TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025108263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002077
出願日2024-01-10
発明の名称画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250715BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】生産性の低下を抑制すること。
【解決手段】画像形成装置100は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、機内温度を検出する温度センサと、画像形成部による出力結果の積算値を計数するカウンターと、画像形成部の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、機内温度が第1基準温度以上である場合に、画像形成部による出力を低下させながら運転を継続させる第1制御と、積算値が第1基準積算値以上である場合に、画像形成部による出力を停止させて、調整動作を実行する第2制御と、を実行可能であり、制御部は、機内温度が前記第1基準温度よりも低い第2基準温度以上であり、且つ、積算値が第1基準積算値よりも低い第2基準積算値以上である場合に、第2制御を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
機内温度を検出する温度センサと、
前記画像形成部による出力結果の積算値を計数するカウンターと、
前記画像形成部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記機内温度が第1基準温度以上である場合に、前記画像形成部による出力を低下させながら運転を継続させる第1制御と、
前記積算値が第1基準積算値以上である場合に、前記画像形成部による出力を停止させて、調整動作を実行する第2制御と、を実行可能であり、
前記制御部は、
前記機内温度が前記第1基準温度よりも低い第2基準温度以上であり、且つ、前記積算値が第1基準積算値よりも低い第2基準積算値以上である場合に、前記第2制御を実行する画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、
複数の異なる運転モードを実行可能であり、前記運転モードに応じて、前記第2基準温度及び前記第2基準積算値の少なくとも一方を変更する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記調整動作は、第1調整動作と、前記第1調整動作よりも作業時間が長い第2調整動作と、を含み、
前記制御部が
前記機内温度が前記第2基準温度より高く第1基準温度より低い第3基準温度以上であり、且つ、前記積算値が前記第2基準積算値以上である場合に、前記第2調整動作を実行し、
前記機内温度が前記第3基準温度未満であり、且つ、前記積算値が前記第2基準積算値以上である場合に、前記第1調整動作を実行する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第3基準温度を変更可能であり、
前記第3基準温度が低い場合には、前記第3基準温度が高い場合と比較して、前記第2調整動作における作業時間が短い請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
通常時の運転モードである通常運転モードと、
前記通常運転モードよりも生産性が高い生産性優先運転モードと、を実行可能であり、
前記生産性優先運転モードが実行中である場合に、前記第2制御を実行可能とし、
前記通常運転モードが実行中である場合に、前記第2制御の実行を不可能とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成部は、
表面にトナー像を担持する感光体ドラムと、
前記感光体ドラムに対面して配置され、前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、
前記トナー像を前記記録媒体に転写する転写部と、を含む請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
機内温度を検出する温度センサと、
前記画像形成部による出力結果の積算値を計数するカウンターと、
前記画像形成部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記機内温度が第1基準温度以上である場合に、前記画像形成部による出力を低下させながら運転を継続させる第1制御と、
前記積算値が第1基準積算値以上である場合に、前記画像形成部による出力を停止させて、調整動作を実行する第2制御と、を実行可能であり、
前記制御部は、
前記機内温度が前記第1基準温度よりも低い第2基準温度以上であり、且つ、前記積算値が第1基準積算値よりも低い第2基準積算値以上である場合に、前記第2制御を実行する画像形成システム。
【請求項8】
画像形成部を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成工程と、
機内温度を検出する温度検出工程と、
前記画像形成部による出力結果の積算値を計数する計数工程と、
前記画像形成部の動作を制御する制御工程と、を含み、
前記制御工程は、
前記機内温度が第1基準温度以上である場合に、前記画像形成部による出力を低下させながら運転を継続させる第1制御工程と、
前記積算値が第1基準積算値以上である場合に、前記画像形成部による出力を停止させて、調整動作を実行する第2制御工程と、を含み、
前記制御工程では、
前記機内温度が前記第1基準温度よりも低い第2基準温度以上であり、且つ、前記積算値が第1基準積算値よりも低い第2基準積算値以上である場合に、前記第2制御工程を実行する画像形成方法。
【請求項9】
画像形成部を用いて記録媒体に画像を形成させる制御処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像形成部を用いて前記記録媒体に画像を形成させる画像形成工程を実行させる処理と、
機内温度を検出する温度検出工程を実行させる処理と、
前記画像形成部による出力結果の積算値を計数する計数工程を実行させる処理と、
前記画像形成部の動作を制御する制御工程を実行させる処理と、を前記コンピュータに実行させ、
前記制御工程は、
前記機内温度が第1基準温度以上である場合に、前記画像形成部による出力を低下させながら運転を継続させる第1制御工程と、
前記積算値が第1基準積算値以上である場合に、前記画像形成部による出力を停止させて、調整動作を実行する第2制御工程と、を含み、
前記制御工程では、
前記機内温度が前記第1基準温度よりも低い第2基準温度以上であり、且つ、前記積算値が第1基準積算値よりも低い第2基準積算値以上である場合に、前記第2制御工程を実行するプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置において、各ジョブに含まれる印刷モード情報に基づいて重み付けされた重み付けカウント値を指標値として積算するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の画像形成装置では、積算した積算値が予め設定されている判定閾値以上となった場合に、画像の濃度を調整している。
【0003】
また、画像形成装置において、装置内の温度が予め設定されている判定閾値を超えた場合に、印刷動作を停止するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術に係る画像形成装置において、定着器の温度や機内温度が所定の温度以上となった場合に、装置の生産性を低下させて、過昇温とならないように温度をコントロールするものがあった。また、従来技術に係る画像形成装置において、累積の印刷枚数が所定の枚数以上となった場合に、画像形成条件を制御するプロセスコントロールが実行される。このような画像形成装置では、画像形成条件を変更することにより、生産性が低下する場合がある。
【0005】
本開示は、生産性の低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
機内温度を検出する温度センサと、
前記画像形成部による出力結果の積算値を計数するカウンターと、
前記画像形成部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記機内温度が第1基準温度以上である場合に、前記画像形成部による出力を低下させながら運転を継続させる第1制御と、
前記積算値が第1基準積算値以上である場合に、前記画像形成部による出力を停止させて、調整動作を実行する第2制御と、を実行可能であり、
前記制御部は、
前記機内温度が前記第1基準温度よりも低い第2基準温度以上であり、且つ、前記積算値が第1基準積算値よりも低い第2基準積算値以上である場合に、前記第2制御を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、生産性の低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。
実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能ブロック図である。
第1実施例に係る制御処理(生産性ダウン動作判断)の手順を示すフローチャートである。
第1実施例に係る制御処理(調整実行判断)の手順を示すフローチャートである。
第2実施例に係る制御処理(調整実行判断)の手順を示すフローチャートである。
第3実施例に係る制御処理(調整実行判断)の手順を示すフローチャートである。
画像形成装置における動作状況の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
【0010】
本明細書において、画像形成、印刷、印字又は記録は、いずれも同義である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
画像形成装置
16日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
多関節ロボット
21日前
株式会社リコー
システムおよび方法
17日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
17日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
16日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報表示方法
24日前
株式会社リコー
画像読取装置及び画像形成装置
15日前
株式会社リコー
シート搬送装置及び画像形成装置
15日前
株式会社リコー
画像処理装置、および画像処理方法
15日前
株式会社リコー
後処理装置、及び、画像形成システム
16日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
14日前
株式会社リコー
トナー搬送装置、及び、画像形成装置
28日前
株式会社リコー
後処理装置、及び、画像形成システム
21日前
株式会社リコー
画像形成装置、方法およびプログラム
21日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像読取装置、プログラム、案内方法
2日前
株式会社リコー
造形方法、造形システム及びプログラム
23日前
株式会社リコー
圧切替機構、画像形成装置及び圧切替方法
17日前
株式会社リコー
画像処理装置、画像処理方法、プログラム
23日前
株式会社リコー
測距システム、測距方法およびプログラム
21日前
株式会社リコー
積層体の製造方法、及び電気化学素子の製造方法
1日前
株式会社リコー
電子機器、システム、画像形成装置、異常検出方法
17日前
株式会社リコー
情報処理装置、開発支援システムおよびプログラム
15日前
株式会社リコー
読取装置、画像処理装置、読取方法およびプログラム
28日前
株式会社リコー
固有表現抽出方法、固有表現抽出装置及びプログラム
7日前
株式会社リコー
情報処理装置、通信システム、情報処理方法及びプログラム
28日前
株式会社リコー
情報提供システム、電子機器、情報提供方法、及びプログラム
8日前
株式会社リコー
クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
21日前
株式会社リコー
伝送管理装置
7日前
株式会社リコー
情報処理システム、画像処理装置、情報処理方法及びプログラム
24日前
株式会社リコー
位置決め調整機構、位置決め調整システム、及び充電ステーション
28日前
株式会社リコー
ポリ乳酸樹脂組成物の製造方法及びポリ乳酸樹脂組成物の製造装置
2日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
21日前
株式会社リコー
液体吐出装置、画像形成装置及び液体吐出ヘッドユニット調整方法
今日
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、及びプログラム
1日前
続きを見る