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公開番号2025174749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024081340
出願日2024-05-17
発明の名称情報処理プログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20251120BHJP(計算;計数)
要約【課題】仮想の印刷装置を介した印刷の実行時において、ユーザごと又はアプリケーションごとの印刷設定を可能とする。
【解決手段】プリンタアプリケーション170は、プリンタ200の印刷設定範囲をユーザごとに管理するPPDファイルを取得するステップS10~ステップS70と、PPDファイルに基づき端末装置100を使用しているユーザのユーザ名を端末装置100に取得させるアトリビュートをCUPS160に送信するステップS110及びステップS120と、ステップS220にて取得されるユーザ名に基づき端末装置100を使用しているユーザの印刷設定範囲を端末装置100に特定させるIPPアトリビュートをCUPS160に送信するステップS110及びステップS120と、出力したアトリビュートに対応した印刷データをCUPS160から取得し、変換した印刷データをプリンタ200へ向けて送信するステップS380と、を実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置には印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、
前記情報処理プログラムは、前記印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記印刷装置における印刷設定可能な範囲である印刷設定範囲をユーザごとに管理する印刷設定範囲管理情報を取得する印刷設定範囲管理情報取得処理と、
取得した前記印刷設定範囲管理情報に基づき、前記情報処理装置を使用しているユーザのユーザ識別情報を前記情報処理装置に取得させる第1命令を前記印刷ソフトウェアに送信する第1命令送信処理と、
前記第1命令に応じて取得される前記ユーザ識別情報に基づき前記情報処理装置を使用しているユーザの印刷設定範囲を前記情報処理装置に特定させる印刷設定範囲特定情報を前記印刷ソフトウェアに送信する設定範囲特定情報送信処理と、
前記印刷ソフトウェアから前記第1命令と前記印刷設定範囲特定情報に応じた印刷設定の第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
を実行するよう構成されている、情報処理プログラム。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記印刷設定範囲管理情報取得処理では、
前記印刷設定範囲を前記ユーザごとに及びアプリケーションごとに管理する前記印刷設定範囲管理情報が取得され、
前記演算部に対し、さらに、
取得した前記印刷設定範囲管理情報に基づき、前記情報処理装置で使用されているアプリケーションのアプリ識別情報を前記情報処理装置に取得させる第2命令を前記印刷ソフトウェアに送信する第2命令送信処理を実行させ、
前記設定範囲特定情報送信処理で前記印刷ソフトウェアに送信される前記印刷設定範囲特定情報は、前記第1命令送信処理に応じて取得される前記ユーザ識別情報及び前記第2命令に応じて取得される前記アプリ識別情報に基づき前記情報処理装置で前記ユーザが使用している前記アプリケーションの印刷設定範囲を前記情報処理装置に特定させる情報であり、
前記印刷データ取得処理では、前記印刷ソフトウェアから前記第1命令、前記第2命令、及び前記印刷設定範囲特定情報に応じた印刷設定の第1印刷データが取得される、
よう構成されている、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第1命令送信処理では、
前記印刷設定範囲の設定対象となる全ての前記ユーザ識別情報を記述し、当該全てのユーザ識別情報から1つのユーザ識別情報を前記ユーザに選択させるように記述した前記第1命令が前記印刷ソフトウェアに送信される、
よう構成されている、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記第2命令送信処理では、
前記印刷設定範囲の設定対象となる全ての前記アプリ識別情報を記述し、当該全てのアプリ識別情報から1つのアプリ識別情報を前記ユーザに選択させるように記述した前記第2命令が前記印刷ソフトウェアに送信される、
よう構成されている、請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記設定範囲特定情報送信処理では、
前記ユーザ及び前記アプリケーションごとの前記印刷設定範囲を排他事項として記述した前記印刷設定範囲特定情報が前記印刷ソフトウェアに送信される、
よう構成されている、請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記演算部に対し、さらに、
前記情報処理装置のオペレーティングシステムから、前記情報処理装置を使用しているユーザを特定するためのユーザ情報を取得するユーザ特定処理、
を実行させるよう構成されている、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記演算部に対し、さらに、
前記第1命令に応じて取得された前記ユーザ識別情報と、前記ユーザ特定処理で取得された前記ユーザ情報と、が整合するか否かを判定する整合判定処理、
を実行させ、
前記印刷データ送信処理では、
前記整合判定処理にて前記ユーザ識別情報と前記ユーザ情報が整合していると判定された場合に、前記第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する、
よう構成されている、請求項6記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記演算部に対し、さらに、
前記印刷設定範囲管理情報を編集するための設定アプリケーションを起動する設定アプリケーション起動処理、
を実行させ、
前記印刷設定範囲管理情報取得処理では、
前記設定アプリケーション起動処理にて起動された前記設定アプリケーションにより編集された印刷設定範囲管理情報が取得される、
よう構成されている、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置には印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、
前記情報処理プログラムは、前記印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記印刷装置における印刷設定可能な範囲である印刷設定範囲をアプリケーションごとに管理する印刷設定範囲管理情報を取得する印刷設定範囲管理情報取得処理と、
取得した前記印刷設定範囲管理情報に基づき、前記情報処理装置で使用されているアプリケーションのアプリ識別情報を前記情報処理装置に取得させる第2命令を前記印刷ソフトウェアに送信する第2命令送信処理と、
前記第2命令に応じて取得される前記アプリ識別情報に基づき前記情報処理装置で使用されているアプリケーションの印刷設定範囲を前記情報処理装置に特定させる印刷設定範囲特定情報を前記印刷ソフトウェアに送信する設定範囲特定情報送信処理と、
前記印刷ソフトウェアから前記第2命令と前記印刷設定範囲特定情報に応じた印刷設定の第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
を実行するよう構成されている、情報処理プログラム。
【請求項10】
前記演算部に対し、さらに、
前記情報処理装置のオペレーティングシステムから、前記情報処理装置で使用されているアプリケーションを特定するためのアプリ情報を取得するアプリ特定処理、
を実行させるよう構成されている、請求項9記載の情報処理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に対し通信可能な情報処理装置で実行される情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所定の印刷規格に従ってプリンタのベンダが提供するプリンタドライバを用いることなく印刷を行う、いわゆるドライバレスの印刷機能を有するオペレーティングシステム(OS)が一般的になりつつある。この場合、プリンタドライバのインストールを行うことなく印刷を行うことができる。
【0003】
このようなドライバレスのOS標準印刷ソフトウェアの機能を利用し、かつドライバレス未対応のプリンタへの対応あるいは通常のドライバレス印刷の機能を拡張するものとして、例えば特許文献1に記載のように、OS標準印刷ソフトウェアから印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブをプリンタに送信する仮想の印刷装置を情報処理装置内に構成したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-175313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術においては、仮想の印刷装置がOS標準印刷ソフトウェアに登録されることで、OS標準印刷ソフトウェアからの印刷データが仮想の印刷装置へと出力され、その印刷データに基づく印刷が実行される。ユーザは、その印刷実行時の各種印刷設定を仮想の印刷装置に対し実行することができる。
【0006】
しかしながら、上記従来技術においては、上記印刷設定をユーザごとに行うことはできなかった。そのため、複数のユーザが1つの仮想の印刷装置を共有する場合、前のユーザが使用した印刷設定が残った状態のままとなるため、改善の余地がある。
また、仮想の印刷装置に対し汎用の編集アプリケーションを介して印刷を実行する場合で、複数の編集アプリケーションが存在する場合も、上記同様、前に使用された編集アプリケーションによる印刷設定が残った状態のままとなるため、改善の余地がある。
【0007】
本発明の目的は、仮想の印刷装置を介した印刷の実行時において、ユーザごと又はアプリケーションごとの印刷設定を可能とし利便性を向上できる情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置には印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、前記情報処理プログラムは、前記印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、前記印刷装置における印刷設定可能な範囲である印刷設定範囲をユーザごとに管理する印刷設定範囲管理情報を取得する印刷設定範囲管理情報取得処理と、取得した前記印刷設定範囲管理情報に基づき、前記情報処理装置を使用しているユーザのユーザ識別情報を前記情報処理装置に取得させる第1命令を前記印刷ソフトウェアに送信する第1命令送信処理と、前記第1命令に応じて取得される前記ユーザ識別情報に基づき前記情報処理装置を使用しているユーザの印刷設定範囲を前記情報処理装置に特定させる印刷設定範囲特定情報を前記印刷ソフトウェアに送信する設定範囲特定情報送信処理と、前記印刷ソフトウェアから前記第1命令と前記印刷設定範囲特定情報に応じた印刷設定の第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、を実行するよう構成されている。
【0009】
本願発明の情報処理プログラムを実行する演算部は、印刷設定範囲管理情報取得処理で、印刷装置の印刷設定範囲をユーザごとに管理するための印刷設定範囲管理情報を取得する。演算部は、取得した印刷設定範囲管理情報に基づき、第1命令送信処理で、情報処理装置を使用しているユーザのユーザ識別情報を情報処理装置に取得させる第1命令を印刷ソフトウェアに送信する。
演算部は、設定範囲特定情報送信処理で、第1命令に応じて取得されるユーザ識別情報に基づき情報処理装置を使用しているユーザの印刷設定範囲を情報処理装置に特定させる印刷設定範囲特定情報を印刷ソフトウェアに送信する。演算部は、印刷データ取得処理で、印刷ソフトウェアから第1命令と印刷設定範囲特定情報に応じた印刷設定の第1印刷データを取得する。演算部は、印刷データ取得処理で取得した第1印刷データに基づく第2印刷データを、印刷データ送信処理にて印刷装置へ向けて送信する。
上記の結果、本願発明によれば、ユーザごとの個別の印刷設定の内容に応じた印刷を実行することができる。したがって、例えば複数ユーザが仮想印刷装置を共有する場合に、前のユーザの印刷設定の内容が残っていたとしても、当該ユーザ固有の印刷設定に切り替えることができ、利便性を向上できる。
【0010】
また上記目的を達成するために、本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置には印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、前記情報処理プログラムは、前記印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、前記印刷装置における印刷設定可能な範囲である印刷設定範囲をアプリケーションごとに管理する印刷設定範囲管理情報を取得する印刷設定範囲管理情報取得処理と、取得した前記印刷設定範囲管理情報に基づき、前記情報処理装置で使用されているアプリケーションのアプリ識別情報を前記情報処理装置に取得させる第2命令を前記印刷ソフトウェアに送信する第2命令送信処理と、前記第2命令に応じて取得される前記アプリ識別情報に基づき前記情報処理装置で使用されているアプリケーションの印刷設定範囲を前記情報処理装置に特定させる印刷設定範囲特定情報を前記印刷ソフトウェアに送信する設定範囲特定情報送信処理と、前記印刷ソフトウェアから前記第2命令と前記印刷設定範囲特定情報に応じた印刷設定の第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、を実行するよう構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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