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公開番号2025088684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024055754
出願日2024-03-29
発明の名称加熱装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】面状ヒータ、ホルダ、ステーが組付けられた状態のものに対して、フランジ部材を正常に組み付ける。
【解決手段】フランジ部材42は、定着ベルト22の内周面に対向可能に形成された筒状部42aと、定着ベルト22の端面に接触可能に形成されて定着ベルト22の幅方向の移動を規制する規制部42bと、筒状部42aと規制部42bとに跨るようにニップ部に相当する部分に形成された切欠き部42cと、規制部42bにおける幅方向の外側の位置において切欠き部42cを塞ぐように橋設された橋状部42b2と、が設けられている。そして、橋状部42b2と面状ヒータ24とのギャップMが、ホルダ23において面状ヒータ24が嵌合する凹部23aの深さNよりも小さくなるように構成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
幅方向に延在する面状ヒータと、
前記面状ヒータによって加熱されるベルト部材と、
前記ベルト部材を介して前記面状ヒータに圧接することでシートが搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
前記面状ヒータを幅方向にわたって保持するホルダと、
前記ホルダを保持するステーと、
前記ステーの幅方向両端部をそれぞれ保持するとともに、前記ベルト部材の幅方向両端部を保持可能な一対のフランジ部材と、
前記一対のフランジ部材を、それぞれ、前記加圧回転体との距離を変化させる方向に移動可能に保持する筐体と、
前記一対のフランジ部材を、それぞれ、前記加圧回転体に近づく方向に付勢する付勢部材と、
を備え、
前記一対のフランジ部材のうち少なくとも一方のフランジ部材は、
前記ベルト部材の内周面に対向可能に形成された筒状部と、
前記ベルト部材の端面に接触可能に形成されて、前記ベルト部材の幅方向の移動を規制する規制部と、
前記筒状部と前記規制部とに跨るように前記ニップ部に相当する部分に形成された切欠き部と、
前記規制部における前記幅方向の前記筒状部の外側の位置において、前記切欠き部を塞ぐように橋設された橋状部と、
を具備し、
前記橋状部と前記面状ヒータとのギャップが、前記ホルダにおいて前記面状ヒータが嵌合する凹部の深さよりも小さいことを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記ベルト部材と前記面状ヒータと前記ホルダと前記ステーと前記一対のフランジ部材とが、ユニット化されたことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
【請求項3】
前記面状ヒータの電極に接触可能な端子を具備したコネクタが、前記面状ヒータと前記ホルダとを挟み込むように所定の装着方向から装着されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
【請求項4】
前記コネクタは、前記フランジ部材の近傍に設置され、
前記フランジ部材の前記橋状部は、前記コネクタの前記装着方向に直交する方向の移動を制限する突起部が、前記装着方向において前記端子が前記電極に接触する部分とは異なる位置に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
【請求項5】
前記突起部は、前記装着方向において前記接触する部分を挟むように2つ形成されたことを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
【請求項6】
前記突起部は、前記装着方向の下流側に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
【請求項7】
前記フランジ部材は、
シートの搬送方向に対応する方向の長さが、前記ホルダの前記搬送方向に対応する方向の長さに比べて、長く、
前記加圧回転体が圧接する加圧方向に対応する方向の厚みが、前記ホルダの前記加圧方向に対応する方向の厚みに比べて、厚いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
【請求項8】
前記フランジ部材は、前記面状ヒータが保持された状態の前記ホルダに対して相対的に移動して装着されるときに、前記ホルダに前記面状ヒータが嵌合されるように付勢可能な弾性体を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
【請求項9】
前記面状ヒータを前記加圧回転体の側に押し付ける押し付け部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
【請求項10】
前記押し付け部材は、前記面状ヒータにおいて前記ニップ部を形成する面に対して反対側の面を付勢するサーミスタ又はサーモスタットであることを特徴とする請求項9に記載の加熱装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、面状ヒータを備えた定着装置などの加熱装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置における定着装置(加熱装置)おいて、定着ベルトを加熱する加熱手段として面状ヒータ(発熱抵抗体)を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1の定着装置は、定着ベルト、加圧ローラ(加圧回転体)、定着ベルトを介して加圧ローラに圧接する面状ヒータ(ヒータ)、面状ヒータを保持するホルダ(ヒータホルダ)、ホルダを保持・補強するステー、ステーの幅方向両端部をそれぞれ保持する一対のフランジ部材(支持部材)、フランジ部材を加圧方向にスライド移動可能に保持する装置フレーム(筐体)、などで形成されている。
そして、駆動手段によって加圧ローラが回転駆動されて、ニップ部における加圧ローラとの摩擦抵抗によって、定着ベルトも加圧ローラの回転にともない従動回転(連れ回り)することになる。
そして、面状ヒータによって定着ベルトが加熱されて、ニップ部に向けて搬送されるシート上のトナー像が、ニップ部にて熱と圧力とを受けてシート上に定着されることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、面状ヒータ、ホルダ、ステーが組付けられた状態のものに対して、フランジ部材を幅方向に相対的に移動させて組み付けるときに、一部が変形した状態のフランジ部材が組み付けられてしまったり、面状ヒータがホルダに正常にセットされていない状態でフランジ部材が組付けられてしまったりしていた。そのため、面状ヒータがニップ部からズレてセットされてしまったり、面状ヒータやホルダなどが破損してしまったりする可能性があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、面状ヒータ、ホルダ、ステーが組付けられた状態のものに対して、フランジ部材を正常に組み付けることができる、加熱装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における加熱装置は、幅方向に延在する面状ヒータと、前記面状ヒータによって加熱されるベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記面状ヒータに圧接することでシートが搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記面状ヒータを幅方向にわたって保持するホルダと、前記ホルダを保持するステーと、前記ステーの幅方向両端部をそれぞれ保持するとともに、前記ベルト部材の幅方向両端部を保持可能な一対のフランジ部材と、前記一対のフランジ部材を、それぞれ、前記加圧回転体との距離を変化させる方向に移動可能に保持する筐体と、前記一対のフランジ部材を、それぞれ、前記加圧回転体に近づく方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記一対のフランジ部材のうち少なくとも一方のフランジ部材は、前記ベルト部材の内周面に対向可能に形成された筒状部と、前記ベルト部材の端面に接触可能に形成されて、前記ベルト部材の幅方向の移動を規制する規制部と、前記筒状部と前記規制部とに跨るように前記ニップ部に相当する部分に形成された切欠き部と、前記規制部における前記幅方向の前記筒状部の外側の位置において、前記切欠き部を塞ぐように橋設された橋状部と、を具備し、前記橋状部と前記面状ヒータとのギャップが、前記ホルダにおいて前記面状ヒータが嵌合する凹部の深さよりも小さいものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、面状ヒータ、ホルダ、ステーが組付けられた状態のものに対して、フランジ部材を正常に組み付けることができる、加熱装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
定着装置を示す構成図である。
定着装置を示す斜視図である。
定着装置における定着側ユニットを示す斜視図である。
定着装置を示す分解図である。
面状ヒータを示す図である。
面状ヒータを保持するホルダにコネクタが装着された状態を示す斜視図である。
コネクタ、ホルダ、フランジ部材、ステーを示す分解図である。
フランジ部材を示す斜視図である。
フランジ部材を切欠き部の側からみた図である。
フランジ部材、ステー、ホルダ、面状ヒータを軸方向にみた側面図である。
ステーに保持されたホルダに面状ヒータが正常に組付けられた状態のものに、フランジ部材が装着される動作を示す図である。
ステーに保持されたホルダに面状ヒータが乗り上げて組付けられた状態のものに、フランジ部材が装着される動作を示す図である。
比較例として、ステーに保持されたホルダに面状ヒータが乗り上げて組付けられた状態のものに、面状ヒータとのギャップが大きくなる橋状部が設けられたフランジ部材が装着される動作を示す図である。
定着装置の一部を軸方向にみた概略図である。
比較例としての、定着装置の一部を軸方向にみた概略図である。
変形例1としての、面状ヒータを保持するホルダが設置されたフランジ部材にコネクタが装着された状態を軸方向にみた側面図である。
図17の別形態としての、面状ヒータを保持するホルダが設置されたフランジ部材にコネクタが装着された状態を軸方向にみた側面図である。
変形例2としての、ステーに保持されたホルダに面状ヒータが乗り上げて組付けられた状態のものに、フランジ部材が装着される動作を示す図である。
図19の別形態としての、フランジ部材を示す図である。
変形例3としての、面状ヒータが保持されたホルダがステーに保持された状態を示す図である。
変形例4としての、フランジ部材、ステー、ホルダ、面状ヒータを軸方向にみた側面図である。
図22のフランジ部材の比較例を示す側面図である。
変形例5としての、面状ヒータが保持されたホルダがステーに保持された状態を示す図である。
グラフェンの原子結晶構造を示す図である。
グラファイトの原子結晶構造を示す図である。
変形例6としての、フランジ部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱可能(交換可能)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
(【0011】以降は省略されています)

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