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公開番号2025088261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202850
出願日2023-11-30
発明の名称液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズルから吐出される液滴のサイズを大きくすることができる液体吐出ヘッドおよび液体を吐出する装置を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド10は、液体を吐出する複数のノズル14aが配列されたノズル列を有するノズルプレート14と、ノズル14aを開閉する弁部材たるニードル弁8と、ノズル14aを開放する開放位置とノズル14aを塞ぐ閉鎖位置との間でニードル弁8を移動させる移動機構6とを有する複数の液体吐出モジュール1と備えている。移動機構6は、アクチュエータ2と、アクチュエータ2の変位に連動してニードル弁8を移動させるアーム部材3とを備えている。そして、ノズル配列方向から見たとき、アーム部材3の一部がオーバーラップするように複数の液体吐出モジュール1が、ノズル配列方向に互い違いに配列されている。また、アーム部材3は、アクチュエータ2の変位を増幅してニードル弁8を移動させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するノズルプレートと、
前記ノズルを開閉する弁部材と、前記ノズルを開放する開放位置と前記ノズルを塞ぐ閉鎖位置との間で前記弁部材を移動させる移動機構とを有する複数の液体吐出モジュールと、を備えた液体吐出ヘッドにおいて、
前記移動機構は、アクチュエータと、前記アクチュエータの変位に連動して前記弁部材を移動させるアーム部材とを備え、
液体吐出方向から見たとき、複数の液体吐出モジュールのうちの少なくとも一つは、前記アクチュエータが、前記ノズルに対してノズル配列方向に直交する直交方向の一方側に位置するように配置され、
前記液体吐出方向から見たとき、残りの液体吐出モジュールは、前記アクチュエータが、前記ノズルに対して前記直交方向の他方側に位置し、かつ、前記アーム部材の一部が、前記アクチュエータが前記一方側に位置する液体吐出モジュールのアーム部材の一部と前記ノズル配列方向で重なるよう配置さており、
前記アーム部材は、前記アクチュエータの変位を増幅して前記弁部材を移動させることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記一方の側に前記アクチュエータが位置する前記液体吐出モジュールと、前記他方の側に前記アクチュエータが位置する前記液体吐出モジュールとは、前記ノズル配列方向に沿って交互に配置されることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記一方の側に前記アクチュエータが位置する前記液体吐出モジュールのアーム部材の一部と、前記他方の側に前記アクチュエータが位置する前記液体吐出モジュールのアーム部材の一部とは、前記ノズル配列方向から見たときにオーバーラップすることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記液体吐出モジュールは、前記アクチュエータの変位がないときに、前記弁部材を前記開放位置又は前記閉鎖位置に位置するように前記弁部材を付勢する付勢手段を備えることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項4に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
複数の前記付勢手段を支持する付勢手段支持手段を備え、
前記付勢手段支持手段は、前記ノズル配列方向から見たとき、前記一方側に位置するアクチュエータと、前記他方側の位置するアクチュエータとの間に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記付勢手段支持手段は、複数の前記液体吐出モジュールを収容する収容部材に固定されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記アーム部材は、前記アクチュエータが固定される第一接続部と、前記弁部材のアーム受け部に接触する第二接続部とを有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項7に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記アーム受け部は、付勢手段により前記第二接続部に向けて付勢されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項9】
請求項7に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記アーム部材は、前記第一接続部側よりも前記第二接続部側の方が前記アーム部材の回転軸方向の長さが短いことを特徴する液体吐出ヘッド。
【請求項10】
請求項7に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記アーム部材を回転自在に支持するアーム支持部を有し、
前記アクチュエータの変位方向および前記アーム部材の回転軸方向いずれにも直交する方向において、前記第一接続部と前記アーム支持部との距離が、前記第二接続部と前記アーム支持部との距離よりも短いことを特徴とする液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するノズルプレートと、ノズルを開閉する弁部材と、ノズルを開放する開放位置とノズルを塞ぐ閉鎖位置との間で弁部材を移動させる移動機構とを有する複数の液体吐出モジュールと備えた液体吐出ヘッドが知られている。
【0003】
特許文献1には、上記液体吐出ヘッドとして、アクチュエータと、回動自在に支持されアクチュエータの変位に連動して弁部材を移動させるアーム部材とを備えた移動機構を有し、ノズル配列方向から見たとき、アーム部材の一部がオーバーラップするように複数の液体吐出モジュールが、ノズル配列方向に互い違いに配列されたものが記載されている。かかる構成とすることで、ノズル間ピッチを狭めることができる旨が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、弁部材の移動量が少なく、ノズルから吐出される液滴のサイズが小さかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、液体を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するノズルプレートと、前記ノズルを開閉する弁部材と、前記ノズルを開放する開放位置と前記ノズルを塞ぐ閉鎖位置との間で前記弁部材を移動させる移動機構とを有する複数の液体吐出モジュールとを備えた液体吐出ヘッドにおいて、前記移動機構は、アクチュエータと、前記アクチュエータの変位に連動して前記弁部材を移動させるアーム部材とを備え、液体吐出方向から見たとき、複数の液体吐出モジュールのうちの少なくとも一つは、前記アクチュエータが、前記ノズルに対してノズル配列方向に直交する直交方向の一方側に位置するように配置され、前記液体吐出方向から見たとき、残りの液体吐出モジュールは、前記アクチュエータが、前記ノズルに対して前記直交方向の他方側に位置し、かつ、前記アーム部材の一部が、前記アクチュエータが前記一方側に位置する液体吐出モジュールのアーム部材の一部と前記ノズル配列方向で重なるよう配置さており、前記アーム部材は、前記アクチュエータの変位を増幅して前記弁部材を移動させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ノズルから吐出される液滴のサイズを大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視図。
ノズルプレートのノズルの配列の例について説明する図。
ノズルプレートと、流路部材との機械的な固定について説明する図。
図1のA-A断面図。
液体吐出モジュールの部分的な詳細図。
図5の破線Jで囲んだ箇所の拡大図。
図4のB-B断面の一部を示す概略図。
図4のC-C断面の一部を示す概略図。
本実施形態のアーム部材を示す概略図。
アーム部材の変位例を示す概略図。
アーム部材の別の変形例を示す概略図。
変形例1の液体吐出ヘッドの要部概略平面図。
変形例2の液体吐出ヘッドの要部概略図。
変形例3の液体吐出ヘッドの要部概略図。
変形例3の液体吐出ヘッドの別構成を示す要部が概略図。
変形例4の液体吐出ヘッドの要部概略図。
図16の破線G部分の拡大図。
変形例5の液体吐出ヘッドの要部概略図。
液体を吐出する装置の概略斜視図。
液体を吐出する装置が備える複数の液体吐出ヘッドに塗料を供給する供給装置の一例を示す図。
本実施形態の液体吐出ヘッドを備える電極製造装置の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド10の外観斜視図である。
なお、以下の説明では、ノズル配列方向(液体吐出ヘッドの長手方向)をX方向、ノズルからの液体吐出方向(液体吐出ヘッドの高さ方向)をZ方向、X方向およびZ方向いずれにも直交する方向(液体吐出ヘッドの短手方向)をY方向として説明する。
【0010】
液体吐出ヘッド10は、ノズルプレート14と、流路部材15と、収容部材たるカバー11とを有している。流路部材15のX方向の一端には、液体が供給される供給ポート12が設けられており、流路部材15のX方向の他端には、液体が排出される排出ポート13が設けられている。また、カバー11の上部には、カバーに収容されているアクチュエータ2と通信を行うためのハーネスを通すハーネス通し孔16が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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