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公開番号2025017682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120844
出願日2023-07-25
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250130BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ジョブが完了する前に画像形成が中断した場合に、中断の前と後で異なる特性の用紙に画像形成が行われることを抑制する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙がセットされる手差しトレイと、手差しトレイから用紙を給送する給送機構1000と、給送機構1000により搬送される用紙の用紙特性を検知するためのメディアセンサ280と、給送機構1000により搬送される用紙に画像を形成する画像形成部320と、複数の用紙に画像形成するジョブを実行する場合、メディアセンサ280により検知した用紙特性に基づく動作条件で画像形成部320により複数の用紙に画像形成する制御部300と、を備える。制御部300は、ジョブが完了する前に画像形成を中断した場合、中断の要因に応じて、中断から復帰したときに、再度、メディアセンサ280による用紙特性の検知を実行するか否かを制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
用紙がセットされる給紙手段と、
前記給紙手段から前記用紙を給送する給送手段と、
前記給送手段により搬送される前記用紙の用紙特性を検知するための検知手段と、
前記給送手段により搬送される前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、
複数の用紙に画像形成するジョブを実行する場合、前記検知手段により検知した用紙特性に基づく動作条件で前記画像形成手段により前記複数の用紙に画像形成する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記ジョブが完了する前に画像形成を中断した場合、前記中断の要因に応じて、前記中断から復帰したときに、再度、前記検知手段による用紙特性の検知を実行するか否かを制御することを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
前記制御手段は、前記中断の要因が前記給紙手段の用紙無しであれば、前記検知手段を用いて検知した前記用紙特性に基づいて用紙タイプを再判別することを特徴とする、
請求項１記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記制御手段は、前記ジョブの開始時に判別した用紙タイプと、前記中断から復帰したときに再判別した用紙タイプと、を比較することで、異なる用紙タイプの用紙が前記給紙手段にセットされたか否かを判断することを特徴とする、
請求項２記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記制御手段は、異なる用紙タイプの用紙が前記給紙手段にセットされた場合に、ユーザに異なる用紙タイプの用紙がセットされたことを通知することを特徴とする、
請求項３記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記給紙手段にセットされた用紙を検知するための紙有無検知手段をさらに備えており、
前記制御手段は、前記紙有無検知手段の検知結果に基づいて、前記中断の要因を検知することを特徴とする、
請求項２記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記制御手段は、前記用紙特性に基づいて用紙タイプを再判別する場合に、前記検知手段を用いて検知した前記用紙特性に基づいて新たな動作条件を決定し、決定した前記新たな動作条件に基づいて前記用紙タイプを再判別することを特徴とする、
請求項１記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記制御手段は、前記ジョブの開始時に判別した用紙タイプと、前記中断から復帰したときに再判別した用紙タイプと、を比較し、同じ用紙タイプの用紙が前記給紙手段にセットされた場合には、前記ジョブの開始時の動作条件で前記画像形成手段に画像を形成させることを特徴とする、
請求項６記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記制御手段は、異なる用紙タイプの用紙が前記給紙手段にセットされた場合に、ユーザからこの状態でジョブを継続する通知を取得すると、前記新たな動作条件で前記画像形成手段に画像を形成させることを特徴とする、
請求項７記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、搬送中の用紙の表面性や厚み等の用紙特性を検知するメディアセンサを備えたプリンタ、コピー機、複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
電子写真方式の画像形成装置は、給紙カセットや手差しトレイ等の給紙部から用紙を１枚ずつ給送し、給送した用紙に画像を印刷する。用紙は、種類毎に表面性や厚さ等の用紙特性が異なる。画像形成装置は、用紙特性に応じて画像形成制御（給送・現像・転写・定着制御等）の動作条件を決定して、用紙への印刷を行う。動作条件は、例えば用紙の搬送速度、現像時のバイアス電圧、転写時の転写バイアス、定着温度等である。
【０００３】
用紙特性は、ユーザが手動で設定する他に、用紙の搬送経路上に設けたメディアセンサを用いて自動的に設定する構成がある。メディアセンサを搭載する画像形成装置は、搬送される用紙の用紙特性をメディアセンサを用いて判別し、該用紙特性に基づいた画像形成制御の動作条件を自動的に決定することができる（特許文献１）。このような画像形成装置は、用紙交換、起動時、或いは待機電力を少なくする省電力モードからの復帰時等に、用紙を１枚搬送して用紙特性を検出し、検出した用紙特性に基づいて動作条件を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－６２１２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
メディアセンサを用いて用紙特性を判別する場合、例えば１枚目の用紙で判別された用紙特性に基づいて画像形成制御の動作条件が決定され、２枚目以降にも反映される。また、複数の用紙に画像形成を行うジョブを実行している場合に、例えば給紙部に積載された用紙がなくなるとジョブは一時的に中断される。このような場合には、ジョブの中断前と中断後で異なる特性の用紙が積載される虞があった。
【０００６】
本発明は、上述の課題を鑑み、ジョブが完了する前に画像形成が中断した場合に、中断の前と後で異なる特性の用紙に画像形成が行われることを抑制することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の画像形成装置は、用紙がセットされる給紙手段と、前記給紙手段から前記用紙を給送する給送手段と、前記給送手段により搬送される前記用紙の用紙特性を検知するための検知手段と、前記給送手段により搬送される前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、複数の用紙に画像形成するジョブを実行する場合、前記検知手段により検知した用紙特性に基づく動作条件で前記画像形成手段により前記複数の用紙に画像形成する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ジョブが完了する前に画像形成を中断した場合、前記中断の要因に応じて、前記中断から復帰したときに、再度、前記検知手段による用紙特性の検知を実行するか否かを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、ジョブが完了する前に画像形成が中断した場合に、中断の前と後で異なる特性の用紙に画像形成が行われることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
画像形成装置の構成図。
制御部の説明図。
メディアセンサの構成図。
用紙の判別結果の説明図。
給紙段情報の説明図。
設定画面の例示図。
選択画面の例示図。
自動設定画面の例示図。
設定画面の例示図。
給紙段情報の設定処理を表すフローチャート。
メディア自動判別処理を表すフローチャート。
中断要因の表示画面の例示図。
通知画面の例示図。
ジョブ開始時の用紙検知処理を表すフローチャート。
メディアセンサの別の構成図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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