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公開番号2025134249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032032
出願日2024-03-04
発明の名称画像記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250909BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 プリントヘッドに対して、印字データとデータ転送用のクロック、及び印字タイミング信号を送信する際に、スペクトラム拡散を適用した場合、印字タイミング信号にも周期的な変調が発生し、画像品位が低下する。
【解決手段】 画像品位に影響する信号にはスペクトラム拡散を適用せず、影響しない信号にはスペクトラム拡散を適用する。プリントヘッドに送信する印字画像データと、印字画像データを送信する送信クロックと、プリントヘッドの吐出タイミング信号を生成するコントローラーを有し、コントローラーの動作の基準となるクロックを生成する複数のクロック発振器を実装し、コントローラー内部の画像データと画像データ送信クロックを生成するブロックの動作の基準となるクロックにはスペクトラム拡散を適用し、コントローラー内部の印字タイミング信号を生成するブロックに入力するクロックにはスペクトラム拡散を適用しない。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成を行うプリントヘッドと、前記プリントヘッドに対して送信する印字画像データと、印字画像データを送信するための送信クロックと、前記プリントヘッドの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成するコントローラーと、を有し、 前記コントローラーに対して、コントローラーの動作の基準となるクロックを生成する複数のクロック発振器を有し、前記コントローラー内部の画像データと、画像データを送信する為の送信クロックを生成するブロックに入力する前記クロック発振器で生成したクロックにはスペクトラム拡散を適用する機能を有し、前記コントローラー内部の印字タイミングを生成するブロックに入力する発振器で生成したクロックにはスペクトラム拡散を適用しないことを特徴とする画像記録装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
画像形成を行うプリントヘッドと、前記プリントヘッドに対して送信する印字画像データと、印字画像データを送信するための送信クロックと、前記プリントヘッドの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成するコントローラーとを有し、前記コントローラーに対して、コントローラーの動作の基準となるクロックを生成する複数のクロック発振器を有し、前記コントローラー内部の画像データと、画像データを送信する為の送信クロックを生成するブロックに入力する前記クロック発振器で生成したクロックにはスペクトラム拡散を適用する機能を有し、前記コントローラー内部の印字タイミングを生成するブロックに入力する発振器で生成したクロックにはスペクトラム拡散を適用しないことを特徴とする画像記録装置において、前記印字画像データを送信するための送信クロックに適用するスペクトラム拡散の周波数変調量は、前記タイミング信号が規定する印字タイミング間隔の間にヘッドデータを送りきれる変調量であることを特徴とする請求書1に記載の画像記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリントヘッドへのEMI対策方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置は、記録ヘッド上に配置されたノズルよりインク滴を吐出し、記録用紙に生成されたドットによって記録画像を形成するものである。インクジェット記録装置としては、ライン上に配置されたノズルを有するプリントヘッドを固定し、プリントヘッドに対して垂直に記録媒体を搬送してインク滴を吐出して記録画像を形成する方式(ラインプリンタ)があげられる。
【0003】
紙面上の所望の位置に、所望のインク適を吐出するためには、インクを吐出するプリントヘッドに対して、プリンタ本体に実装された制御コントローラーから印刷用のデータや、吐出のタイミングを決める信号を送る必要がある。印刷用のデータは、通常データを転送するクロック信号(CLK)と、そのクロック信号に同期したデータ信号(DATA)によって送られる。吐出のタイミング信号は、記録用紙を搬送する搬送モーターに設置されたエンコーダーなどから生成される信号(LT)で、記録用紙の搬送に同期した信号となる。
【0004】
ここで、プリントヘッドに送るCLK/DATA/LT信号などのプリントヘッドのI/F信号は、制御コントローラーとプリントヘッドの物理的な距離の制約で、FFCなどのケーブルを介して送信されることが多い。この時、FFCを介して高速のCLK/DATA信号が送信されることにより、不要放射(EMI)が問題になる。EMIの問題は、CLK/DATA信号の周波数が速くなるにつれて、また、信号の本数が増えるにつれて顕著となる。
【0005】
EMIの対策のため、ヘッドのI/F信号を生成する制御コントローラー内部のモジュールに入力するクロックにスペクトラム拡散(Spread Spectrum(SS))を適用する方法が考えられる。SSとは、クロック信号の周波数をわずかに変動させることで,クロック信号の周波数スペクトラムのピーク値を下げ、EMI低減を行う技術である。特許文系1では、印刷データを送信する信号と、ポリゴンミラーを制御するステッピングモーターのクロック信号にSSを適用する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-95789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来技術には以下のような解決すべき課題がある。
【0008】
従来技術では、印刷データを送信する信号に加えて、モーターを制御するクロックにもSSCを適用している。しかしながら、今回のようなラインプリンタの場合、記録用紙を搬送する搬送モーターにSSCを適用することになるが、搬送モーターに設置されたエンコーダー信号にもSSCが適用されることになり、結果としてエンコーダー信号から生成しているLT信号にもSSCが適用されることになってしまう。仮にLT信号にSSCが適用されると、吐出のタイミング信号の間隔に周期的な変調が起き、記録用紙上に形成される画像にも周期的なムラが発生する可能性があり、印刷品位を低下させることにつながってしまう。
【0009】
従って本発明では、上記課題を解決するために、記録用紙上に印刷される画像の印刷品位を低下させることなく、EMI低減も両立させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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