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公開番号2025006050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106602
出願日2023-06-29
発明の名称プリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】外部デバイスへの給電開始後にバッテリの残量が変動した場合においても、印刷に必要な電力を確保できるプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタは、バッテリで駆動可能である。プリンタは、印刷部と給電部とUSBPDICと備える。印刷部は、バッテリの電力に基づき、媒体に印刷を実行可能である。給電部は、バッテリの電力に基づき給電される電力である給電電力を、外部デバイスへ給電可能である。USBPDICは、給電部による外部デバイスへの給電電力の給電開始後に、バッテリの残量を監視する(S9)。USBPDICは、監視されたバッテリの残量に応じて、外部デバイスへの給電電力を変更する(S11)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリで駆動可能なプリンタであって、
前記バッテリの電力に基づき、媒体に印刷を実行可能な印刷部と、
前記バッテリの電力に基づき給電される電力である給電電力を、外部デバイスへ給電可能な給電部と、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記給電部による前記外部デバイスへの前記給電電力の給電開始後に、前記バッテリの残量を監視する監視処理と、
前記監視処理により監視された前記バッテリの残量に応じて、前記外部デバイスへの前記給電電力を変更する変更処理と
を実行する
ことを特徴とするプリンタ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記変更処理は、
前記監視処理により監視された前記バッテリの残量の低下に応じて、前記給電電力を低下させる
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記バッテリは、外部電源の電力により充電され、
前記変更処理は、
前記外部電源の電力で前記バッテリを充電中の場合、前記監視処理により監視された前記バッテリの残量の増加に応じて、前記給電電力を増加させる
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記変更処理は、
前記バッテリの残量が閾値未満の場合、前記外部デバイスへの前記給電電力の給電を停止する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記給電部は、
USB PD(USB Power Delivery)規格に準じたネゴシエーションを、前記外部デバイスとの間で実行し、
前記ネゴシエーションの結果に基づき、前記外部デバイスに前記給電電力を給電する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記バッテリの残量に応じて前記給電部が給電可能な前記給電電力を示すPDO(Power Data Object)を記憶する記憶部を更に備え、
前記変更処理は、
前記記憶部に記憶した前記PDO(Power Data Object)を参照して、前記バッテリの残量に応じた前記給電電力に変更する
ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
【請求項7】
外部電源の接続の有無に応じて前記外部デバイスへの給電経路を切り替える給電経路切り替え部を更に備え、
前記給電経路切り替え部は、
前記外部電源が接続されている場合に、前記外部電源の電力から給電するように前記給電経路を切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の送電装置は、バッテリで駆動する。送電装置は、バッテリの電力に基づき、受電装置へ給電する電力である給電電力を決定する。送電装置は、決定した給電電力を、受電装置に給電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-127933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記送電装置は、バッテリの残量が低下した場合でも、決定した給電電力での給電を継続する。この場合、バッテリの残量によっては、送電装置に必要な電力が不足する可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、外部デバイスへの給電開始後にバッテリの残量が変動した場合においても、印刷に必要な電力を確保できるプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプリンタは、バッテリで駆動可能なプリンタであって、前記バッテリの電力に基づき、媒体に印刷を実行可能な印刷部と、前記バッテリの電力に基づき給電される電力である給電電力を、外部デバイスへ給電可能な給電部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記給電部による前記外部デバイスへの前記給電電力の給電開始後に、前記バッテリの残量を監視する監視処理と、前記監視処理により監視された前記バッテリの残量に応じて、前記外部デバイスへの前記給電電力を変更する変更処理とを実行することを特徴とする。
【0007】
プリンタは、バッテリ残量の変動に応じて給電電力を変更することで、外部デバイスへの給電電力の給電を適切に制御できる。故に、プリンタは、外部デバイスへの給電開始後にバッテリの残量が変動した場合においても、印刷に必要な電力を確保できる。プリンタは、バッテリ残量の変動に応じて給電電力を変更することで、外部デバイスへの給電電力の給電を適切に制御できる。故に、プリンタは、外部デバイスへの給電開始後にバッテリの残量が変動した場合においても、印刷に必要な電力を確保できる。
【0008】
本発明において、前記変更処理は、前記監視処理により監視された前記バッテリの残量の低下に応じて、前記給電電力を低下させてもよい。プリンタは、バッテリ残量の低下に応じて給電電力を低下させることで、外部デバイスへの給電電力を確保しつつ、印刷に必要な電力を確保できる。
【0009】
本発明において、前記バッテリは、外部電源の電力により充電され、前記変更処理は、前記外部電源の電力で前記バッテリを充電中の場合、前記監視処理により監視された前記バッテリの残量の増加に応じて、前記給電電力を増加させてもよい。プリンタは、充電によりバッテリの残量が増加した場合には、印刷に必要な電力を確保しつつ、外部デバイスへの給電電力を増加できる。
【0010】
本発明において、前記変更処理は、前記バッテリの残量が閾値未満の場合、前記外部デバイスへの前記給電電力の給電を停止してもよい。プリンタは、外部デバイスへの給電電力の給電を停止することで、印刷に必要な電力を確保できる。
(【0011】以降は省略されています)

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