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公開番号
2025165491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069554
出願日
2024-04-23
発明の名称
シート給送装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
B65H
3/06 20060101AFI20251028BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】変形したシートが積層状態でシート支持面に支持された場合でもシートの束重送を抑制できるとともに、高さ方向の小型化を実現できるシート給送装置を提供する。
【解決手段】シート給送装置1において、摩擦部材70は、第1支持面101における給送ローラ41に対向する位置に設けられて最下位のシートSHの裏面SH2に接触可能な第1面71と、第1支持面101における第1面71よりも給送方向DF1の上流に設けられて最下位のシートSHの裏面SH2に接触する第2面72と、を有する。幅方向に沿って見て、給送ローラ41が第1面71と接触するときの回転軸心X41(X41D)から第1面71に下した垂線PL1と平行な第1方向D1を規定すると、第1面71は、第1方向D1において第2支持面201及び第2面72よりも回転軸心X41から離れた位置にある。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを積層状態で支持するシート支持面を有する供給トレイと、
前記シート支持面の幅方向に延びる回転軸心周りに回転可能であり、前記シート支持面に支持された最上位のシートの表面に接触して前記最上位のシートを前記幅方向と直交する給送方向に給送する給送ローラと、
前記シート支持面における前記給送ローラに対向する位置に設けられ、前記シート支持面に支持された最下位のシートの裏面に接触して前記最下位のシートに摩擦力を作用させる摩擦部材と、
を備えたシート給送装置であって、
前記供給トレイは、前記シート支持面の一部であり、前記シート支持面における前記給送方向の下流端を含む第1支持面を構成する第1トレイと、
前記シート支持面の残部の少なくとも一部であり、前記第1支持面に前記給送方向の上流から隣接する第2支持面を構成する第2トレイと、を有し、
前記摩擦部材は、前記第1支持面における前記給送ローラに対向する位置に設けられて前記最下位のシートの前記裏面に接触可能な第1面であって、前記シート支持面に支持されるシートが無いときに前記給送ローラと接触可能な前記第1面と、
前記第1支持面における前記第1面よりも前記給送方向の上流に設けられて前記最下位のシートの前記裏面に接触する第2面と、を有し、
前記幅方向に沿って見て、前記給送ローラが前記第1面と接触するときの前記回転軸心から前記第1面に下した垂線と平行な第1方向を規定すると、
前記第1面は、前記第1方向において前記第2支持面及び前記第2面よりも前記回転軸心から離れた位置にあることを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2面は、前記第1面と接触する前記給送ローラにおける前記給送方向の上流端よりも前記給送方向の上流に位置している請求項1記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記摩擦部材は、前記第1支持面における前記第2面よりも前記給送方向の上流に設けられて前記最下位のシートの前記裏面に接触可能であり、前記第2面における前記給送方向の上流端に接続する第3面を有し、
前記第3面は、前記給送方向の上流に向かうにつれて、前記第1方向において前記第2支持面から前記回転軸心とは反対側に離れるように傾斜している請求項1又は2記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記第1トレイは、前記第3面における前記給送方向の上流端に沿って前記幅方向に延び、かつ前記第1方向において前記第2支持面に近づくように突出する突出部を有し、
前記突出部の頂点は、前記第1方向において前記第3面の前記上流端と前記第2支持面との間に位置し、
前記突出部は、前記頂点から前記給送方向の上流に向かうにつれて、前記第1方向において前記第2支持面から前記回転軸心とは反対側に離れるように傾斜する傾斜面を有している請求項3記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記第1トレイは、前記摩擦部材における前記第3面を有する部位が貼り付けられる貼り付け面を有し、
前記突出部は、前記第3面の前記上流端に前記給送方向の上流から当接する突き当て面を有している請求項4記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記摩擦部材は、前記第1面における前記給送方向の上流端と、前記第2面における前記給送方向の下流端と、に接続して前記最下位のシートの前記裏面に接触可能な第4面を有し、
前記給送方向に沿って連続する前記第3面、前記第2面、前記第4面及び前記第1面を有する1枚の前記摩擦部材が前記第1トレイに設けられている請求項3乃至5のいずれか1項記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記摩擦部材は、前記第1面における前記給送方向の上流端と、前記第2面における前記給送方向の下流端と、に接続して前記最下位のシートの前記裏面に接触する第4面を有している請求項1又は2記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記第2面は、前記第1方向において、前記第2支持面と同じ位置、又は前記第2支持面よりも前記回転軸心に近い位置にある請求項1又は2記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記第1面は、前記第1支持面における前記第1面に対して幅方向の外側に位置する部分と平行な第1平面を有し、
前記第2面は、第2支持面と平行な第2平面を有している請求項1又は2記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記第1面の前記幅方向の長さと、前記第2面の前記幅方向の長さと、は、前記給送ローラの前記幅方向の長さの2倍以上3倍以下である請求項1又は2記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はシート給送装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のシート給送装置の一例である原稿搬送装置が開示されている。その図6に示すように、この原稿搬送装置は、原稿載置部、ピックアップローラ及び摩擦部材を備えている。
【0003】
原稿載置部は、シートを積層状態で支持する。ピックアップローラは、原稿載置部の幅方向に延びる回転軸心周りに回転可能である。ピックアップローラは、原稿載置部に支持された最上位のシートの表面に接触して最上位のシートを幅方向と直交する給送方向に給送する。
【0004】
摩擦部材はコルクシート等であり、原稿載置部におけるピックアップローラに対向する位置に設けられている。摩擦部材は、原稿載置部に支持された最下位のシートの裏面に接触して最下位のシートに摩擦力を作用させることにより、最下位のシートが上位のシートの給送時に重送される不具合を抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-111460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記従来の原稿搬送装置において、反り癖が付与されたり、湿気で反ったりして変形したシートが積層状態で原稿載置部に支持される場合がある。この場合、ピックアップローラが最上位のシートを給送するときの押圧力によって変形したシートを矯正し難くなり、摩擦部材が最下位のシートの裏面に接触し難くなる。その結果、この原稿搬送装置は、積層状態のシートに摩擦力が作用し難くなってシートが束状で重送される束重送が発生し易くなるおそれがある。束重送が発生するとピックアップローラよりも給送方向の下流でシートが束状のまま詰まってしまうことによる空送が発生し易くなる。
【0007】
このような不具合を抑制するため、摩擦部材が最下位のシートの裏面に接触し易くなるように摩擦部材を原稿載置部よりも大きく突出させてピックアップローラの回転軸心に近づけることも考えられるが、シートの最大積載枚数を維持するためには突出させた高さ分だけピックアップローラの上限位置等を高くする必要があり、高さ方向の小型化を実現し難くなる。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、変形したシートが積層状態でシート支持面に支持された場合でもシートの束重送を抑制できるとともに、高さ方向の小型化を実現できるシート給送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のシート給送装置は、シートを積層状態で支持するシート支持面を有する供給トレイと、
前記シート支持面の幅方向に延びる回転軸心周りに回転可能であり、前記シート支持面に支持された最上位のシートの表面に接触して前記最上位のシートを前記幅方向と直交する給送方向に給送する給送ローラと、
前記シート支持面における前記給送ローラに対向する位置に設けられ、前記シート支持面に支持された最下位のシートの裏面に接触して前記最下位のシートに摩擦力を作用させる摩擦部材と、
を備えたシート給送装置であって、
前記供給トレイは、前記シート支持面の一部であり、前記シート支持面における前記給送方向の下流端を含む第1支持面を構成する第1トレイと、
前記シート支持面の残部の少なくとも一部であり、前記第1支持面に前記給送方向の上流から隣接する第2支持面を構成する第2トレイと、を有し、
前記摩擦部材は、前記第1支持面における前記給送ローラに対向する位置に設けられて前記最下位のシートの前記裏面に接触可能な第1面であって、前記シート支持面に支持されるシートが無いときに前記給送ローラと接触可能な前記第1面と、
前記第1支持面における前記第1面よりも前記給送方向の上流に設けられて前記最下位のシートの前記裏面に接触する第2面と、を有し、
前記幅方向に沿って見て、前記給送ローラが前記第1面と接触するときの前記回転軸心から前記第1面に下した垂線と平行な第1方向を規定すると、
前記第1面は、前記第1方向において前記第2支持面及び前記第2面よりも前記回転軸心から離れた位置にあることを特徴とする。
【0010】
本発明のシート給送装置において、第2トレイの第2支持面及び摩擦部材の第2面は、摩擦部材の第1面よりも給送方向の上流に位置している。第1面は、第1方向において、第2支持面及び第2面よりも回転軸心から離れた位置にある。
(【0011】以降は省略されています)
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