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公開番号
2025080462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193620
出願日
2023-11-14
発明の名称
液体吐出装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/21 20060101AFI20250519BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】下地となるインク層に画像欠陥が生じることを防ぎ、洗濯や摩擦に対する画像の堅牢性を向上させた液体吐出装置を提供する。
【解決手段】被印刷物にインクを吐出するヘッドを含み走査する画像形成部、搬送部、制御部を備える。被印刷物の搬送方向を第1の方向とし、第1の方向と直交する方向を第2の方向とする。被印刷物上に下地を形成してから下地の上に画像を形成する。下地は、第1のインク層と第2のインク層からなる。1回目の被印刷物の搬送で、第1の方向及び第2の方向に対して連続したドットピッチの着弾位置でインクを吐出しドットを形成することで第1のインク層を形成する。2回目の被印刷物の搬送で、第1のインク層を形成する際の第1の方向及び第2の方向のインクの着弾位置に対して半ピッチ分ずらした着弾位置にインクを吐出しドットを形成することで第2のインク層を形成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被印刷物にインクを吐出する液体吐出ヘッドを含み、走査する画像形成部と、
被印刷物を搬送する搬送部と、
制御部と、を備える液体吐出装置であって、
被印刷物の搬送方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交する方向を第2の方向とし、
前記制御部は、被印刷物を微小量搬送しつつ前記画像形成部を走査させながらインクを吐出させる制御を行うとともに、被印刷物上に下地を形成してから前記下地の上に画像を形成する制御を行い、
前記下地は、第1のインク層と第2のインク層からなり、
1回目の被印刷物の搬送で、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して連続したドットピッチの着弾位置でインクを吐出しドットを形成することで第1のインク層を形成し、
2回目の被印刷物の搬送で、前記第1のインク層を形成する際の前記第1の方向及び前記第2の方向のインクの着弾位置に対して半ピッチ分ずらした着弾位置にインクを吐出しドットを形成することで前記第2のインク層を形成する
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記第2のインク層におけるドットの大きさは、前記第1のインク層におけるドットの大きさ以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
被印刷物にインクを吐出する液体吐出ヘッドを含み、走査する画像形成部と、
被印刷物を搬送する搬送部と、
制御部と、を備える液体吐出装置であって、
被印刷物の搬送方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交する方向を第2の方向とし、
前記制御部は、被印刷物を微小量搬送しつつ前記画像形成部を走査させながらインクを吐出させる制御を行うとともに、被印刷物上に下地を形成してから前記下地の上に画像を形成する制御を行い、
前記下地は、第1のインク層と第2のインク層からなり、
1回目の被印刷物の搬送で、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して連続したドットピッチの1ピッチおきの着弾位置でインクを吐出しドットを形成することで第1のインク層を形成し、
2回目の被印刷物の搬送で、前記第1のインク層を形成する際の前記第1の方向又は前記第2の方向のインクの着弾位置に対して1ピッチ分ずらした着弾位置にインクを吐出しドットを形成することで前記第2のインク層を形成する
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
前記第2のインク層におけるドットの大きさは、前記第1のインク層におけるドットの大きさ以上である
ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記制御部は、2回目の被印刷物の搬送又は3回目以降の被印刷物の搬送で、前記下地に対してインクを吐出して前記画像を形成する
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第1のインク層と前記第2のインク層を同じインクにより形成する
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記第1のインク層と前記第2のインク層をホワイトインクにより形成する
ことを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記被印刷物は、布である
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、インク等の記録液を吐出するヘッドを備え、インクジェット記録を行うインクジェットプリンタ等の画像形成装置が知られている。
【0003】
このような画像形成装置では、例えば、インクジェット記録ヘッドを用いたシリアル動作により、濃色(例えば黒色)のTシャツにインクを吐出し、画像を形成するものが知られている。この場合、1回目の搬送でTシャツにホワイトインクを吐出して下地を形成し、2回目の搬送でカラーインクを吐出して画像を形成する。その後、必要に応じて、インクを定着させるために加熱や加圧を行い、画像形成のプロセスが完了する。
【0004】
特許文献1には、十分なマット調画像を得るという目的で、下層の画像に対してそれ以上の解像度で、下層のドット上およびドット間に上層のドットを重ね打ちする構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の技術では、最初のホワイトインクによるインク層を形成する際、黒ポチと呼ばれる小さな点のように、Tシャツの下地が見えてしまう箇所が多く発生してしまう場合があった。この場合、その黒ポチを起点としてインクが剥がれてしまう場合があり、洗濯や摩擦などの画像の堅牢性が低下してしまう。また、従来の技術では、画像に下地が見えてしまう箇所が生じたときに、その下地を覆い隠し、画像欠陥の発生を防止することが難しい。
【0006】
そこで本発明は、下地に画像欠陥が生じることを防ぎ、洗濯や摩擦に対する画像の堅牢性を向上させた液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、
被印刷物にインクを吐出する液体吐出ヘッドを含み、走査する画像形成部と、
被印刷物を搬送する搬送部と、
制御部と、を備える液体吐出装置であって、
被印刷物の搬送方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交する方向を第2の方向とし、
前記制御部は、被印刷物を微小量搬送しつつ前記画像形成部を走査させながらインクを吐出させる制御を行うとともに、被印刷物上に下地を形成してから前記下地の上に画像を形成する制御を行い、
前記下地は、第1のインク層と第2のインク層からなり、
1回目の被印刷物の搬送で、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して連続したドットピッチの着弾位置でインクを吐出しドットを形成することで第1のインク層を形成し、
2回目の被印刷物の搬送で、前記第1のインク層を形成する際の前記第1の方向及び前記第2の方向のインクの着弾位置に対して半ピッチ分ずらした着弾位置にインクを吐出しドットを形成することで前記第2のインク層を形成する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、下地に画像欠陥が生じることを防ぎ、洗濯や摩擦に対する画像の堅牢性を向上させた液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の液体吐出装置の一例を説明するための側面概略図である。
一般的なドット配置の一例を説明するための平面概略図である。
図2において黒ポチが発生した場合の例を説明するための平面概略図である。
実施例1のドット配置を説明するための平面概略図である。
実施例2のドット配置を説明するための平面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る液体吐出装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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