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公開番号2025082704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196213
出願日2023-11-17
発明の名称処理剤液塗布装置および画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B65H 5/06 20060101AFI20250522BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】異なるメディアごとに処理剤を均一に塗布することができる処理剤液塗布装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送される記録媒体に対して処理剤を塗布する塗布ローラと、前記塗布ローラを回転駆動させる駆動部と、前記駆動部の回転数を検出する第1エンコーダと、前記第1エンコーダにより検出された前記回転数を用いて前記駆動部に対してフィードバック制御を行うことによって、前記塗布ローラの線速を変更可能とする第1駆動回路と、前記第1駆動回路の動作を制御する第1制御部と、を備え、前記第1制御部は、前記記録媒体の種類に応じて、前記第1駆動回路を介して前記塗布ローラの線速を切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される記録媒体に対して処理剤を塗布する塗布ローラと、
前記塗布ローラを回転駆動させる駆動部と、
前記駆動部の回転数を検出する第1エンコーダと、
前記第1エンコーダにより検出された前記回転数を用いて前記駆動部に対してフィードバック制御を行うことによって、前記塗布ローラの線速を変更可能とする第1駆動回路と、
前記第1駆動回路の動作を制御する第1制御部と、
を備え、
前記第1制御部は、前記記録媒体の種類に応じて、前記第1駆動回路を介して前記塗布ローラの線速を切り替える処理剤液塗布装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記駆動部は、ACサーボモータである請求項1に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項3】
記録媒体の種類ごとに前記塗布ローラの最適な線速が対応付けられたテーブルを記憶する記憶部を、さらに備え、
前記第1制御部は、前記記憶部に記憶された前記テーブルを参照し、前記塗布ローラに搬送される前記記録媒体に対応する線速により、前記塗布ローラを回転させる請求項1または2に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項4】
前記第1制御部は、
記録媒体の種類を出力するように機械学習により得られた学習モデルにより、前記塗布ローラに搬送される前記記録媒体の種類を特定し、
前記テーブルを参照し、特定した種類の前記記録媒体に対応する線速により、前記塗布ローラを回転させる請求項3に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項5】
前記塗布ローラの上流側を搬送される前記記録媒体の線速を検出する第2エンコーダを、さらに備え、
前記第1駆動回路は、前記第2エンコーダにより検出された線速をさらに用いて、前記駆動部の回転を制御する請求項1または2に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項6】
前記第1駆動回路は、
前記第2エンコーダにより検出された線速が所定値以下か否かを判定し、
前記第2エンコーダにより検出された線速が前記所定値以下である場合、前記塗布ローラの回転を停止させる請求項5に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項7】
前記第1制御部は、前記記録媒体が前記塗布ローラの塗布位置に達したときから所定期間、該記録媒体の種類に応じた線速よりも遅い線速で該塗布ローラを回転させる請求項1または2に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項8】
前記第1制御部は、前記塗布ローラによる前記記録媒体の第1面の塗布後、該塗布ローラにより前記第1面の裏面である第2面に対して塗布される場合、該記録媒体の搬送方向での後端から、先端へ向かう方向の所定範囲で、前記記録媒体の種類に応じた線速よりも遅い線速で該塗布ローラを回転させる請求項1または2に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項9】
前記塗布ローラの上下流に配置された、前記記録媒体を搬送する複数の搬送ローラと、
前記複数の搬送ローラを独立して回転駆動させる第2駆動回路と、
前記第2駆動回路の動作を制御する第2制御部と、
をさらに備え、
前記第2制御部は、少なくとも前記塗布ローラの塗布位置から上流側の前記記録媒体の搬送方向の長さの範囲、および前記塗布位置から下流側の前記長さの範囲内において、該記録媒体の種類に応じた線速で該記録媒体を搬送するように前記複数の搬送ローラの回転を制御する請求項1または2に記載の処理剤液塗布装置。
【請求項10】
請求項1または2に記載の処理剤液塗布装置と、
前記処理剤液塗布装置により前記処理剤が塗布された前記記録媒体に対してインクと吐出して画像形成を行う吐出ヘッドと、
を備えた画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理剤液塗布装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
メディアにインクジェットで作像印刷する画像生成装置において、作像工程のメディアに処理剤を塗布することにより、画質の向上を図る技術が知られており、一般的には作像工程の前に、処理剤が含有された塗布ローラと、メディアを介して対向する側にある搬送ローラとでメディアを支持しながら、メディアが通過する際に塗布ローラによって処理剤が塗布される構成が用いられる。
【0003】
このような画像形成装置として、塗布ローラと駆動手段との間においてワンウェイクラッチを設けて接続し、メディアに対して塗布ローラに対向する位置にある搬送ローラの線速より塗布ローラの線速を遅く設定し、塗布ローラは搬送ローラに連れ回って回転し、塗布ローラがスリップした場合は駆動手段により回転駆動されることにより、処理剤の塗布ムラを抑制し、処理剤を均一にと塗布する構成が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、異なるメディアごとに処理剤を均一に塗布することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異なるメディアごとに処理剤を均一に塗布することができる処理剤液塗布装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、搬送される記録媒体に対して処理剤を塗布する塗布ローラと、前記塗布ローラを回転駆動させる駆動部と、前記駆動部の回転数を検出する第1エンコーダと、前記第1エンコーダにより検出された前記回転数を用いて前記駆動部に対してフィードバック制御を行うことによって、前記塗布ローラの線速を変更可能とする第1駆動回路と、前記第1駆動回路の動作を制御する第1制御部と、を備え、前記第1制御部は、前記記録媒体の種類に応じて、前記第1駆動回路を介して前記塗布ローラの線速を切り替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異なるメディアごとに処理剤を均一に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る画像形成装置の全体構成の別の例を示す図である。
図3は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの構成の一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの構成の別の例を示す図である。
図7は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの制御動作を説明する図である。
図9は、実施形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図10は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの線速と塗布量との関係を示す図である。
図11は、メディアと塗布ローラの線速とのルックアップテーブルの一例を示す図である。
図12は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図13は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図14は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図15は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図16は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図17は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図18は、実施形態に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの前後のローラの線速を切り替える動作を説明する図である。
図19は、変形例1の係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの直前のローラの構成の一例を示す図である。
図20は、変形例1の係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの直前のローラのメディアエンコーダを説明する図である。
図21は、変形例1に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの制御動作を説明する図である。
図22は、変形例1に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラの制御の流れの一例を示すフローチャートである。
図23は、変形例2に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラに処理剤が留まることを説明する図である。
図24は、変形例2に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラを減速させるタイミングの一例を示す図である。
図25は、変形例2に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラを減速させるタイミングの別の例を示す図である。
図26は、変形例3に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の加圧ローラから第2面の一部に処理剤が塗布されてしまうことを説明する図である。
図27は、変形例3に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の加圧ローラから第2面の一部に処理剤が塗布されることにより画質に差異が生じることを説明する図である。
図28は、変形例3に係る画像形成装置の先塗ユニットの塗布部の塗布ローラを減速させるタイミングの一例を示す図である。
図29は、変形例4に係る画像形成装置に機械学習を適用することを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る処理剤液塗布装置および画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
(画像形成装置の全体構成)
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る画像形成装置の全体構成の別の例を示す図である。図1および図2を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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