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公開番号
2025021434
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2024112190
出願日
2024-07-12
発明の名称
静電成膜装置
出願人
ベルク工業有限会社
代理人
個人
主分類
B41F
15/40 20060101AFI20250205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ホッパから落下した粉体の塊を粉砕し、粉体を均一に対象物に付着させることができる静電成膜装置を提供する。
【解決手段】静電成膜装置は、スクリーン10と、粉体をスクリーン10に擦り込むための粉体擦り込み面12aを有する擦り込み部材12と、スクリーン10と対象物1との間に電圧を印加するための電源DCと、粉体を供給するホッパ14と、ホッパ14の下方に配置された振動ふるい装置30を備える。振動ふるい装置30は、ホッパ14から供給された粉体を受け、粉体が通過可能な複数の開口35を有する粉体受け部33と、粉体受け部33を振動させる振動発生器34を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粉体を静電力により対象物上に付着させる静電成膜装置であって、
スクリーンと、
粉体を前記スクリーンに擦り込むための粉体擦り込み面を有する擦り込み部材と、
前記スクリーンと前記対象物との間に電圧を印加するための電源と、
前記粉体を供給するホッパと、
前記ホッパの下方に配置された振動ふるい装置を備え、
前記振動ふるい装置は、
前記ホッパから供給された前記粉体を受け、前記粉体が通過可能な複数の開口を有する粉体受け部と、
前記粉体受け部を振動させる振動発生器を備えている、静電成膜装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記ホッパは、前記粉体を通過させるための粉体出口を有しており、
前記粉体受け部の前記複数の開口の総面積は、前記粉体出口の総面積よりも大きい、請求項1に記載の静電成膜装置。
【請求項3】
前記振動ふるい装置は、前記擦り込み部材の上方に配置されている、請求項1に記載の静電成膜装置。
【請求項4】
前記振動ふるい装置は、防振材を介して前記ホッパに連結されている、請求項1に記載の静電成膜装置。
【請求項5】
前記ホッパと前記振動ふるい装置を一体に前記スクリーンと平行に移動させるホッパ移動装置をさらに備えている、請求項4に記載の静電成膜装置。
【請求項6】
前記振動ふるい装置の底に補助電圧を印加する補助電源をさらに備え、
前記補助電源から前記振動ふるい装置の底に印加される前記補助電圧の極性は、前記電源から前記スクリーンに印加される前記電圧の極性とは反対である、請求項1に記載の静電成膜装置。
【請求項7】
粉体を静電力により対象物上に付着させる静電成膜装置であって、
スクリーンと、
粉体を前記スクリーンに擦り込むための粉体擦り込み面を有する擦り込み部材と、
前記粉体擦り込み面を前記スクリーンに対して相対的に移動させる粉体擦り込み面移動装置と、
前記スクリーンと前記対象物との間に電圧を印加するための電源と、
前記粉体を前記擦り込み部材の前記粉体擦り込み面に供給するホッパと、
前記粉体擦り込み面に接触する接触部材を備え、
前記接触部材は、前記粉体の通過を許容しない構造体である、静電成膜装置。
【請求項8】
前記接触部材は、前記粉体擦り込み面に接触する複数の突起を有する、請求項7に記載の静電成膜装置。
【請求項9】
前記接触部材は、金属製であり、接地されている、請求項7に記載の静電成膜装置。
【請求項10】
前記接触部材は、前記スクリーンよりも上方であって、かつ前記ホッパよりも下方に位置している、請求項7に記載の静電成膜装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可食性粉体や機能性粉体などの粉体を、静電力を利用して対象物に付着させる静電成膜装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
静電スクリーン印刷装置は、食品の印刷や工業製品の製造などの様々な用途に使用されている。この静電印刷の原理について、図27を参照して説明する。図27に示すように、静電スクリーン印刷装置は、対象物200が載置されるコンベヤ201と、メッシュを有するスクリーン202と、スクリーン202上のロールブラシ203と、ロールブラシ203に粉体を供給するホッパ204を備える。対象物200はコンベヤ201によってスクリーン202下方の印刷位置に移動される。
【0003】
スクリーン202は電源DCの負極に接続され、コンベヤ201は電源DCの正極に接続されるとともに接地される。電源DCによってスクリーン202とコンベヤ201との間には高電圧が印加され、これによりスクリーン202とコンベヤ201上の対象物200との間には静電界が形成される。
【0004】
粉体はホッパ204から回転するロールブラシ203上に供給され、スクリーン202上に落下する。スクリーン202上の粉体は、回転するロールブラシ203によってスクリーン202のメッシュに摺り込まれ、メッシュを通ってスクリーン202の下側に押し出される。このとき、粉体は、回転するロールブラシ203との摩擦によって負に帯電する。したがって、粉体は、接地されている対象物200に引き付けられて対象物200の表面に付着し、均一な厚さの膜を対象物200上に形成する。
【0005】
このような静電印刷技術は、粉体からなる膜を均一に形成することが可能であるため、最近では、燃料電池、全固体電池、二次電池、化粧品など、さまざまな工業製品の製造にも使用されつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-347221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ホッパ204は、粉体を貯留するホッパ箱205と、ホッパ箱205内に配置されたホッパブラシ206を備えている。ホッパ箱205の底部には、粉体を通過させる複数の通孔207が形成されている。ホッパブラシ206が回転すると、ホッパ箱205内の粉体は、複数の通孔207に押し込まれる。粉体は、通孔207からすぐには落下せず、粉体自身の静電力、ファンデルワールス力、または液架橋力により粉体同士が引き付け合い、塊を形成する。塊がある程度大きくなると、自身の重量により粉体の塊はホッパ204からロールブラシ203上に落下する。
【0008】
しかしながら、自重により落下した粉体の塊は、ある程度大きなサイズを有しているため、対象物200に形成される粉体の膜の厚さを不均一としてしまう。結果として、製品の歩留まりを低下させ、あるいは製品の欠陥を引き起こす原因ともなる。
【0009】
そこで、本発明は、ホッパから落下した粉体の塊を粉砕し、粉体を均一に対象物に付着させることができる静電成膜装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一態様では、粉体を静電力により対象物上に付着させる静電成膜装置であって、スクリーンと、粉体を前記スクリーンに擦り込むための粉体擦り込み面を有する擦り込み部材と、前記スクリーンと前記対象物との間に電圧を印加するための電源と、前記粉体を供給するホッパと、前記ホッパの下方に配置された振動ふるい装置を備え、前記振動ふるい装置は、前記ホッパから供給された前記粉体を受け、前記粉体が通過可能な複数の開口を有する粉体受け部と、前記粉体受け部を振動させる振動発生器を備えている、静電成膜装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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