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公開番号
2025174733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024081277
出願日
2024-05-17
発明の名称
コンピュータプログラム、および、データ処理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
鳳国際弁理士法人
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20251120BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の対象画像を用いて対象物の欠陥を検出する。
【解決手段】第1対象画像は、対象物の第1部分を含み、第1部分と隣接する第2部分を含まない。第2対象画像は、第2部分を含み、第1部分の少なくとも一部を含まない。第1対象画像を用いて対象物の欠陥を検出する第1処理と、第2対象画像を用いて対象物の欠陥を検出する第2処理と、が実行される。第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、第1対象画像のうち、第1欠陥を含む部分と、第2対象画像のうち、第2欠陥を含む部分と、を含む第3対象画像が取得され、第3対象画像を用いて対象物の欠陥が検出される。あるいは、特定条件が満たされる場合に、第1処理の検出結果と、第2処理の検出結果と、を用いて、対象物の第1部分と第2部分とを含む特定部分の検出結果が生成される。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータプログラムであって、
対象物を示す第1対象画像と第2対象画像とを取得する第1取得機能であって、前記第1対象画像と前記第2対象画像とは、イメージセンサを用いて生成される画像であり、前記第1対象画像は、前記対象物の第1部分の画像を含み、前記対象物の前記第1部分と隣接する第2部分の画像を含まず、前記第2対象画像は、前記第2部分の画像を含み、前記第1部分の画像の少なくとも一部を含まない、第1取得機能と、
前記第1対象画像を用いて前記第1対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第1処理と、前記第2対象画像を用いて前記第2対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第2処理と、を実行する第1検出機能と、
前記第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、前記第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、前記第1対象画像のうち、前記第1欠陥を含む部分と、前記第2対象画像のうち、前記第2欠陥を含む部分と、を含む第3対象画像を取得する第2取得機能と、
前記特定条件が満たされる場合に、前記第3対象画像を用いて前記第3対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第3処理を実行する第2検出機能と、
をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコンピュータプログラムであって、
前記第1処理と前記第2処理と前記第3処理は、訓練済みの機械学習モデルを用いる処理を含む、コンピュータプログラム。
【請求項3】
請求項2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記第1処理と前記第2処理との検出結果は、欠陥の領域を示す領域情報と、検出の信頼性を示す指標値である信頼度と、前記欠陥の種類を示す種類情報と、の少なくとも1つを含み、
前記特定条件は、前記第1処理の検出結果と前記第2処理の検出結果との間で、前記領域情報と前記信頼度と前記種類情報との少なくとも1つが異なることを含む、コンピュータプログラム。
【請求項4】
請求項2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記第2取得機能は、前記第1欠陥と前記第2欠陥とが中央部に位置するように配置された前記第3対象画像を取得する、コンピュータプログラム。
【請求項5】
請求項2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記第1処理に用いられる前記機械学習モデルと、前記第2処理に用いられる前記機械学習モデルとは、同一のモデルである、コンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載のコンピュータプログラムであって、
前記特定条件は、前記第1欠陥と前記第2欠陥とが、連続する一つの欠陥を構成することを示す条件を含む、コンピュータプログラム。
【請求項7】
コンピュータプログラムであって、
対象物を示す第1対象画像と第2対象画像とを取得する第1取得機能であって、前記第1対象画像と前記第2対象画像とは、イメージセンサを用いて生成される画像であり、前記第1対象画像は、前記対象物の第1部分の画像を含み、前記対象物の前記第1部分と隣接する第2部分の画像を含まず、前記第2対象画像は、前記第2部分の画像を含み、前記第1部分の画像の少なくとも一部を含まない、第1取得機能と、
前記第1対象画像を用いて前記第1対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第1処理と、前記第2対象画像を用いて前記第2対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第2処理と、を実行する第1検出機能であって、前記第1処理と前記第2処理との検出結果は、検出された欠陥領域と、前記欠陥領域の検出の信頼度と、のうちの少なくとも1つを示す情報を含む、前記第1検出機能と、
前記第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、前記第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、前記第1処理の前記検出結果と、前記第2処理の前記検出結果と、を用いて、前記対象物の前記第1部分と前記第2部分とを含む特定部分の前記検出結果を生成する、結果生成機能と、
を備える、コンピュータプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のコンピュータプログラムであって、
前記特定条件は、前記第1処理の検出結果と、前記第2処理の検出結果と、の少なくとも一部が異なることを含み、
前記結果生成機能は、
前記第1処理の検出結果と前記第2処理の検出結果とのうち、他方の検出結果よりも広い前記欠陥領域が検出されたことと、前記他方の検出結果よりも高い前記信頼度で前記欠陥領域が検出されたことと、の少なくとも一方の条件を満たす優先検出結果を決定し、
前記優先検出結果の少なくとも一部を前記特定部分の検出結果として決定することによって、前記特定部分の検出結果を生成する、コンピュータプログラム。
【請求項9】
請求項7に記載のコンピュータプログラムであって、
前記特定条件は、前記第1処理にて検出される欠陥の種類と、前記第2処理にて検出される欠陥の種類と、が同一であることを含み、
前記結果生成機能は、前記第1処理の検出結果の前記信頼度と前記第2処理の検出結果の前記信頼度との平均値を、前記特定部分の検出結果の信頼度として算出する処理を含む生成処理を実行して、前記特定部分の検出結果を生成する、コンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項7~9のいずれかに記載のコンピュータプログラムであって、
前記結果生成機能は、
前記第1処理の検出結果の前記欠陥領域と、前記第2処理の検出結果の前記欠陥領域と、の論理和を取ることで得られる領域を、前記特定部分の検出結果の欠陥領域として特定する処理を含む生成処理を実行して、前記特定部分の検出結果を生成する、コンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、対象物を示す対象画像を用いて物体の欠陥を検出する技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
物体を検査する種々の技術が提案されている。特許文献1は、アルミニウムシートやプラスチックシート等のウェブの表面を検査する技術を開示している。この技術では、表面欠陥検出器は、ウェブの表面に存在する欠陥部を検出してタイミング信号を出力する。停止制御手段は、タイミング信号に基づき、ウェブの搬送を減速した後に、ウェブの搬送路内に予め設定された目視検査位置に欠陥部を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-038958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書は、複数の対象画像を用いて対象物の欠陥を検出する新たな技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]コンピュータプログラムであって、対象物を示す第1対象画像と第2対象画像とを取得する第1取得機能であって、前記第1対象画像と前記第2対象画像とは、イメージセンサを用いて生成される画像であり、前記第1対象画像は、前記対象物の第1部分の画像を含み、前記対象物の前記第1部分と隣接する第2部分の画像を含まず、前記第2対象画像は、前記第2部分の画像を含み、前記第1部分の画像の少なくとも一部を含まない、第1取得機能と、前記第1対象画像を用いて前記第1対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第1処理と、前記第2対象画像を用いて前記第2対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第2処理と、を実行する第1検出機能と、前記第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、前記第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、前記第1対象画像のうち、前記第1欠陥を含む部分と、前記第2対象画像のうち、前記第2欠陥を含む部分と、を含む第3対象画像を取得する第2取得機能と、前記特定条件が満たされる場合に、前記第3対象画像を用いて前記第3対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第3処理を実行する第2検出機能と、をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
【0007】
第1対象画像を用いる第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、第2対象画像を用いる第2処理にて第2欠陥が検出される場合には、例えば、対象物の第1部分から第2部分に跨がる欠陥が、第1欠陥と第2欠陥として検出される場合がある。上記構成によれば、第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、第1欠陥と第2欠陥を含む第3対象画像を用いて第3対象画像に示される対象物の欠陥が検出される。この結果、複数の対象画像(第1~第3対象画像)を用いて対象物の第1部分から第2部分に跨がる欠陥を適切に検出し得る。
【0008】
[適用例2]コンピュータプログラムであって、対象物を示す第1対象画像と第2対象画像とを取得する第1取得機能であって、前記第1対象画像と前記第2対象画像とは、イメージセンサを用いて生成される画像であり、前記第1対象画像は、前記対象物の第1部分の画像を含み、前記対象物の前記第1部分と隣接する第2部分の画像を含まず、前記第2対象画像は、前記第2部分の画像を含み、前記第1部分の画像の少なくとも一部を含まない、第1取得機能と、前記第1対象画像を用いて前記第1対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第1処理と、前記第2対象画像を用いて前記第2対象画像に示される前記対象物の欠陥を検出する第2処理と、を実行する第1検出機能であって、前記第1処理と前記第2処理との検出結果は、検出された欠陥領域と、欠陥の検出の信頼度と、のうちの少なくとも1つを示す情報を含む、前記第1検出機能と、
前記第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、前記第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、前記第1処理の前記検出結果と、前記第2処理の前記検出結果と、を用いて、前記対象物の前記第1部分と前記第2部分とを含む特定部分の前記検出結果を生成する、結果生成機能と、
を備える、コンピュータプログラム。
【0009】
第1対象画像を用いる第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、第2対象画像を用いる第2処理にて第2欠陥が検出される場合には、例えば、対象物の第1部分から第2部分に跨がる欠陥が、第1欠陥と第2欠陥として検出される場合がある。上記構成によれば、第1処理にて第1欠陥が検出され、かつ、第2処理にて第2欠陥が検出されることを含む特定条件が満たされる場合に、第1処理の検出結果と、第2処理の検出結果と、を用いて、対象物の第1部分と第2部分とを含む特定部分の検出結果を生成する。この結果、複数の対象画像(第1、第2対象画像)を用いて対象物の第1部分から第2部分に跨がる欠陥を適切に検出し得る。
【0010】
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、対象物の欠陥を検出する方法、対象物の欠陥を検出するためのデータ処理装置、これらの方法、装置を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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