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公開番号
2025114135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008624
出願日
2024-01-24
発明の名称
シート給送装置、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
3/06 20060101AFI20250729BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シートの不給送が生じてしまったときに、給送ローラによる再給送時の不給送を生じにくくする。
【解決手段】底板42(載置部)に載置されたシートPを給送方向に給送するピックアップローラ54(給送ローラ)と、ピックアップローラ54によるシートPの不給送を検知可能な不給送検知センサ70(検知手段)と、ピックアップローラ54の回転方向の姿勢を調整可能なモータ90(調整手段)と、が設けられている。そして、ピックアップローラ54によるシートPの不給送が不給送検知センサ70によって検知されて、ピックアップローラ54によるシートPの再給送が繰り返しおこなわれるときに、ピックアップローラ54の回転方向の姿勢が、先の再給送開始時のものに対して後の再給送開始時のものが変位するようにモータ90を制御するリトライモードを実行可能に構成している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
載置部に載置されたシートを給送方向に給送する給送ローラと、
前記給送ローラによるシートの不給送を検知可能な検知手段と、
前記給送ローラの回転方向の姿勢を調整可能な調整手段と、
を備え、
前記給送ローラによるシートの不給送が前記検知手段によって検知されて、1枚のシートに対して前記給送ローラによる再給送が繰り返しおこなわれるときに、前記給送ローラの回転方向の姿勢が、先の再給送開始時のものに対して後の再給送開始時のものが変位するように前記調整手段を制御するリトライモードを実行可能に構成したことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
載置部に載置されたシートを給送方向に給送する給送ローラと、
前記給送ローラによるシートの不給送を検知可能な検知手段と、
前記給送ローラの回転方向の姿勢を調整可能な調整手段と、
を備え、
前記給送ローラによるシートの不給送が前記検知手段によって検知されて、前記給送ローラによるシートの再給送が開始されるときに、前記給送ローラの回転方向の姿勢が最初の給送開始時のものに対して変位するように前記調整手段を制御するリトライモードを実行可能に構成したことを特徴とするシート給送装置。
【請求項3】
1枚のシートに対して前記給送ローラによる再給送が繰り返しおこなわれるたびに、前記リトライモードを実行可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記再給送において前記検知手段によって前記給送ローラによるシートの不給送が検知された場合に、
前記再給送による前記シートの搬送距離が所定値を超えているものと判別されたときには、それ以降に前記再給送はおこなわずに、
前記再給送による前記シートの搬送距離が前記所定値を超えていないものと判別されたときには、再び前記再給送をおこなうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項5】
シートに対して前記再給送を2回以上繰り返しおこなうときに、最初の給送開始時の前記回転方向の姿勢と、少なくとも2回目までの前記再給送時の前記リトライモード後の前記回転方向の姿勢と、がすべて異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項6】
最初の給送時において不給送がなかったものと仮定したときに想定されるシートの搬送距離に比べて、再給送時において不給送がなかったものと仮定したときに想定されるシートの搬送距離が、短くなるように設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記給送ローラによる給送が開始されてから不給送がなかったものと仮定したときに想定されるシートの搬送距離を超えてシートが搬送されたものと判断された場合に、当該シートが不給送であったものと判別することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項8】
最初の給送時において前記給送ローラによるシートの不給送が前記検知手段によって検知されて、前記給送ローラを回転停止させるときに、前記給送ローラの回転方向の姿勢が回転開始時のものに対して変位するように前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記載置部に積載された複数枚のシートにおける最上方のシートに当接して、前記最上方のシートを給送するピックアップローラを備え、
前記給送ローラは、前記ピックアップローラであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記載置部に積載された複数枚のシートにおける最上方のシートに当接して、前記最上方のシートを給送するピックアップローラと、
前記ピックアップローラに対して給送方向下流側に設置されて、前記ピックアップローラによって給送されたシートを給送方向に給送するフィードローラと、
前記フィードローラに当接する分離ローラと、
を備え、
前記給送ローラは、前記フィードローラであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、用紙などのシートを給送するシート給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置に設置されるシート給送装置において、シートの不給送が生じたときに、給送ローラによる再給送(リトライ給送)をおこなう技術が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、シートの不給送を軽減するために、給送ローラの回転と回転停止とを繰り返しながらシートを給送する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシート給送装置は、ひとたびシートの不給送が生じてしまうと、給送ローラによる再給送をおこなっても、再び不給送が生じてしまいやすかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、シートの不給送が生じてしまったときに、給送ローラによる再給送時の不給送が生じにくい、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート給送装置は、載置部に載置されたシートを給送方向に給送する給送ローラと、前記給送ローラによるシートの不給送を検知可能な検知手段と、前記給送ローラの回転方向の姿勢を調整可能な調整手段と、を備え、前記給送ローラによるシートの不給送が前記検知手段によって検知されて、1枚のシートに対して前記給送ローラによる再給送が繰り返しおこなわれるときに、前記給送ローラの回転方向の姿勢が、先の再給送開始時のものに対して後の再給送開始時のものが変位するように前記調整手段を制御するリトライモードを実行可能に構成したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートの不給送が生じてしまったときに、給送ローラによる再給送時の不給送が生じにくい、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート給送装置を示す概略構成図である。
正常にピックアップローラによる給送がおこなわれたときの、ピックアップローラの回転数と不給送検知センサの信号との関係を示すタイミングチャートである。
ピックアップローラによる不給送があって、1回目の再給送が正常におこなわれたときの、ピックアップローラの回転数と不給送検知センサの信号との関係を示すタイミングチャートである。
ピックアップローラによる不給送があって、1回目の再給送時にも不給送があって、2回目の再給送が正常におこなわれたときの、ピックアップローラの回転数と不給送検知センサの信号との関係を示すタイミングチャートである。
(A)最初の給送開始時のピックアップローラの回転方向の姿勢を示す図と、(B)1回目の再給送開始時のピックアップローラの回転方向の姿勢を示す図と、(C)2回目の再給送開始時のピックアップローラの回転方向の姿勢を示す図と、である。
ピックアップローラによる不給送が検知されたときの制御を示すフローチャートである。
比較例としての、ピックアップローラによる不給送があって、1回目の再給送時にも不給送があって、2回目の再給送が正常におこなわれたときの、ピックアップローラの回転数と不給送検知センサの信号との関係を示すタイミングチャートである。
変形例1としての、給送開始時や再給送開始時におけるピックアップローラとフィードローラとの回転方向の姿勢位置を示す図である。
変形例2としての、ピックアップローラによる不給送が検知されたときの制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基づいた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像をシートPに転写する転写部(画像形成部)、を示す。
また、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、12、13は給送カセット40内に収容されたシートPを給送するシート給送装置、16はユーザーが手差しでセットしたシートPを給送する手差し用のシート給送装置(手差し用シート給送装置)、を示す。
また、17は転写部7に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(搬送ローラ対)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、31は装置本体1から排紙されたシートPが積載される排紙トレイ、を示す。
また、40、40´は各シート給送装置12、13に設置された給送カセット、52は各シート給送装置12、13、16に設置された給送機構、を示す。
なお、画像形成装置1の外装部には、画像形成装置1における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル80(操作表示部)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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