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公開番号
2025042640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023149676
出願日
2023-09-15
発明の名称
サーマルプリンタ
出願人
キヤノン電子株式会社
代理人
主分類
B41J
2/375 20060101AFI20250321BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】連続印刷中にサーマルヘッドの高温部を推定でき、過熱を防ぐ。
【解決手段】サーマルヘッド100に設けられたサーミスタTHの検出温度と閾値温度とを比較して、印刷速度制御や印刷停止の制御をおこなうサーマルプリンタにおいて、サーマルヘッド100内の全発熱体を複数個のグループG1~GXに分け、グループごとに通電制御して印刷制御を行う制御部と、各印刷ラインまでの各グループの累計通電ドット数をカウントするカウント部と、累計通電ドット数が最も多いグループGIを特定し、そのグループGIとサーミスタTHとの距離に基づいて補正された補正温度を算出する補正温度算出部を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
サーマルヘッドに設けられたサーミスタの検出温度と閾値温度とを比較して、印刷速度制御や印刷停止の制御をおこなうサーマルプリンタにおいて、
前記サーマルヘッド内の全発熱体を複数個のグループに分け、前記グループごとに通電制御して印刷制御を行う制御部と、
各印刷ラインまでの各グループの累計通電ドット数をカウントするカウント部と、
前記累計通電ドット数が最も多いグループを特定し、そのグループと前記サーミスタとの距離に基づいて補正された補正温度を算出する補正温度算出部を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
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【請求項2】
前記補正温度は、前記グループごとに前記サーミスタとの距離に基づいて算出された温度補正係数と前記サーミスタによる検出温度との積により算出されることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
【請求項3】
前記補正温度算出部は、
前記印刷ラインごとに前記補正温度を算出することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
【請求項4】
前記制御部は、
前記補正温度が前記第1閾値温度以上である場合に、印刷速度を低減することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
【請求項5】
前記制御部は、
前記補正温度が前記第1閾値温度よりも大きい第2閾値温度以上である場合に、印刷を停止することを特徴とする請求項4に記載のサーマルプリンタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数個のグループに分けられた発熱体を有するサーマルヘッドを含むサーマルプリンタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ハンディターミナルには、サーマルプリンタを搭載し入力データを帳票で印刷するプリンタ一体型モデルがある。サーマルプリンタの中でライン上に配置されたサーマルヘッドにおいて、サーマルヘッドの発熱体温度を検出するための温度検出素子としてサーミスタがサーマルヘッドの中央部に配置されている。すなわち、サーマルヘッド内の複数個の発熱体による異常過熱を、サーミスタで検出していたが、サーミスタは、プリント基板上に通常1個しか実装されておらず、発熱体の位置関係から個々の発熱体に対応した温度を検出するものではなかった。
【0003】
従来、特許文献1に開示されるように、プリントヘッド内のピン(発熱体)を複数個のグループに分け、各グループ単位の印刷ドット数をカウントし、印刷全ドット数に対する印刷比率を算出して、印刷比率を一定の閾値と比較し、部分的な過熱かを判別する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3607644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、印刷比率と閾値を比較しても、上述したとおり、サーミスタを中央部に1つしか有しておらず、サーミスタから離れている実際の過熱発生部分の温度を検知することが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を鑑み、本発明に係るサーマルプリンタは、
サーマルヘッドに設けられたサーミスタの検出温度と閾値温度とを比較して、印刷速度制御や印刷停止の制御をおこなうサーマルプリンタにおいて、
前記サーマルヘッド内の全発熱体を複数個のグループに分け、前記グループごとに通電制御して印刷制御を行う制御部と、
各印刷ラインまでの各グループの累計通電ドット数をカウントするカウント部と、
前記累計通電ドット数が最も多いグループを特定し、そのグループと前記サーミスタとの距離に基づいて補正された補正温度を算出する補正温度算出部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の温度制御方法によれば、連続印刷中にサーマルヘッドの高温部を推定でき、過熱を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るサーマルヘッドの斜視図。
本発明の実施の形態に係るサーマルプリンタの構成を示したブロック図。
本発明の実施の形態に係るサーマルプリンタの印刷フローチャート。
本発明の実施の形態に係るサーマルプリンタの距離係数を示すグラフ。
本発明の実施の形態に係るサーマルプリンタの比較関数を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1に係る実施形態を、図面を参照しながら記述する。図中、同じ符号は各図を通して共通である。
【0010】
図1は本実施例に係るサーマルプリンタを例示する図である。
(【0011】以降は省略されています)
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