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公開番号2025012294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115028
出願日2023-07-13
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250117BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 印刷ジョブの投入タイミングは環境によって大きく異なる。キャッピング判断までの印刷完了後経過時間を複数設けていても、環境によってはキャッピング動作開始後にジョブを受け付けてしまい印刷が開始されるまでに時間を要してしまうことになる。また、印刷ジョブの間隔がキャッピング開始を判断する時間よりも長い環境の場合、印刷完了後に必ずキャッピング判断までの時間はキャップを開けて待つため、ヘッドの吐出状態に影響を及ぼしてしまう。
【解決手段】 インクジェット記録装置は、自動的に消耗品を配送するサービスの契約情報持ち、契約情報に基づいてキャッピング動作の実行を制御するキャッピング動作実行制御手段により、消耗品定額サービス契約中での、最適なタイミングでキャッピング制御を行う。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドにキャップを被せるキャッピング手段と、前期記録ヘッドに被さったキャップを外すキャップ開放手段と、前記キャッピング手段により前記記録ヘッドのキャッピング実行を指示するキャッピング実行指示手段と、前記キャップ開放手段により前記記録ヘッドのキャップを外すキャップ開放を指示するキャップ開放指示手段を持つプリンタ装置の消耗品が定額になる定額制サービスを利用する画像処理システムにおいて、
前記定額制サービスを管理するサーバとの通信手段と、
前記定額制サービスを利用者が利用の契約を締結しているかを判断する契約判断手段と、
前記契約判断手段で締結をしている場合に契約情報を取得する契約情報取得手段を備え、
前記契約情報取得手段によりキャッピングを実施するタイミングを変更するタイミング変更手段と、前記タイミング変更手段により決定したタイミングで前記キャッピング実行指示手段を実施する手段を持つことを特徴とする印刷システム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記プリンタ装置が印刷した印刷情報を1つ以上記録する印刷情報記録手段を備え、前記タイミング変更手段は、前記契約情報取得手段に加え前記印刷情報記録手段によりキャッピングのタイミングを変更する請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記記録ヘッドから安定したインクの吐出が行われるように、前記記録ヘッドに対して回復動作を行う回復手段と、前記回復手段を実施する必要があるかを判断する回復判断手段とを備え、
前記タイミング変更手段は、前記契約情報取得手段と前記回復判断手段によりキャッピングのタイミングを変更する請求項1又は2に記載の印刷システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システムに関するものであり、特に記録媒体に対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドを持つインクジェット記録装置を含む印刷システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置においては、印刷物の品質を保つために、インクジェット記録ヘッドの吐出状態を常に良好に保つ必要がある。インクジェット記録ヘッドは、印刷を行わない状態で放置するとインクが記録ヘッドの吐出口ないしその内方の液路内で増粘や固着が生じやすい。そのため、印刷を行わない場合はインクを吐出するための記録ヘッドにキャップを被せるキャッピングを行う必要がある。このようなインクジェット方式の記録装置において、印刷完了後に一定時間経過後にキャッピング動作を行う技術が一般的である。しかし、キャッピング動作に入った直後に印刷ジョブが開始されると、キャッピング動作を完了してからキャップを開放する動作を行い、印刷を開始することになり印刷に時間を要してしまう課題があった。この課題に対し、印刷完了後、第一の時間経過後にキャッピング判断を行い、キャップ開始前に印刷ジョブを受けている場合はキャッピング開始までの時間を第二の時間に延長する技術(例えば特許文献1参照)が開示されている。
【0003】
インクジェットや複写機などの記録装置では、印刷に使用するインクやトナーなどを消耗品として使用する。これら消耗品は、印刷の実行に伴って消費されると補充や交換する必要がある。補充や交換の頻度は、印刷が行われる頻度や印刷の内容に応じて変動する。従来の印刷装置では、利用者が自身の印刷装置の利用頻度に応じて補充または交換用の消耗品をストックして置いたり事前に購入したりして準備しておく必要があった。このような不便さを解消するため、各記録装置における消耗品の使用状況に応じて消耗品を発注するタイミングを算出して自動発注を行う方法(例えば特許文献2参照)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-193511号公報
特開2003-15477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のインクジェット記録装置の、印刷ジョブの投入タイミングは環境によって大きく異なる。キャッピング判断までの印刷完了後経過時間を複数設けていても、環境によってはキャッピング動作開始後にジョブを受け付けてしまい印刷が開始されるまでに時間を要してしまうことになる。また、印刷ジョブの間隔がキャッピング開始を判断する時間よりも長い環境の場合、印刷完了後に必ずキャッピング判断までの時間はキャップを開けて待つため、ヘッドの吐出状態に影響を及ぼしてしまう。
【0006】
本発明の目的は、インクジェット記録装置の使用環境に最適なタイミングでキャッピング制御を行うことができる印刷システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係るインクジェット記録装置は、自動的に消耗品を配送するサービスの契約情報持ち、契約情報に基づいてキャッピング動作の実行を制御するキャッピング動作実行制御手段を持つことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、インクジェット記録装置の使用環境に最適なタイミングでキャッピング制御を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷システムを示すブロック図である。
印刷システムにおけるプリンタ装置の構成を示すブロック図である。
プリンタ装置の印刷部の構成を示す図である。
電源ON時のプリンタ装置の処理内容を示すフローチャートである。
印刷ジョブ実行時のプリンタ装置の処理内容を示すフローチャートである。
第1の実施例におけるプリンタ装置のキャッピングタイミング変更の処理内容を示すフローチャートである。
第2の実施例におけるプリンタ装置のキャッピングタイミング変更の処理内容を示すフローチャートである。
第3の実施例におけるプリンタ装置のキャッピングタイミング変更の処理内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成要素は、本発明の例としての形態を示すものであり、この発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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