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公開番号2025088345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203003
出願日2023-11-30
発明の名称インクセット、印刷方法、及び印刷物
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】布帛に対して印刷する場合であっても、風合いの悪化を抑制することができるインクセットを提供する。
【解決手段】
水酸基価が50mgKOH/g以上であるポリエーテル変性シリコーン化合物、及び凝集剤を含む前処理液と、ウレタン樹脂、及び顔料を含む水性顔料インクと、を含むインクセットであって、前記ポリエーテル変性シリコーン化合物の含有量は、前記前処理液の全量に対して、3質量%以上15質量%以下であることを特徴とするインクセットである。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
水酸基価が50mgKOH/g以上であるポリエーテル変性シリコーン化合物、及び凝集剤を含む前処理液と、
ウレタン樹脂、及び顔料を含む水性顔料インクと、を含むインクセットであって、
前記ポリエーテル変性シリコーン化合物の含有量は、前記前処理液の全量に対して、3質量%以上15質量%以下であることを特徴とするインクセット。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ポリエーテル変性シリコーン化合物は、両末端官能基型である、請求項1に記載のインクセット。
【請求項3】
前記ウレタン樹脂は、反応性ウレタン樹脂である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項4】
前記ポリエーテル変性シリコーン化合物の含有量は、前記前処理液の全量に対して、5質量%以上10質量%以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項5】
前記水性顔料インクにおける前記ウレタン樹脂の固形分濃度は、8質量%以上15質量%以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項6】
インクジェット用である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項7】
布帛に対して、水酸基価が50mgKOH/g以上であるポリエーテル変性シリコーン化合物、及び凝集剤を含む前処理液を付与する前処理液付与工程と、
前記前処理液が付与された前記布帛に対して、ウレタン樹脂、及び顔料を含む水性顔料インクを付与するインク付与工程と、
前記水性顔料インクが付与された前記布帛を、120℃以上160℃以下で乾燥する乾燥工程と、を含む印刷方法であって、
前記ポリエーテル変性シリコーン化合物の含有量が、前記前処理液の全量に対して、3質量%以上15質量%以下であることを特徴とする印刷方法。
【請求項8】
布帛に対してインクセットを印刷して得られる印刷物であって、
前記インクセットは、
水酸基価が50mgKOH/g以上であるポリエーテル変性シリコーン化合物、及び凝集剤を含む前処理液と、
ウレタン樹脂、及び顔料を含む水性顔料インクと、を含み、
前記ポリエーテル変性シリコーン化合物の含有量は、前記前処理液の全量に対して、3質量%以上15質量%以下であることを特徴とする印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクセット、印刷方法、及び印刷物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、容易にカラー画像の記録が可能であり、かつランニングコストが低い等の理由から、インクジェット印刷方法が急速に普及してきている。当該インクジェット印刷方法は、染料を中心としたアナログ手法で行われていた布帛の捺染分野においても、色材として顔料を含む水性顔料インクを用いることで捺染により発生する産業廃水を大幅に削減することができ、環境にやさしい印刷手法として採用されている。
【0003】
捺染に用いる水性顔料インクとしては、保存安定性、発色性、及び摩擦堅牢性等を向上させる目的で、バインダー樹脂としてポリカーボネート系ウレタン樹脂、及び顔料分散樹脂として炭素数10~24のアルキル基を有するスチレンアクリル樹脂を含むインキが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、布帛の風合いを損なうことなく、十分な濃度を有する画像を形成する目的で、顔料と、ガラス転移温度が50℃以上であるポリマー粒子と、水とを含み、当該顔料と当該ポリマー粒子との含有量比を規定した捺染インクが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、布帛に対して印刷する場合であっても、風合いの悪化を抑制することができるインクセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための手段としての本発明のインクセットは、
水酸基価が50mgKOH/g以上であるポリエーテル変性シリコーン化合物、及び凝集剤を含む前処理液と、
ウレタン樹脂、及び顔料を含む水性顔料インクと、
を含むインクセットであって、
前記ポリエーテル変性シリコーン化合物の含有量は、前記前処理液の全量に対して、3質量%以上15質量%以下である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、布帛に対して印刷する場合であっても、風合いの悪化を抑制することができるインクセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明に係る印刷装置の一実施形態を示す概略図である。
図2は、本発明に係る印刷装置のメインタンクの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
従来、布帛に対する捺染において、色材として顔料を含む顔料インクは、染料インクを用いた場合に比し、風合いが劣るという問題がある。これは顔料インクに含まれるバインダーとしての樹脂が、布帛の繊維間を埋めて成膜することに起因している。
【0009】
本発明のインクセットは、従来技術における各種懸念事項を十分に解消することができる。より具体的には、布帛に対して印刷する場合であっても、風合いの悪化を抑制することができるインクセットを実現することができる。
【0010】
以下に、本発明の詳細を記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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