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公開番号2025105025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223283
出願日2023-12-28
発明の名称液体塗布装置、液体塗布システム、液体塗布方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B05C 11/10 20060101AFI20250703BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】印刷の生産性を向上させることができる液体塗布装置、液体塗布システム、液体塗布方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】印刷データの第1印刷画像を複数の第2印刷画像に分割し、第2印刷画像それぞれに対応する印刷領域において吐出ヘッドを走査して吐出ヘッドから印刷面に液体を吐出させる液体塗布装置であって、第1印刷画像が、吐出ヘッドが走査することが可能な範囲である走査可能範囲に収まるか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果に応じて定まる第1印刷画像の分割の要否に応じて、第1印刷画像または第2印刷画像を印刷する印刷面上の印刷領域の大きさを変更する第1変更部と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
印刷データの第1印刷画像を複数の第2印刷画像に分割し、前記第2印刷画像それぞれに対応する印刷領域において吐出ヘッドを走査して該吐出ヘッドから印刷面に液体を吐出させる液体塗布装置であって、
前記第1印刷画像が、前記吐出ヘッドが走査することが可能な範囲である走査可能範囲に収まるか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に応じて定まる前記第1印刷画像の分割の要否に応じて、前記第1印刷画像または前記第2印刷画像を印刷する前記印刷面上の印刷領域の大きさを変更する第1変更部と、
を備えた液体塗布装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記判定部は、さらに、前記第1印刷画像が基準となる第1印刷領域に収まるか否かを判定し、
前記第1変更部は、前記判定部によって前記第1印刷画像が前記走査可能範囲に収まり、かつ、該第1印刷画像が前記第1印刷領域に収まらないと判定された場合、該第1印刷画像が収まるように該第1印刷領域を拡大して第2印刷領域とする請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項3】
前記第1変更部は、前記判定部によって前記第1印刷画像が前記走査可能範囲に収まらないと判定された場合、複数の印刷領域の全体の大きさが、該第1印刷画像が収まる大きさとなるように、基準となる第1印刷領域を縮小して第2印刷領域とし、
前記第1印刷画像を、前記第1変更部により縮小された前記第2印刷領域それぞれに印刷されるように、前記第1印刷画像を前記複数の第2印刷画像に分割する分割部を、さらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項4】
前記判定部は、さらに、前記第1印刷画像を基準となる第1印刷領域それぞれで印刷されるように複数に分割したとした場合、その分割数が所定数以内であるか否かを判定し、
前記判定部によって前記第1印刷画像が前記走査可能範囲に収まらず、かつ、前記分割数が前記所定値以内と判定された場合、前記第1印刷画像が前記走査可能範囲に収まるように縮小する第2変更部を、さらに備え、
前記第1変更部は、前記第2変更部により縮小された前記第1印刷画像が収まるように前記第1印刷領域を拡大して第2印刷領域とする請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項5】
前記第1印刷画像を基準となる第1印刷領域それぞれで印刷されるように複数に分割したとした場合にその分割数が所定数以内である場合に、分割せず前記第1印刷画像を縮小する処理とするか、前記第1印刷領域を縮小して前記第1印刷画像を分割する処理とするかを設定する設定部を、さらに備え、
前記第1変更部は、前記判定部によって前記第1印刷画像が前記走査可能範囲に収まらず、かつ、前記分割数が前記所定値以内と判定され、かつ、前記設定部により前記第1印刷領域を縮小して前記第1印刷画像を分割する処理に設定されている場合、複数の印刷領域の全体の大きさが該第1印刷画像に収まる大きさとなるように、前記第1印刷領域を縮小して第2印刷領域とし、
前記第1印刷画像を、前記第1変更部により縮小された前記第2印刷領域それぞれに印刷されるように、前記第1印刷画像を分割して前記複数の第2印刷画像に分割する分割部を、さらに備えた請求項4に記載の液体塗布装置。
【請求項6】
前記第1変更部により大きさが変更された印刷領域の重心は、前記走査可能範囲の重心と一致する請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項7】
前記走査可能範囲における前記印刷領域以外のバッファ領域を利用して、直前の位置で印刷された印刷画像に繋げられるように前記印刷領域の位置を補正する補正部を、さらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項8】
前記液体塗布装置は、前記第2印刷画像それぞれに対応する印刷領域に移動しながら、前記印刷領域において前記吐出ヘッドを走査して該吐出ヘッドから前記印刷面に液体を吐出させる請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項9】
印刷データの第1印刷画像を複数の第2印刷画像に分割し、前記第2印刷画像それぞれに対応する印刷領域において吐出ヘッドを走査して該吐出ヘッドから印刷面に液体を吐出させる液体塗布システムであって、
前記第1印刷画像が、前記吐出ヘッドが走査することが可能な範囲である走査可能範囲に収まるか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に応じて定まる前記第1印刷画像の分割の要否に応じて、前記第1印刷画像または前記第2印刷画像を印刷する前記印刷面上の印刷領域の大きさを変更する変更部と、
を含む液体塗布システム。
【請求項10】
前記吐出ヘッドを備えた液体塗布装置と、
前記判定部と、前記変更部と、を備えた外部機器と、
を含む請求項9に記載の液体塗布システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体塗布装置、液体塗布システム、液体塗布方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
道路面上等に白線、文字および記号等の印刷データを印刷する場合、印刷装置に備えられるキャリッジが走査できる範囲を超える大きな印刷領域となるとき、当該印刷領域を分割し、分割した印刷領域でそれぞれ印刷できるように印刷データの印刷画像を分割し、印刷装置を移動させながら、複数の印刷画像をつなげて印刷する必要がある。この場合、印刷装置を次の印刷領域に移動させた場合、その移動位置に誤差が生じるため、当該誤差に対して印刷領域の位置を補正するために印刷領域の外側にバッファ領域が設けられている。しかし、従来の印刷装置では、印刷領域の大きさが固定となっているため、印刷データの印刷画像を分割してそれぞれの印刷領域で印刷を行う場合にキャリッジを走査する範囲が多くなることにより、当該範囲のうちキャリッジの吐出ヘッドからインクを吐出しない領域が多くなり、生産性が阻害されてしまうという課題がある。
【0003】
上述のように、印刷対象となる媒体に対して複数の範囲に画像を印刷する技術として、連続用紙の印刷において当該連続用紙の幅よりも狭い幅の画像を並べて印刷する際、損紙が少なくなるように複数のジョブを選択して配置する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、印刷領域が固定となっているために、印刷の生産性が向上しないという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷の生産性を向上させることができる液体塗布装置、液体塗布システム、液体塗布方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷データの第1印刷画像を複数の第2印刷画像に分割し、前記第2印刷画像それぞれに対応する印刷領域において吐出ヘッドを走査して該吐出ヘッドから印刷面に液体を吐出させる液体塗布装置であって、前記第1印刷画像が、前記吐出ヘッドが走査することが可能な範囲である走査可能範囲に収まるか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に応じて定まる前記第1印刷画像の分割の要否に応じて、前記第1印刷画像または前記第2印刷画像を印刷する前記印刷面上の印刷領域の大きさを変更する第1変更部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置に対するキャリッジの走査が可能な範囲および印刷領域の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る液体塗布装置のキャリッジの移動機構の構成の一例を示す図である。
図4は、走査可能範囲および印刷領域の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る液体塗布装置においてバッファ領域が移動誤差を吸収することを説明する図である。
図6は、実施形態に係る液体塗布装置において台車で印刷装置を運んでいる状態の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る液体塗布装置において台車から印刷装置を印刷面に設置した状態の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9は、実施形態に係る液体塗布装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図10は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷画像を分割しない場合の処理を説明する図である。
図11は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷画像を分割する場合の処理を説明する図である。
図12は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷領域を縮小することによりキャリッジが走査する範囲が削減することを説明する図である。
図13は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷画像の分割数が4以内である場合の処理を説明する図である。
図14は、実施形態に係る液体塗布装置の全体動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る液体塗布装置、液体塗布システム、液体塗布方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
(液体塗布装置の全体構成および動作概要)
図1は、実施形態に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置に対するキャリッジの走査が可能な範囲および印刷領域の一例を示す図である。図3は、実施形態に係る液体塗布装置のキャリッジの移動機構の構成の一例を示す図である。図4は、走査可能範囲および印刷領域の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る液体塗布装置においてバッファ領域が移動誤差を吸収することを説明する図である。図1~図5を参照しながら、本実施形態に係る液体塗布装置1の全体構成および動作概要について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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