の含有量が70重量%以上であり、酸発生剤を実質的に含有しない、非化学増幅型である階調露光用ネガ型レジスト組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フェノール性水酸基を1分子中に2個以上有し、フェノール性水酸基のオルト位にヒドロキシメチル基、及びアルコキシメチル基よりなる群から選択される1種以上の置換基を1分子中に2個以上有する分子量400~2500のフェノール性化合物(A)と、有機塩基性化合物(B)とを含有するネガ型レジスト組成物であって、当該ネガ型レジスト組成物の全固形分中における前記フェノール性化合物(A)の含有量が70重量%以上であり、酸発生剤の含有量は、前記フェノール性化合物(A)100質量部に対し、1質量部未満である、非化学増幅型である、階調露光用ネガ型レジスト組成物。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記有機塩基性化合物(B)が、水酸基を含有する有機塩基性化合物である、請求項1に記載の階調露光用ネガ型レジスト組成物。
【請求項3】
前記有機塩基性化合物(B)が、分子量400未満である、請求項1又は2に記載の階調露光用ネガ型レジスト組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、3次元モールドの製造方法、及び階調露光用ネガ型レジスト組成物に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子や表示素子の製造においては、リソグラフィー技術の進歩により急速にパターンの微細化が進んでおり、高解像力が求められている。
微細化の手法としては、一般に、露光光源の短波長化が行われており、現在用いられているKrFエキシマレーザー光に加え、ArF、F
2
、EUV、X線、電子線やその他の荷電粒子線等を露光光として用いたリソグラフィーが提案されている。
【0003】
また、従来のリソグラフィー技術に替わる技術が模索されており、その1つとして、例えば電子線照射によってモールドを作製し、当該モールドを用いてナノインプリントリソグラフィーを行う技術が挙げられる。当該ナノインプリントリソグラフィーでは、ナノメートルサイズのパターンが予め形成された原版のモールド(型)を基体上の樹脂材料に押し付けて型を転写し、これによって微細な凹凸パターンを形成する。
ナノインプリントリソグラフィーにおいては、製品の精度を決定する点から、モールド(型)が最も重要である。そのため、ナノインプリントリソグラフィーの原版となるモールドに対して、高解像力のモールドの製造方法が望まれ、また、当該モールドの製造に用いることができる高解像力を持つレジスト材料の開発が望まれている。
【0004】
従来、例えば電子線照射による微細加工法は、ラインアンドスペースのように、高さ乃至深さが同じ2次元パターン作製が主流であり、高さ、深さ、線幅等が変化した3次元モールドパターン作製に適用する例は少なかった。
例えば特許文献1には、基体上にオルガノポリシロキサンで構成されるレジスト層を有する被加工体の該レジスト層に電子線を照射する照射工程と、電子線を照射した後のレジスト層を現像してレジスト層に凹凸部を形成する現像工程と、を有し、前記照射工程では、1次電子は前記基板に到達せず且つ2次電子は前記基板に到達するような加速電圧で照射する工程を含むことを特徴する3次元モールドの製造方法が開示されている。
しかしながら特許文献1の3次元モールドの製造方法では、オルガノポリシロキサンの感度が低い為、実現可能な露光量下では、低加速電圧を使用せざる得ない問題があった。
また低加速電圧により、解像性能が劣化する、薄膜レジストしか取り扱えないという問題があった。
【0005】
レジスト材料としては、例えば特許文献2に、高解像度、高感度であり、水または水溶液中で現像可能であり、化学増幅されていない、ネガ型階調のフォトレジストを提供することを目的として、ポリ(メタクリル酸メトキシエトキシエチル)等のポリマーのペンダント・エステル基中の炭素-酸素結合の転位に基づき、ポリマー鎖間を架橋する、フォトレジストが開示されている。
しかしながら、このようなアルカリ現像性と架橋性を有する高分子材料を用いる場合、現像時に膨潤が生じ易く、且つ、分子量が大きく、分子量分布が広いため、解像力の低減には限界があり、階調露光に適したレジスト材料の更なる開発が求められていた。
【0006】
そこで、レジスト基質となるアルカリ可溶性樹脂として、低分子材料の開発が行われてきている。
本出願人は、真空中の露光後線幅安定性が高く、高解像力で 、低ラインエッジラフネスのパターンを得ることができる化学増幅型、もしくは非化学増幅型ネガ型レジスト組成物として、フェノール性水酸基を1分子中に2個以上有し、フェノール性水酸基のオルト位にヒドロキシメチル基、及びアルコキシメチル基よりなる群から選択される1種以上の置換基を1分子中に1個以上有する分子量400~2500のフェノール性化合物(A)を含有するネガ型レジスト組成物であって、当該ネガ型レジスト組成物の全固形分中における前記フェノール性化合物(A)の含有量が70質量%以上である、ネガ型レジスト組成物を開示している(特許文献3)。
しかしながら、特許文献3には、階調露光を行うことや、高さの異なる凸部、及び、傾斜面を有する凸部、の少なくとも1種を備えた凹凸パターンを形成することは一切記載されていない。
また、特許文献3に記載されている塩基性化合物は、化学増幅型ネガ型レジスト組成物において、酸発生剤から発生した酸の拡散を抑制するためのクエンチャーとして記載されているに過ぎない。非化学増幅型ネガ型レジスト組成物において、酸発生剤を用いずに、フェノール性化合物(A)に塩基性化合物を組み合わせることは一切記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-293046号公報
特開2001-92135号公報
特許第5083478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
3次元パターンを製造するためのレジストには、例えば電子線等の露光量に応じて、すなわち、グレースケールで露光する階調露光に応じて、加工高さ(加工深さ)を制御できるアナログ性が必要である。
しかしながら、従来の化学増幅型ネガ型レジスト組成物は、酸発生剤により高感度化されているものの、露光量に応じて加工高さを制御し難く、階調露光には適していなかった。
また、従来知られていた露光量に応じて加工高さを制御しやすいレジスト材料は、解像力が低かった。
【0009】
上記実情に鑑み、本開示の第一の目的は、高さの異なる凸部、及び、傾斜面を有する凸部、の少なくとも1種を備えた凹凸パターン形状を有する3次元モールドを、高解像度で、製造する方法を提供することである。
また、本開示の第二の目的は、電子線、イオンビーム、又はEUVの照射によるパターン形成においてアルカリ現像が可能で、露光量の大きさに応じて凸部の高さを制御しやすく階調露光に適し、且つ解像力に優れた3次元パターンを形成可能な、階調露光用ネガ型レジスト組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の1実施形態は、高さの異なる凸部、及び、傾斜面を有する凸部、の少なくとも1種を備えた凹凸パターン形状を有する3次元モールドの製造方法であって、
フェノール性水酸基を1分子中に2個以上有し、フェノール性水酸基のオルト位にヒドロキシメチル基、及びアルコキシメチル基よりなる群から選択される1種以上の置換基を1分子中に2個以上有する分子量400~2500のフェノール性化合物(A)を含有するネガ型レジスト組成物であって、当該ネガ型レジスト組成物の全固形分中における前記フェノール性化合物(A)の含有量が70重量%以上であり、酸発生剤を実質的に含有しない、非化学増幅型であるネガ型レジスト組成物を基板上に塗布した後、加熱処理し、レジスト膜を形成する工程、及び
前記レジスト膜を、階調露光し、現像する工程、を含む3次元モールドの製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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