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公開番号
2025095764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212046
出願日
2023-12-15
発明の名称
トナー搬送装置、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/10 20060101AFI20250619BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】斜め下方に延在する傾斜搬送経路を落下搬送経路の下端に連通するように設置した場合であっても、トナーの架僑の発生を軽減しつつ、異常音を生じにくくする。
【解決手段】複数の可撓性シート部材53A~53Cは、搬送方向に隣接するもの同士の、少なくとも突起部43bに接触する部分から先端部53bに至る部分に、傾斜搬送コイル52のコイルピッチHに比べて大きな搬送方向の隙間D1、D2が形成されるように並設されている。さらに、複数の可撓性シート部材53A~53Cは、搬送方向の上流側に対応する位置にて隣接するもの同士の隙間D2が、下流側に対応する位置にて隣接するもの同士の隙間D1に比べて、大きくなるように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
トナーが自重落下する落下搬送経路と、
前記落下搬送経路の下端に連通して、斜め下方に延在する傾斜搬送経路と、
前記傾斜搬送経路に内設されて、所定方向に回転してトナーを前記斜め下方に搬送するコイル状又はスクリュ状の搬送部材と、
先端部が前記搬送部材に接触可能に前記落下搬送経路に内設されて、前記搬送部材の回転に連動して搖動する可撓性シート部材と、
前記可撓性シート部材の前記先端部が前記搬送部材の回転中心に向くように前記内壁面から離れる方向に傾斜させる突起部と、
を備え、
複数の前記先端部が前記搬送部材の搬送方向に沿って並ぶように複数の前記可撓性シート部材が設けられるとともに、複数の前記突起部が前記複数の可撓性シート部材にそれぞれ対応するように設けられ、
前記複数の突起部は、前記搬送方向の上流側に対応する位置に位置するものが下流側に対応する位置に位置するものに比べて、突起高さが高くなるように構成され、
前記複数の可撓性シート部材は、
前記搬送方向に隣接するもの同士の、少なくとも前記突起部に接触する部分から前記先端部に至る部分に、前記搬送部材のコイルピッチ又はスクリュピッチに比べて大きな前記搬送方向の隙間が形成されるように並設されて、
前記搬送方向の上流側に対応する位置にて隣接するもの同士の前記隙間が、下流側に対応する位置にて隣接するもの同士の前記隙間に比べて、大きくなるように構成されたことを特徴とするトナー搬送装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記可撓性シート部材は、
前記落下搬送経路の内壁面に固定された固定端としての上端部と、
前記上端部から鉛直方向下方に延びる腹部と、
前記腹部の下端から前記搬送部材のコイル又はスクリュの前記回転中心に対する傾斜に沿うように屈曲する前記先端部と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
【請求項3】
前記突起部は、弾性材料で形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置。
【請求項4】
前記突起部は、前記可撓性シート部材に接触するように構成されて、前記可撓性シート部材の搖動に連動して弾性変形することを特徴とする請求項3に記載のトナー搬送装置。
【請求項5】
前記弾性材料は、ゴム材料であることを特徴とする請求項3に記載のトナー搬送装置。
【請求項6】
前記複数の突起部は、発泡材料で形成されて、前記搬送方向の上流側に対応する位置に位置するものが下流側に対応する位置に位置するものに比べて、発泡密度が高くなるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置。
【請求項7】
前記複数の可撓性シート部材は、前記搬送方向の上流側に対応する位置に位置するものが下流側に対応する位置に位置するものに比べて、シート厚さが薄いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置。
【請求項8】
前記可撓性シート部材の前記先端部のシート幅が、前記搬送部材のコイルピッチ又はスクリュピッチに比べて、小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置。
【請求項9】
前記落下搬送経路の上端に連通して、水平方向に延在する水平搬送経路と、
前記水平搬送経路に内設されて、所定方向に回転してトナーを前記水平方向に搬送するコイル状又はスクリュ状の第2搬送部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、廃トナー、リサイクルトナー、新品トナーなどのトナーを搬送するトナー搬送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、廃トナーなどのトナーを自重落下させる落下搬送経路と、落下搬送経路の下端に連通して斜め下方に延在する傾斜搬送経路と、が設けられたトナー搬送装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、落下搬送経路と傾斜搬送経路とが連通する部分の近傍でトナーの架僑が生じないようにすることを目的として、傾斜搬送経路に設置された傾斜搬送コイルの回動に連動して搖動する櫛歯状の可撓性シート部材を、落下搬送経路に設ける技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のトナー搬送装置は、落下搬送経路と傾斜搬送経路とが連通する部分の近傍でトナーの架僑が生じにくくなる効果が充分に期待できるものの、櫛歯状の可撓性シート部材の搖動により異常音が生じてしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、斜め下方に延在する傾斜搬送経路を落下搬送経路の下端に連通するように設置した場合であっても、異常音の発生が軽減されつつ、トナーの架僑が生じにくい、トナー搬送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるトナー搬送装置は、トナーが自重落下する落下搬送経路と、前記落下搬送経路の下端に連通して、斜め下方に延在する傾斜搬送経路と、前記傾斜搬送経路に内設されて、所定方向に回転してトナーを前記斜め下方に搬送するコイル状又はスクリュ状の搬送部材と、先端部が前記搬送部材に接触可能に前記落下搬送経路に内設されて、前記搬送部材の回転に連動して搖動する可撓性シート部材と、前記可撓性シート部材の前記先端部が前記搬送部材の回転中心に向くように前記内壁面から離れる方向に傾斜させる突起部と、を備え、複数の前記先端部が前記搬送部材の搬送方向に沿って並ぶように複数の前記可撓性シート部材が設けられるとともに、複数の前記突起部が前記複数の可撓性シート部材にそれぞれ対応するように設けられ、前記複数の突起部は、前記搬送方向の上流側に対応する位置に位置するものが下流側に対応する位置に位置するものに比べて、突起高さが高くなるように構成され、前記複数の可撓性シート部材は、前記搬送方向に隣接するもの同士の、少なくとも前記突起部に接触する部分から前記先端部に至る部分に、前記搬送部材のコイルピッチ又はスクリュピッチに比べて大きな前記搬送方向の隙間が形成されるように並設されて、前記搬送方向の上流側に対応する位置にて隣接するもの同士の前記隙間が、下流側に対応する位置にて隣接するもの同士の前記隙間に比べて、大きくなるように構成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、斜め下方に延在する傾斜搬送経路を落下搬送経路の下端に連通するように設置した場合であっても、異常音の発生が軽減されつつ、トナーの架僑が生じにくい、トナー搬送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す構成図である。
廃トナー搬送装置を示す断面図である。
図3の廃トナー搬送装置における、(A)Z1-Z1断面を示す図と、(B)Z2-Z2断面を示す図と、(C)Z3-Z3断面を示す図と、である。
可撓性シート部材と、突起部が可撓性シート部材に当接する位置と、を示す正面図である。
(A)図5の可撓性シート部材が傾斜搬送コイルとの接触によって変形した状態を示す図と、(B)比較例としての可撓性シート部材が傾斜搬送コイルとの接触によって変形した状態を示す図と、である。
可撓性シート部材の先端部が傾斜搬送コイルに接触した状態を示す拡大図である。
変形例1としての、廃トナー搬送装置を示す断面図である。
変形例2としての、廃トナー搬送装置における、(A)Z1-Z1断面を示す図と、(B)Z2-Z2断面を示す図と、(C)Z3-Z3断面を示す図と、である。
変形例3としての、廃トナー搬送装置における、(A)Z1-Z1断面を示す図と、(B)Z2-Z2断面を示す図と、(C)Z3-Z3断面を示す図と、である。
変形例4としての、可撓性シート部材を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、を示す。
また、7は用紙等のシートPが収納される給紙装置、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト(像担持体)、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像をシートPに転写する2次転写ローラ、を示す。
また、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像装置に各色のトナーを補給するためのトナー容器、30は廃トナーが回収される廃トナー回収容器、を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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