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公開番号2025012424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115252
出願日2023-07-13
発明の名称記録媒体
出願人独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類B41M 5/26 20060101AFI20250117BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】
本発明は、積層体にレーザ光を照射した場合の黒色の鮮明性が良好であり、レーザの照射により形成された互いの情報画像の高低差の生じることのない記録媒体を提供する。
【解決手段】
本発明は、レーザ光の照射により黒色系の第一の色相に変化して成る材料又は第一の色相と異なる第二の色相に変化して成る材料を含有する第一のレーザ発色層と、レーザ光の照射により第一の色相に変化する材料を含有し、光透過性を有する第二のレーザ発色層と、レーザ光の照射により第二の色相に変化する材料を含有し、第二のレーザ発色層と同一の厚さから成る光透過性を有する第三のレーザ発色層を備える記録媒体であって、第一のレーザ発色層上に、第二のレーザ発色層と第三のレーザ発色層が隣接して積層されて成ることを特徴とする記録媒体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レーザ光の照射により黒色系の第一の色相に変化して成る材料又は前記第一の色相と異なる第二の色相に変化して成る材料を含有する第一のレーザ発色層と、
前記レーザ光の照射により前記第一の色相に変化する材料を含有し、光透過性を有する第二のレーザ発色層と、
前記レーザ光の照射により前記第二の色相に変化する材料を含有し、前記第二のレーザ発色層と同一の厚さから成る光透過性を有する第三のレーザ発色層を備える記録媒体であって、
前記第一のレーザ発色層上に、前記第二のレーザ発色層と前記第三のレーザ発色層が隣接して積層されて成ることを特徴とする記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ発色層を積層して成る記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、カード基材が一般的に普及しており、日常生活においても様々な種類のカードが用いられている。例えば、プラスチック基材表面に特定情報等が印刷されたカード、テレフォンカード等の磁気カード、又はICメモリを内蔵したクレジットカードに代表されるICカード、プラスチック基材に個人情報等を印刷したデータページを使用したパスポートなど、身分証明等の用途で顔写真等の画像が印刷されたものもある。
【0003】
このような各種カードの改竄を防止する手法としては、レーザ発色層を積層した記録媒体にレーザを照射し、カラー画像から成る顔画像等の個人情報を記録することができる記録媒体がある。
【0004】
前述の記録媒体の一例として、基材上に、電子供与性を有する呈色性化合物と、電子受容性を有する顕色剤と、マトリックス樹脂とを含む発色層を備えた収容部を有する中間層と、中間層上に設けられたオーバーレイ層とを備え、レーザ照射により呈色性化合物の発色によりカラー画像を形成することが可能な積層体が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、特許文献2は感熱発色層とモノクロ発色層を備えた記録媒体であり、感熱発色層がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3色の感熱発色層を備え、モノクロ発色層が感熱記録層を囲むように配置される構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2022/138766号公報
実用新案登録第3221579号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術は、レーザ光の照射によりC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色成分を発現する有用な技術であるが、黒色の発現がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の減法混色によるものであるため、黒色の鮮明性に欠けるという課題があった。
【0008】
また、図5(a)は、特許文献1記載の積層体を使用した平面図であり、図5(b)は、そのA-A´断面図であるが、図5(b)に示すように、第一のレーザ発色層(1)上に、特許文献1記載の積層体を第三のレーザ発色層(3)として積層し、更に第三のレーザ発色層(3)と隣接して光透過性樹脂層(6)を第一のレーザ発色層(1)上に積層した記録媒体(B1)では、第一のレーザ発色層(1)と第三のレーザ発色層(3)の積層体の厚さ方向とで情報画像を形成する位置が異なり、レーザ光の焦点距離に差が出ることにより、第三のレーザ発色層(3)に記録された第三の情報画像(5)が第一のレーザ発色層(1)に記録された第一の情報画像(7)よりも浮いて見えるという課題があった。
【0009】
特許文献2の技術は感熱発色層とモノクロ発色層のそれぞれにレーザ光の焦点距離を同じ距離に合わせて発色させることで画像が浮いて見えるという課題は解決しているものの、感熱発色層はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を使用していることから、感熱発色層における黒色の鮮明性に欠けるという課題は依然として存在していた。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するものであり、積層体にレーザ光を照射した場合の黒色の鮮明性が良好であり、レーザ光の照射により形成された互いの情報画像の高低差の生じることのない記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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