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公開番号
2025037363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144251
出願日
2023-09-06
発明の名称
プリンタ
出願人
三栄電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
11/42 20060101AFI20250311BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】再湿性の用紙のカールや乾燥による粘着力の低下を防止することが可能なプリンタを提供する。
【解決手段】本発明によるプリンタ1は、裏面に再湿糊が付与されたロール紙Rから連続的に繰り出された用紙Pの表面に印刷するプリンタ本体10と、プリンタ本体10が印刷した用紙Pの排出動作を制御する用紙排出装置20と、用紙排出装置20から排出された用紙Pの裏面に水を塗布して粘着性を付与する水付け装置30とを備えている。プリンタ本体10は、用紙Pの印刷動作中に用紙を第1の用紙送り速度で送り出し、用紙排出装置20は、印刷動作中に用紙Pの送り出しを保留して用紙Pをループ化し、用紙Pの印刷完了後にループ化した用紙Pを第1の用紙送り速度よりも速い第2の用紙送り速度で一気に送り出す。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
裏面に再湿糊が予め塗布された用紙に印刷するプリンタであって、
ロール紙から連続的に繰り出された前記用紙の表面に印刷するプリンタ本体と、
前記プリンタ本体が印刷した用紙の排出動作を制御する用紙排出装置と、
前記用紙排出装置から排出された用紙の裏面に水を塗布して粘着性を付与する水付け装置とを備え、
前記プリンタ本体は、前記用紙の印刷動作中に前記用紙を第1の用紙送り速度で送り出し、
前記用紙排出装置は、前記印刷動作中に前記用紙の送り出しを保留して前記用紙をループ化し、前記用紙の印刷完了後に前記ループ化した用紙を前記第1の用紙送り速度よりも速い第2の用紙送り速度で一気に送り出すことを特徴とするプリンタ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記水付け装置は、
前記用紙排出装置から排出された用紙の裏面に水を塗布する刷毛と、
前記刷毛に供給する水を貯留する水槽と、
着脱自在に構成され、前記水槽に供給する水を貯留するタンクと、
前記用紙排出装置から排出された用紙の表面側から前記用紙を押さえる用紙押さえ部材とを備える、請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記タンクは、給水口と、前記給水口を開閉制御する給水弁を有し、
前記タンクは前記水槽の上方に配置され、
前記タンクは、
第1の平面位置に設置されているとき、前記水槽内の水位が第1の水位に維持され、
前記第1の平面位置と異なる第2の平面位置に設置されているとき、前記水槽内の水位が前記第1の水位よりも低い第2の水位に維持されるように、前記水槽に水を供給する、請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記タンクが前記第1の平面位置に設置されているとき、前記給水口の下端は第1の高さ位置に配置され、
前記タンクが前記第2の平面位置に設置されているとき、前記給水口の下端は前記第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置に配置され、
前記第1の水位は前記第1の高さ位置と等しく、
前記第2の水位は前記第2の高さ位置と等しい、請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記タンクの底部には凹部が設けられ、
前記タンクが設置されるタンク設置面には前記凹部に対応する凸部が設けられ、
前記タンクが前記第1の平面位置に設置されているとき、前記凹部が前記凸部と噛み合わないことで前記タンクが第3の高さ位置に配置され、
前記タンクが前記第2の平面位置に設置されているとき、前記凹部が前記凸部と噛み合うことで前記タンクが前記第3の高さ位置よりも低い第4の高さ位置に配置される、請求項4に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記水槽は干渉棒を有し、
前記タンクが前記水付け装置に装着されているとき、前記干渉棒が前記給水弁を押圧することで前記給水口が開き、
前記タンクが前記水付け装置から取り外されているとき、前記給水弁が前記給水口を閉じる、請求項3に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記水槽は、第1の干渉棒と、前記第1の干渉棒よりも短い第2の干渉棒を有し、
前記タンクが前記第1の平面位置に設置されているとき、前記第1の干渉棒が前記給水弁を持ち上げることにより前記給水口が開き、
前記タンクが前記第2の平面位置に設置されているとき、前記第2の干渉棒が前記給水弁を持ち上げることにより前記給水口が開き、
前記タンクが前記水付け装置から取り外されているとき、前記給水弁が前記給水口を閉じる、請求項4に記載のプリンタ。
【請求項8】
前記タンクは、正面視及び上面視で前記プリンタ本体及び前記用紙排出装置と重ならない位置に設けられている、請求項2に記載のプリンタ。
【請求項9】
前記ロール紙が感熱ロール紙であり、前記プリンタ本体はサーマルプリンタである、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプリンタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、裏面に再湿糊が塗布された用紙に印刷するプリンタに関し、特にロール紙に印刷するプリンタの用紙排出方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
レシート、チケット等を印刷して発券するプリンタにおいては、発券中に排出口から排出された紙片を受取人が無理やり引き抜いたり、発券口を塞いで用紙の排出を妨害したりすると、印刷不良や用紙ジャムの原因となる。これらを未然に防止するため、用紙の印刷及び切断が完了するまで用紙を装置内に一時的に保管しておき、切断完了後の用紙の先端を排出口から露出させるプレゼンタ機能を備えたプリンタが提供されている(特許文献1参照)。
【0003】
食品パッケージや物流の配送物には必要事項を記載した印刷ラベルを張り付ける必要があり、このような場面ではラベルシールが用いられることが多い。ラベルシールを用いる場合、従来はラベルシールの表面に情報を印刷した後、ラベルシールを台紙から剥がして対象物に貼り付けていた。しかしラベルシールには粘着面を保護する台紙が必要であり、台紙からラベルシールを剥がす作業が必要であり、さらにラベルシールを剥がした後の台紙は不要物であるため環境面への配慮に欠けるという問題がある。
【0004】
用紙に粘着性を付与する技術に関し、例えば特許文献2には、印刷用紙の片面に再湿性接着剤を塗布し、他面に文字又は図形等の各種印刷を施す表面処理剤を塗布することで、印刷用紙の伸長によるカールを防止した貼付紙が記載されている。
【0005】
また、特許文献3には、接着テープの接着面に予め塗布された水性糊に水分を与える水性糊付テープ用ディスペンサーが記載されている。特許文献4には、ガムテープ裏面(糊面)に均一に水を付着させることができる水付け装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-273260号公報
特開2013-231256号公報
特開2001-089012号公報
実用新案登録第3212950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、裏面に再湿糊が塗布された用紙は、台紙を用いる必要がないため、作業性及び環境面でも有利である。しかし、これをプリンタ用紙として用いる場合、用紙のカールによる変形や、発券長が長い場合に用紙の先端部が乾燥して粘着力が低下することで貼り付け作業に支障をきたすといった問題がある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、再湿性の用紙のカールや乾燥による粘着力の低下を防止することが可能なプリンタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明によるプリンタは、裏面に再湿糊が予め塗布された用紙に印刷するプリンタであって、ロール紙から連続的に繰り出された前記用紙の表面に印刷するプリンタ本体と、前記プリンタ本体が印刷した用紙の排出動作を制御する用紙排出装置と、前記用紙排出装置から排出された用紙の裏面に水を塗布して粘着性を付与する水付け装置とを備え、前記プリンタ本体は、前記用紙の印刷動作中に前記用紙を第1の用紙送り速度で送り出し、前記用紙排出装置は、前記印刷動作中に前記用紙の送り出しを保留して前記用紙をループ化し、前記用紙の印刷完了後に前記ループ化した用紙を前記第1の用紙送り速度よりも速い第2の用紙送り速度で一気に送り出すことを特徴とする。
【0010】
水性糊が塗布された紙面に水を供給する装置としてディスペンサーと呼ばれる装置が一般的に知られている。これは、水ガムテープ等の梱包用テープを対象としたものであり、デザインを自由に印刷して発券できるものではない。水ガムテープであれば速度制限を考えずに用紙を高速に送り出せばよく、印刷品質の問題はない。しかし、プリンタ用紙の場合、文字やバーコードの印刷品質を担保する必要があり、印刷密度によって用紙送り速度が変動するため、単純に一定速度で高速排出することが困難である。しかし、本発明によるプリンタは、印刷中の用紙送り動作と印刷完了後の用紙送り動作を分離し、印刷完了後に用紙の水付けを行うので、用紙を高速排出しながら水付けを行うことができ、用紙のカールや用紙の先端部の乾燥による粘着力の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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