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公開番号
2025118113
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013242
出願日
2024-01-31
発明の名称
画像形成装置及び画像形成方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41M
5/00 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】中間転写体の中間画像を記録媒体に転写させる方式において、表面に凹凸のある記録媒体であっても良好に中間画像を転写させることができ、良好な定着性が得られる画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写体に第一インクを吐出する第一吐出手段と、第一インクが吐出された中間転写体を加熱する第一加熱手段と、第一加熱手段により加熱された中間転写体に第二インクを吐出する第二吐出手段と、第二インクが吐出された中間転写体を加熱する第二加熱手段と、第二加熱手段により加熱された中間転写体と記録媒体とを接触させ加熱及び加圧し中間転写体に形成された中間画像を記録媒体に転写させる転写手段と、を備え、第一と第二インクはそれぞれ第一樹脂と第二樹脂を含み、中間転写体の表面自由エネルギーは20~40mN/mであり、第一及び第二加熱手段は120~160℃で加熱を行い、第一樹脂のガラス転移点は第二樹脂のガラス転移点よりも高い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中間転写体に第一のインクを吐出する第一の吐出手段と、
前記第一のインクが吐出された前記中間転写体を加熱する第一の加熱手段と、
前記第一の加熱手段により加熱された前記中間転写体に第二のインクを吐出する第二の吐出手段と、
前記第二のインクが吐出された前記中間転写体を加熱する第二の加熱手段と、
前記第二の加熱手段により加熱された前記中間転写体と、記録媒体とを接触させ加熱及び加圧を行い、前記中間転写体に形成された中間画像を前記記録媒体に転写させる転写手段と、を備え、
前記第一のインクは、第一の樹脂を含み、
前記第二のインクは、第二の樹脂を含み、
前記中間転写体の表面自由エネルギーは、20mN/m以上40mN/m以下であり、
前記第一の加熱手段及び前記第二の加熱手段は、120℃以上160℃以下で加熱を行い、
前記第一の樹脂のガラス転移点は、前記第二の樹脂のガラス転移点よりも高い
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第一のインクは、少なくとも前記第一の樹脂、水、有機溶剤、界面活性剤及び色材を含み、
前記第二のインクは、少なくとも前記第二の樹脂、水、有機溶剤及び界面活性剤を含み、色材を含まない
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第一の加熱手段の加熱及び前記第二の加熱手段の加熱により減少する前記第一のインク及び前記第二のインクの重量の減少率が70%以上90%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第二のインクに含まれる前記第二の樹脂の固形分量が10質量%以上15質量%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第二の樹脂は、ウレタン樹脂である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記転写手段は、前記中間転写体の温度を前記第一の樹脂のガラス転移点よりも高くして転写を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記中間転写体は、エチレンプロピレンジエンゴムを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記転写手段は、熱転写ローラと、該熱転写ローラに対向する対向ローラとを有し、前記熱転写ローラと前記対向ローラにより形成されるニップ部に前記中間転写体と前記記録媒体を通過させて熱転写を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
中間転写体に第一のインクを吐出する第一の吐出工程と、
前記第一のインクが吐出された前記中間転写体を加熱する第一の加熱工程と、
前記第一の加熱工程により加熱された前記中間転写体に第二のインクを吐出する第二の吐出工程と、
前記第二のインクが吐出された前記中間転写体を加熱する第二の加熱工程と、
前記第二の加熱工程により加熱された前記中間転写体と、記録媒体とを接触させ加熱及び加圧を行い、前記中間転写体に形成された中間画像を前記記録媒体に転写させる転写工程と、を備え、
前記第一のインクは、第一の樹脂を含み、
前記第二のインクは、第二の樹脂を含み、
前記中間転写体の表面自由エネルギーは、20mN/m以上40mN/m以下であり、
前記第一の加熱工程及び前記第二の加熱工程は、120℃以上160℃以下で加熱を行い、
前記第一の樹脂のガラス転移点は、前記第二の樹脂のガラス転移点よりも高い
ことを特徴とする画像形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置のインクジェットプリンタは低騒音、低ランニングコスト、カラー印刷が容易であるなどの利点を有し、デジタル信号の出力機器として広く普及している。
【0003】
このようなインクジェットプリンタで使用されるインクとしては、例えば、溶媒として有機溶剤を用いた溶剤系インク、重合性モノマーを主成分とする紫外線硬化型インクなどが広く用いられている。しかし、前記溶剤系インクは、有機溶剤の蒸発による環境への影響が懸念される。また前記紫外線硬化型インクは、安全性の面から使用する重合性モノマーの選択肢が限られる。
【0004】
そこで、環境負荷が少ない水性インクを含むインクセットが提案されている。しかし、水性インクを吐出装置から直接普通紙に印字した場合、インクが紙層中に浸透し、画像濃度、画像の鮮明性、画像の乾燥性、画像滲み、画像の裏抜け等の特性を全て満足させることは難しい。これに対して、インクを中間転写体に吐出した後、中間転写体に保持されたインクを記録媒体に転写して記録像を得る技術が提案されている。
【0005】
特許文献1、2では、インクジェットヘッドから吐出したインクを中間転写体に付着させ、そのインク中の水分を発熱体により蒸発させ濃縮させた後に中間転写体を記録媒体に圧接させ、中間転写体上のインクを記録媒体に転写させて記録像を定着させることが提案されている。これにより、インクの紙層中への浸透を押さえることができ、画像の乾燥性、画像滲み、画像の裏抜け等の問題が解決できると期待されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、表面に凹凸が存在する記録媒体に対して中間転写体上の記録像(中間画像)を定着させる場合、中間転写体と記録媒体を圧接したときに、中間転写体上の記録像と記録媒体との間に空隙が発生する恐れがある。このような空隙が発生すると、転写に必要な圧力がかけられず、中間転写体上に記録像が残存する転写残が発生する恐れがある。良好な転写性が得られずに転写残が発生することで、転写した記録像の濃度低下や中間転写体の劣化といった不具合につながる恐れがある。また、良好な転写性が得られない場合、記録媒体への画像の定着性が劣り、良好な画像濃度が得られない場合が生じる。
【0007】
そこで本発明は、中間転写体の中間画像を記録媒体に転写させる方式において、表面に凹凸のある記録媒体であっても、良好に中間画像を転写させることができ、良好な定着性が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、中間転写体に第一のインクを吐出する第一の吐出手段と、前記第一のインクが吐出された前記中間転写体を加熱する第一の加熱手段と、前記第一の加熱手段により加熱された前記中間転写体に第二のインクを吐出する第二の吐出手段と、前記第二のインクが吐出された前記中間転写体を加熱する第二の加熱手段と、前記第二の加熱手段により加熱された前記中間転写体と、記録媒体とを接触させ加熱及び加圧を行い、前記中間転写体に形成された中間画像を前記記録媒体に転写させる転写手段と、を備え、前記第一のインクは、第一の樹脂を含み、前記第二のインクは、第二の樹脂を含み、前記中間転写体の表面自由エネルギーは、20mN/m以上40mN/m以下であり、前記第一の加熱手段及び前記第二の加熱手段は、120℃以上160℃以下で加熱を行い、前記第一の樹脂のガラス転移点は、前記第二の樹脂のガラス転移点よりも高いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、中間転写体の中間画像を記録媒体に転写させる方式において、表面に凹凸のある記録媒体であっても、良好に中間画像を転写させることができ、良好な定着性が得られる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の一例を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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