TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025173865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024079691
出願日
2024-05-15
発明の名称
液体吐出ヘッド
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20251120BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】必要に応じて共通流路及びダンパーの幅を確保し、液体吐出ヘッドの限られた領域内において複数の個別流路を高密度に配置することを可能にする。
【解決手段】ヘッド1は、第1共通流路12Aと、第2共通流路12Bと、複数の個別流路13と、第1ダンパー28Aと、第2ダンパー29Aとを含む。第1共通流路12Aと第2共通流路12Bは、同じ色のインクが流通し、第1共通流路12Aの第2方向D2の長さは、第2共通流路12Bの第2方向D2の長さよりも大きく、第1ダンパー28Aの第2方向D2の長さは、第2ダンパー29Aの第2方向D2の長さよりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に直交する第1方向に延びる第1共通流路と、
前記第1方向に延びる第2共通流路と、
ノズルと、前記ノズルと連通する圧力室とをそれぞれ含む複数の個別流路であって、前記第1共通流路とそれぞれ連通する複数の第1個別流路及び前記第2共通流路とそれぞれ連通する複数の第2個別流路と、
前記第1共通流路の底面に沿って配置され、当該第1共通流路内の液体の圧力変動を吸収する第1ダンパーと、
前記第2共通流路の底面に沿って配置され、当該第2共通流路内の液体の圧力変動を吸収する第2ダンパーと、を備え、
前記第1共通流路と前記第2共通流路は、同じ色の液体が流通し、
前記第1共通流路の前記第1方向と前記上下方向との双方に直交する第2方向の長さは、前記第2共通流路の前記第2方向の長さよりも大きく、
前記第1ダンパーの前記第2方向の長さは、前記第2ダンパーの前記第2方向の長さよりも大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記第1個別流路の数は、前記第2個別流路の数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第1共通流路と前記第2共通流路とを連通する連通流路を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第1共通流路及び前記第1ダンパーをそれぞれ複数有しており、
複数の前記第1共通流路を互いに連通する連通流路を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記複数の第1共通流路が前記第2方向に隣接して配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第2共通流路及び前記第2ダンパーをそれぞれ複数有しており、
複数の前記第2共通流路を互いに連通する連通流路を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記複数の第2共通流路が前記第2方向に隣接して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記第2共通流路及び前記第2ダンパーは、前記第1共通流路よりも上方であって、前記上下方向に前記第1共通流路と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
それぞれ前記複数の第1個別流路が前記第1方向に配列された複数の第1個別流路列が、前記第2方向に並んでおり、
前記第2方向において、前記第1共通流路の少なくとも一方の外側には、前記複数の第1個別流路列に含まれる複数の前記ノズルが前記第1方向に配列されてなす複数の第1ノズル列が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
それぞれ前記複数の第2個別流路が前記第1方向に配列された複数の第2個別流路列が、前記第2方向に並んでおり、
前記第2方向において、前記第2共通流路の少なくとも一方の外側には、前記複数の第2個別流路列に含まれる複数の前記ノズルが前記第1方向に配列されてなす複数の第2ノズル列が配置されていることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の個別流路、複数の共通流路及び複数のダンパーを備えた液体吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ノズルとノズルに連通する圧力室とをそれぞれ含む複数の個別流路と、複数の個別流路と連通する複数のマニホールドと、複数のマニホールドに設けられた複数のダンパーとを含むインクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)について記載されている。複数のマニホールドには、互いに異なる色のインクが流通する。また、各マニホールドにダンパーが設けられているため、マニホールド内のインクの圧力変動を吸収し抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-273193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷物の高画質化のために、ノズルの密度を向上させることがある。同じ色のインクが流通する複数のマニホールド及び複数のダンパーを有する1つのヘッドにおいて、ヘッドの平面サイズを変えずにノズル密度を向上させようとした場合、ノズル配置領域を確保するために、各マニホールドの幅を小さくすることが考えられる。しかしながら、マニホールドの幅を小さくすると、マニホールドに流通するインク量が減少するため、ノズルへのインク供給不良が生じる虞がある。また、マニホールドの幅に応じてダンパーの幅を小さくすると、マニホールド内のインクに生じた圧力振動を効果的に吸収できず、当該圧力振動が複数の圧力室のインクに影響し、複数のノズル間においてインク吐出特性にバラツキが生じる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、必要に応じて共通流路及びダンパーの幅を確保し、液体吐出ヘッドの限られた領域内において複数の個別流路を高密度に配置することが可能な液体吐出ヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の液体吐出ヘッドは、上下方向に直交する第1方向に延びる第1共通流路と、前記第1方向に延びる第2共通流路と、ノズルと、前記ノズルと連通する圧力室とをそれぞれ含む複数の個別流路であって、前記第1共通流路とそれぞれ連通する複数の第1個別流路及び前記第2共通流路とそれぞれ連通する複数の第2個別流路と、前記第1共通流路の底面に沿って配置され、当該第1共通流路内の液体の圧力変動を吸収する第1ダンパーと、前記第2共通流路の底面に沿って配置され、当該第2共通流路内の液体の圧力変動を吸収する第2ダンパーと、を備え、前記第1共通流路と前記第2共通流路は、同じ色の液体が流通し、前記第1共通流路の前記第1方向と前記上下方向との双方に直交する第2方向の長さは、前記第2共通流路の前記第2方向の長さよりも大きく、前記第1ダンパーの前記第2方向の長さは、前記第2ダンパーの前記第2方向の長さよりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の液体吐出ヘッドによると、第1共通流路の幅(第2方向の長さ)が第2共通流路の幅よりも大きいため、第1共通流路が第2共通流路よりも同じ色の液体を多く流通させることができる。例えば、第1個別流路のノズルから多くの液体を吐出させるときなど、第1共通流路から第1個別流路へと多くの液体を供給しても、第1個別流路への液体供給不足が生じるのを抑制することができる。また、第1ダンパーは、第1共通流路の幅の大きさに応じて第2ダンパーよりも大きい。このため、第1個別流路のノズルから多くの液体を吐出させることで第1共通流路内の液体流動によって生じた圧力変動を第1ダンパーで効果的に吸収することができる。このように第1共通流路の幅を第2共通流路よりも大きくし、第1ダンパーの幅を第2ダンパーよりも大きくすることで、不必要に第2共通流路の幅や第2ダンパーの幅を大きくする必要がなくなる。したがって、必要に応じて第1共通流路及び第1ダンパーの幅を確保し、液体吐出ヘッドの限られた領域内において複数の個別流路(ノズル)を高密度に配置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係るヘッドを含むプリンタの平面図である。
プリンタの電気的構成を示すブロック図である。
ヘッドの平面図である。
流路部材の上面における図3に示す領域IVの拡大図である。
(a)は図4に示すVA-VA線に沿ったヘッドの断面図であり、(b)は図4に示すVB-VB線に沿ったヘッドの断面図である。
(a)は図4に示すVIA-VIA線に沿ったヘッドの断面図であり、(b)は図4に示すVIB-VIB線に沿ったヘッドの断面図である。
(a)は図4に示すVIIA-VIIA線に沿ったヘッドの断面図であり、(b)は図4に示すVIIB-VIIB線に沿ったヘッドの断面図である。
本発明の第2実施形態に係るヘッドの平面図である。
本発明の第3実施形態に係るヘッドの平面図である。
本発明の変形例に係るヘッドの流路部材の要部平面図である。
本発明の第4実施形態に係るヘッドの部分断面図であり、(a)は第5個別流路を示す図であり、(b)は第7個別流路を示す図である。
本発明の第4実施形態に係るヘッドの部分断面図であり、(a)は第1個別流路を示す図であり、(b)は第2個別流路を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
先ず、図1を参照し、本発明の第1実施形態に係るヘッド1を備えたプリンタ100の全体構成について説明する。なお、以下の説明において、第1方向D1及び第2方向D2は、水平方向であり、上下方向D3に直交する。本実施形態における上下方向D3は鉛直方向に沿っているが、鉛直方向及び水平方向に対して交差する上下方向であってもよい。第1方向D1は第2方向D2と直交する。
【0010】
<プリンタの全体構成>
プリンタ100は、筐体100Aと、ヘッドユニット1Xと、プラテン3と、搬送機構4と、制御部5とを備えている。ヘッドユニット1X、プラテン3、搬送機構4及び制御部5は、筐体100A内に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ブラザー工業株式会社
電子機器
24日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
今日
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
16日前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
16日前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
16日前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
16日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
29日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
9日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
2日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
29日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
今日
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
29日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
29日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
21日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出ヘッド
今日
ブラザー工業株式会社
液滴吐出ヘッド
2日前
ブラザー工業株式会社
シート給送装置
23日前
ブラザー工業株式会社
情報処理プログラム
今日
ブラザー工業株式会社
タンクおよび液体吐出装置
今日
ブラザー工業株式会社
定着装置及び画像形成装置
21日前
ブラザー工業株式会社
プログラムおよび情報処理装置
今日
ブラザー工業株式会社
プログラム、および、データ処理装置
今日
ブラザー工業株式会社
サポートプログラムおよび印刷システム
9日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラムおよび印刷システム
今日
ブラザー工業株式会社
印刷管理システム、サーバ、印刷管理方法
16日前
ブラザー工業株式会社
プログラム、電子装置、方法、及び印刷システム
14日前
ブラザー工業株式会社
コンピュータプログラム、および、データ処理装置
今日
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置用ヘッド及びこれを備える液体吐出装置
今日
ブラザー工業株式会社
情報処理プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法
16日前
ブラザー工業株式会社
通信システム、サーバ、および、コンピュータプログラム
29日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
8日前
ブラザー工業株式会社
現像カートリッジ
14日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
今日
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
14日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
14日前
ブラザー工業株式会社
コンピュータプログラム、データ処理装置、および、シートの製造方法
16日前
続きを見る
他の特許を見る