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公開番号
2025082799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2024114393
出願日
2024-07-18
発明の名称
塗布装置、及び、画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250522BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】被塗布体に対する塗布液の塗布量を安定化する。
【解決手段】塗布液Gが貯留される貯留部57と、貯留部57に貯留された塗布液Gを汲み上げる汲み上げローラ55(汲み上げ部材)と、貯留部57に貯留された塗布液Gの温度を検知する温度センサ60と、貯留部57に貯留された塗布液Gの粘度を検知する粘度センサ65と、貯留部57に貯留された塗布液Gを加熱するヒータ58(加熱手段)と、貯留部57に水を供給する水供給手段78、83、111と、が設けられている。そして、温度センサ60と粘度センサ65との検知結果に基づいて、ヒータ58と水供給手段78、83、111とのうち少なくとも一方を駆動制御している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
塗布液が貯留される貯留部と、
前記貯留部に貯留された塗布液を汲み上げる汲み上げ部材と、
前記貯留部に貯留された塗布液の温度を検知する温度センサと、
前記貯留部に貯留された塗布液の粘度を検知する粘度センサと、
前記貯留部に貯留された塗布液を加熱する加熱手段と、
前記貯留部に水を供給する水供給手段と、
を備え、
前記温度センサと前記粘度センサとの検知結果に基づいて、前記加熱手段と前記水供給手段とのうち少なくとも一方を駆動制御することを特徴とする塗布装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記温度センサによって検知される温度が所定の範囲内になるように前記加熱手段による加熱をおこない、
前記粘度センサによって検知される粘度が所定範囲内でない場合には、前記所定の範囲内で前記加熱手段による加熱をおこない、当該加熱をおこなっても前記粘度センサによって検知される粘度が前記所定範囲内でない場合に、前記水供給手段による水の供給をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記貯留部に塗布液を供給する塗布液供給手段と、
前記貯留部から塗布液を排出する塗布液排出手段と、
前記塗布液排出手段によって排出されてリサイクル貯留部に貯留された塗布液を再び前記貯留部に供給する塗布液リサイクル供給手段と、
を備え、
被塗布体に塗布液を塗布する塗布工程をおこなっている場合であって、前記リサイクル貯留部に塗布液が貯留されてから所定時間が経過していないときには、前記塗布液リサイクル供給手段による塗布液の供給をおこない、
前記塗布工程をおこなっている場合であって、前記リサイクル貯留部に塗布液が貯留されてから前記所定時間が経過しているときには、前記塗布液供給手段による塗布液の供給をおこなうとともに、前記リサイクル貯留部に貯留された塗布液を廃液タンクに向けて廃棄することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記水供給手段による水の供給をおこなったとき、前記汲み上げ部材による汲み上げ動作を一定時間おこなうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記汲み上げ部材と前記貯留部の底部との間に、前記貯留部の側壁に対向する面部を有するとともに、複数の穴部が形成された整流板が設置され、
前記温度センサと前記粘度センサとは、前記整流板の前記面部に対向する位置に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
【請求項6】
前記水供給手段は、前記貯留部の前記底部から水を供給することを特徴とする請求項5に記載の塗布装置。
【請求項7】
前記温度センサと前記粘度センサとは、
互いに近い位置に設置されるとともに、
それぞれ前記汲み上げ部材が延在する長手方向において、間隔をあけて複数組設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の塗布装置と、画像形成装置と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートなどの被塗布体に塗布液を塗布する塗布装置と、それを備えた画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、インクジェットプリンタなどの画像形成装置が設置された画像形成システムにおいて、シートなどの被塗布体に塗布液を塗布する塗布装置が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1において、塗布装置は、画像形成装置(インクジェットプリンタ)の上流側に設置されていて、インクジェットプリンタに搬送されるシート(被記録媒体)の表面に、滲み抑制剤などの塗布液(処理剤液)を塗布する。これにより、画像形成装置においてシート上に形成される画像に、滲みなどの画像不良が生じにくくなる。
特許文献1において、塗布装置には、塗布液(処理剤液)が貯留された貯留部や、貯留部に貯留された塗布液を汲み上げる汲み上げ部材(汲み上げローラ)や、汲み上げ部材によって汲み上げた塗布液をシートに塗布する塗布ローラ、などが設置されている。
【0004】
一方、特許文献1には、シート(被塗布体)に対する塗布液の塗布量を安定化することを目的として、貯留部に貯留された塗布液の温度を温度センサによって検知して、その検知温度に基づいて、貯留部に貯留された塗布液を加熱手段によって加熱する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の塗布装置は、貯留部に貯留された塗布液の温度を検知して、その検知温度に基づいて塗布液を加熱しているため、塗布液の粘度が変化しにくくなり、被塗布体に対する塗布液の塗布量が安定する効果が充分に期待できる。
しかし、それでも塗布液の粘度が狙いの範囲を超えて変化してしまう可能性があった。そして、そのような場合には、被塗布体に対する塗布液の塗布量も充分に安定しなくなってしまうことになる。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、被塗布体に対する塗布液の塗布量が安定する、塗布装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明における塗布装置は、塗布液が貯留される貯留部と、前記貯留部に貯留された塗布液を汲み上げる汲み上げ部材と、前記貯留部に貯留された塗布液の温度を検知する温度センサと、前記貯留部に貯留された塗布液の粘度を検知する粘度センサと、前記貯留部に貯留された塗布液を加熱する加熱手段と、前記貯留部に水を供給する水供給手段と、を備え、前記温度センサと前記粘度センサとの検知結果に基づいて、前記加熱手段と前記水供給手段とのうち少なくとも一方を駆動制御するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、被塗布体に対する塗布液の塗布量が安定する、塗布装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体図である。
画像形成装置の要部を示す構成図である。
塗布装置における貯留部に対する塗布液の供給経路と排出経路とを示す模式図である。
塗布装置の要部を示す構成図である。
塗布装置の要部を長手方向に示す概略図である。
整流板を示す斜視図である。
温度センサの近傍を示す拡大図である。
塗布液における温度と粘度との関係を示すグラフである。
塗布装置でおこなわれる制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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