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公開番号
2025014315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116784
出願日
2023-07-18
発明の名称
液体吐出装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250123BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】前処理液の塗布、白インクによる下地形成、及びカラーインクによる印刷を一体の装置で連続して実施することができるシリアル型の液体吐出装置を提供する。
【解決手段】複数のヘッド10と、複数のキャリッジ20と、ヘッド10の走査に応じて媒体50を副走査方向に間欠的に搬送する搬送手段とを備え、ヘッド10は前処理液31を吐出する第1ヘッド11、白インク32を吐出する第2ヘッド32及びカラーインク33を吐出する第3ヘッド33を有し、前処理液31、白インク32、カラーインク33の順に吐出可能に配置され、第1ヘッド~第3ヘッドのノズル解像度をN1~N3としたとき、N1≧N2≧N3、かつN1/N3=m、N2/N3=n、m≧n(m、nは1以上の整数)の関係を満たし、改行量をW、各ヘッドの配置間隔をL1、L2としたとき、L1=W×p、L2=W×q(p、qは0以上の整数)の関係を満たす液体吐出装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体に液体を吐出する複数のヘッドと、
前記ヘッドを搭載し、主走査方向に往復移動する複数のキャリッジと、
前記ヘッドの走査に応じて前記媒体を副走査方向に間欠的に搬送する搬送手段と、を備え、
前記ヘッドは、前処理液をノズルから吐出する第1ヘッド、白インクをノズルから吐出する第2ヘッド、及び白色以外の有色インクをノズルから吐出する第3ヘッドを有し、前記媒体に対して前記前処理液、前記白インク、前記有色インクの順に吐出可能に配置され、
前記第1ヘッドのノズル解像度をN1、前記第2ヘッドのノズル解像度をN2、前記第3ヘッドのノズル解像度をN3としたとき、
N1≧N2≧N3、かつ
N1/N3=m、N2/N3=n、m≧n(m、nは1以上の整数)
の関係を満たし、
前記第3ヘッドの走査に応じて前記搬送手段が前記媒体を副走査方向に移動させる1回当たりの改行量をW、副走査方向における前記第1ヘッドと前記第2ヘッドの配置間隔をL1、副走査方向における前記第2ヘッドと前記第3ヘッドの配置間隔をL2としたとき、
L1=W×p、L2=W×q(p、qは0以上の整数)
の関係を満たすことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記複数のキャリッジは、前記第1ヘッドを搭載した第1キャリッジと、前記第2ヘッドを搭載した第2キャリッジと、前記第3ヘッドを搭載した第3キャリッジと、を有し、前記媒体の搬送方向の上流側から前記第1キャリッジ、前記第2キャリッジ、前記第3キャリッジの順に配置され、
副走査方向における前記第1キャリッジと前記第2キャリッジの配置間隔をL3、副走査方向における前記第2キャリッジと前記第3キャリッジの配置間隔をL4としたとき、
L3=W×r、L4=W×s(r、sは1以上の整数)
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記複数のキャリッジは、前記第1ヘッドのみを搭載した第1キャリッジと、前記第2ヘッド及び前記第3ヘッドを搭載した第2キャリッジと、前記第3ヘッドを搭載した第3キャリッジと、を有し、前記媒体の搬送方向の上流側から前記第1キャリッジ、前記第2キャリッジ、前記第3キャリッジの順に配置され、
副走査方向における前記第1キャリッジと前記第2キャリッジの配置間隔をL3、副走査方向における前記第2キャリッジと前記第3キャリッジの配置間隔をL4としたとき、
L3=W×r、L4=W×s(r、sは1以上の整数)
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記複数のキャリッジは、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドを搭載した第1キャリッジと、前記第3ヘッドを搭載した第2キャリッジ及び第3キャリッジと、を有し、前記媒体の搬送方向の上流側から前記第1キャリッジ、前記第2キャリッジ、前記第3キャリッジの順に配置され、
副走査方向における前記第1キャリッジと前記第2キャリッジの配置間隔をL3、副走査方向における前記第2キャリッジと前記第3キャリッジの配置間隔をL4としたとき、
L3=W×r、L4=W×s(r、sは1以上の整数)
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記複数のキャリッジは、前記第1ヘッドを搭載した第1キャリッジと、前記第2ヘッド及び前記第3ヘッドを搭載した第2キャリッジと、を有し、前記媒体の搬送方向の上流側から前記第1キャリッジ、前記第2キャリッジの順に配置され、
副走査方向における前記第1キャリッジと前記第2キャリッジの配置間隔をL5としたとき、
L5=W×t(tは1以上の整数)
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記複数のキャリッジは、前記第1ヘッド及び前記第2ヘッドを搭載した第1キャリッジと、前記第3ヘッドを搭載した第2キャリッジと、を有し、前記媒体の搬送方向の上流側から前記第1キャリッジ、前記第2キャリッジの順に配置され、
副走査方向における前記第1キャリッジと前記第2キャリッジの配置間隔をL5としたとき、
L5=W×t(tは1以上の整数)
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出装置として、Tシャツ等の衣類にインクジェット方式で直接印刷を行うDTG(Direct To Garment)プリンタが知られている。DTGプリンタには、白色以外の媒体に白インクで下地を形成した後カラー印刷を行うことで、鮮やかな発色を実現させるものがある。
【0003】
インクジェット方式の印刷では、滲みが少なくかつ堅牢性に優れた画像を形成するために、媒体に予め前処理液を塗布して乾燥させる工程が必要となることがある。例えば、媒体としてのポリエステル生地に顔料インクを用いて画像形成を行う場合、ポリエステルに対するインクの十分な定着性が得られず、その後の洗濯等によって画像が容易に剥離してしまうという問題がある。そこで、画像の密着性を高めるためにポリエステル生地に予め前処理液を塗布し、架橋反応によりポリエステル繊維の表面にインクを凝集、定着させる処理が行われる。
【0004】
布地以外の媒体(例えば、普通紙、コート紙、フィルム等の非紙素材)に対しても、インクの滲みを防止する目的やインクの定着性向上のために、被印刷媒体に対して前処理液の塗布が行われている。前処理液の塗布は、噴霧器(コンプレッサー)や塗工機(ローラー)等によって行うことができ、またインクジェットヘッドを用いた吐出により行うこともできる。
【0005】
布地は、紙やフィルム等の他の媒体と比べて空隙率が高い素材であるため、付与された前処理液が表面に留まることなく裏側へ抜けやすい。そのため、布地に前処理液を行う場合には、前処理液の粘度を高くしたり、前処理液を大量に付与して布地を湿潤状態にする等の必要があった。
しかしながら、前処理液の高粘度化はインクジェットヘッドによる吐出性に影響を及ぼし、前処理液の大量塗布は塗布システムの追加等による装置の大型化を招くという課題がある。
【0006】
従来、媒体に対する前処理はオフラインで行われることが多かった。これに対し、近年、同一の装置内で前処理、下地形成、及びカラー印刷を連続して行うことができる構成が提案されている。
しかしながら、同一の装置で前処理から印刷までの一連の動作を行う態様において、前処理液が塗布された領域や下地領域から外れた位置にインクが吐出されると、形成される画像が劣化してしまうという課題がある。
【0007】
これに対し、前処理液の塗布領域が印刷領域(インクが吐出される領域)よりも大きくなるように前処理液を吐出し、画像の高品位化を図ることができる画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の装置では、前処理液の解像度がカラーインクの解像度よりも高い構成となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の装置はライン型のシステムであり、媒体の搬送速度に応じて前処理液の吐出及びインクの吐出をそれぞれ制御することが可能となっている。
一方、マルチパス方式の印刷を行うシリアル型のDTGプリンタで同様の制御を行うことは困難である。
【0009】
シリアル型のDTGプリンタにおいて、従来オフライン作業で行っていた前処理を、白インクによる下地形成とカラーインクによる画像形成とともに一体の装置で連続して実施することができれば、装置コスト及び作業コストの削減を実現することができる。
【0010】
特に、前処理液、白インク及びカラーインクを吐出する各ヘッドの構成やノズル解像度が異なる場合であっても、同一の装置でシーケンシャルに印刷を行うことができれば、生産性を大幅に向上させることがでる。また前処理液の塗布領域及び下地領域から外れることなくカラーインクを吐出することができれば、媒体に対する画像のロバスト性及び画像品質を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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