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公開番号2025032645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138046
出願日2023-08-28
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250305BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】短時間で印刷完了させる。
【解決手段】プリンタ2は、スタンバイモードにおいて動作し、NIC30の制御を行うと共に、受信データを解析してウォームアップが必要な場合はウォームアップ開始指示を送信し、スリープモードにおいて省電力状態となるメインCPU10と、スタンバイモードにおいて画像形成部18の制御を行い、スリープモードにおいてNIC30の制御を行うサブCPU22とを設け、サブCPU22は、受信データの送信元が除外MACアドレスリスト68に含まれている場合、メインCPU10からウォームアップ開始指示を受信した後にウォームアップを開始し、受信データの送信元が除外MACアドレスリスト68に含まれていない場合、スリープモードからスタンバイモードへ復帰した後に、メインCPU10からのウォームアップ開始指示を待つことなくウォームアップを開始する。
【選択図】図15


特許請求の範囲【請求項1】
スタンバイモードと、該スタンバイモードよりも省電力なスリープモードとに遷移可能な画像形成装置において、
外部との通信を制御するネットワーク制御部と、
印刷データを媒体上に形成する画像形成部と、
前記スタンバイモードにおいて動作し、前記ネットワーク制御部の制御を行うと共に、前記ネットワーク制御部により受信された受信データを解析してウォームアップが必要な場合はウォームアップ開始指示を送信し、前記スリープモードにおいて前記スタンバイモードよりも省電力状態となる第1の制御部と、
前記スタンバイモードにおいて前記画像形成部の制御を行い、前記スリープモードにおいて前記ネットワーク制御部の制御を行う第2の制御部と
を有し、
前記第2の制御部は、
前記受信データの送信元が所定の除外送信元識別情報に含まれている場合、前記第1の制御部から前記ウォームアップ開始指示を受信した後に前記ウォームアップを開始し、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれていない場合、前記スリープモードから前記スタンバイモードへ復帰した後に、前記第1の制御部からの前記ウォームアップ開始指示を待つことなく前記ウォームアップを開始する
画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第2の制御部は、
前記スリープモードにおいて前記ネットワーク制御部により前記受信データを受信し、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれていない場合はフラグをセットする一方、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれている場合は前記フラグをクリアし、
前記スリープモードから前記スタンバイモードへ復帰した後に、前記フラグを確認し、前記フラグがセットされている場合、前記第1の制御部からの前記ウォームアップ開始指示を待つことなく前記ウォームアップを開始し、前記フラグがクリアされている場合、前記第1の制御部から前記ウォームアップ開始指示を受信した後に前記ウォームアップを開始する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2の制御部は、
前記スリープモードにおいて前記ネットワーク制御部により前記受信データを受信し、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれていない場合は前記第2の制御部がアクセス可能な第2のメモリ上の前記フラグをセットする一方、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれている場合は前記第2のメモリ上の前記フラグをクリアする
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2の制御部は、
前記スリープモードにおいてスリープ時ファームウェアを実行し、前記受信データを受信し、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれていない場合はフラグをセットする一方、前記受信データの送信元が前記除外送信元識別情報に含まれている場合は前記フラグをクリアし、前記第1の制御部を前記省電力状態から復帰させ、実行するファームウェアが前記スリープ時ファームウェアからスタンバイ時ファームウェアに前記第1の制御部により切り替えられると、該スタンバイ時ファームウェアを実行して前記スリープモードから前記スタンバイモードへ復帰した後に、前記フラグを確認し、前記フラグがセットされている場合は前記第1の制御部からの前記ウォームアップ開始指示を待つことなく前記ウォームアップを開始する一方、前記フラグがクリアされている場合は前記第1の制御部から前記ウォームアップ開始指示を受信した後に前記ウォームアップを開始する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の制御部がアクセス可能であり、前記スタンバイモードにおいて前記除外送信元識別情報を格納し、前記スリープモードにおいて省電力状態となる第1のメモリと、
前記第2の制御部がアクセス可能な第2のメモリと
をさらに有し、
前記第1の制御部は、
前記スタンバイモードから前記スリープモードに移行する際、前記除外送信元識別情報を前記第1のメモリから読み出して前記第2の制御部へ受け渡し、
前記第2の制御部は、
前記第1の制御部から取得した前記除外送信元識別情報を前記第2のメモリに保存する
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記除外送信元識別情報を設定させる操作表示部
をさらに有する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の制御部は、
前記スタンバイモードにおいて、前記スリープモード中に前記ネットワーク制御部により受信された所定の送信元からの前記受信データを解析し、該受信データが画像形成装置の状態を確認するパケットであった場合、その後所定時間内に前記送信元から印刷パケットを受信しなかったときは該送信元を前記除外送信元識別情報として設定するか選択させる
請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の制御部は、
外部から受信した所定の送信元情報を前記除外送信元識別情報として設定する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記スタンバイモードにおいて前記受信データを処理して前記印刷データを形成する画像処理部
をさらに有し、
前記画像処理部及び前記画像形成部は、前記スリープモードにおいて前記スタンバイモードよりも省電力状態となり、
前記第1の制御部は、前記スリープモードにおいて電源を遮断される
請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、例えばスリープモードを備えた画像形成装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スリープモードを備え、スリープモード時はサブプロセッサを用いてネットワークの監視を行うことで省電力を実現する画像形成装置があった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながらこのような画像形成装置においては、スリープモードからスタンバイモードに復帰して印刷を行う際に、画像形成部のウォームアップを開始するまでに時間を要するため、印刷完了までに時間を要するという課題があった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、短時間で印刷完了し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、スタンバイモードと、該スタンバイモードよりも省電力なスリープモードとに遷移可能な画像形成装置において、外部との通信を制御するネットワーク制御部と、印刷データを媒体上に形成する画像形成部と、スタンバイモードにおいて動作し、ネットワーク制御部の制御を行うと共に、ネットワーク制御部により受信された受信データを解析してウォームアップが必要な場合はウォームアップ開始指示を送信し、スリープモードにおいてスタンバイモードよりも省電力状態となる第1の制御部と、スタンバイモードにおいて画像形成部の制御を行い、スリープモードにおいてネットワーク制御部の制御を行う第2の制御部とを設け、第2の制御部は、受信データの送信元が所定の除外送信元識別情報に含まれている場合、第1の制御部からウォームアップ開始指示を受信した後にウォームアップを開始し、受信データの送信元が除外送信元識別情報に含まれていない場合、スリープモードからスタンバイモードへ復帰した後に、第1の制御部からのウォームアップ開始指示を待つことなくウォームアップを開始するようにした。
【0007】
本発明は、除外送信元識別情報に含まれていない送信元から受信した受信データに対し第2の制御部がウォームアップ開始指示を受信することなく画像形成部のウォームアップを開始することにより、ウォームアップの開始時期を早めて印刷完了までに要する時間を短縮できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、除外送信元識別情報に含まれていない送信元から受信した受信データに対し第2の制御部がウォームアップ開始指示を受信することなく画像形成部のウォームアップを開始することにより、ウォームアップの開始時期を早めて印刷完了までに要する時間を短縮でき、かくして短時間で印刷完了し得る画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成システムの構成を示すブロック図である。
プリンタの構成を示すブロック図である。
メインFLASHメモリの構成及びメインFWの機能構成を示すブロック図である。
サブFLASHメモリの構成並びに第1サブFW及び第2サブFWの機能構成を示すブロック図である。
メインRAMの構成を示すブロック図である。
サブRAMの構成を示すブロック図である。
ネットワーク設定情報を示す図である。
印刷ポートリストを示す図である。
除外MACアドレスリストを示す図である。
除外MACアドレス登録画面を示す図である。
TCPヘッダの構成を示す図である。
スリープモード移行処理手順を示すシーケンスチャートである。
スタンバイモード復帰処理手順を示すフローチャートである。
ウォームアップ実行選択処理手順を示すフローチャートである。
除外MACアドレス非登録時印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。
除外MACアドレス登録時印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。
除外MACアドレス登録時応答処理手順を示すシーケンスチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.画像形成システムの構成]
図1に示すように、画像形成システム1は、プリンタ2及びPC群3により構成されている。プリンタ2は、用紙に対し印刷を行うページプリンタであり、スリープモードの機能を有している。スリープモードとは、プリンタ2内の所定の部位への電源供給を遮断又はスタンバイモードよりも低減することにより、省電力化を行うモードである。PC群3は、複数のPC(パーソナルコンピュータ)4a、4b及び4c(以下ではまとめてPC4とも呼ぶ)により構成されている。画像形成システム1は、プリンタ2とPC4とがスイッチングHUB5を介しLAN(Local Area Network)5に接続されている。PC4は、LAN6を経由してプリンタ2に印刷ジョブを投入することにより、プリンタ2において印刷を行わせる。
(【0011】以降は省略されています)

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