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公開番号2025082589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196024
出願日2023-11-17
発明の名称画像形成装置及び画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 11/02 20060101AFI20250522BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷対象をセットするときの作業性を向上しつつ、個々の支持体の高さを調整する手間を少なくすること。
【解決手段】画像形成装置は、印刷対象を支持する複数の支持体402を有するプラテン40を備え、複数の支持体402は、第1方向および第1方向と交差する第2方向に並べて配置され、支持体402は、第1位置(H1)と、第1位置とは異なる高さの第2位置(H2)との間で連続的に移動することが可能であり、複数の支持体402の高さを指定した凹凸情報から、第1位置とする支持体の領域(凹部の領域)と第2位置とする支持体の領域(凸部の領域)とを判定する手段と、判定する手段が判定した結果に基づいて、複数の支持体の高さを、第1位置と第2位置とに変位させる手段(例えば電動アクチュエータ4023)と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
印刷対象を支持する複数の支持体を有するプラテンを備える画像形成装置であって、
前記複数の支持体は、第1方向および前記第1方向と交差する第2方向に並べて配置され、
前記支持体は、第1位置と、前記第1位置とは異なる高さの第2位置との間で連続的に移動することが可能であり、
前記複数の支持体の高さを指定した凹凸情報から、前記第1位置とする支持体の領域と前記第2位置とする支持体の領域とを判定する手段と、
前記判定する手段が判定した結果に基づいて、前記複数の支持体の高さを、前記第1位置と前記第2位置とに変位させる手段と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記凹凸情報は、印刷時に使用する印刷用のデータに予め組み込まれ、
前記判定する手段は、前記印刷用のデータを読み込む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数の支持体の高さを指定する入力を促す画面を表示し、前記凹凸情報を前記入力から作成する操作手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記操作手段が作成した前記凹凸情報を受け取る
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記凹凸情報は、前記複数の支持体を、少なくとも前記第1位置とする領域と前記第2位置とする領域とに指定する情報、及び、前記第1位置と前記第2位置との高さの差を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記凹凸情報は、前記複数の支持体の高さとして、前記第1位置と前記第2位置とに加え、前記第1位置と前記第2位置との間とする第3位置を指定し、
前記判定する手段は、前記凹凸情報から、前記複数の支持体について、さらに、前記第3位置とする支持体の領域を判定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
印刷対象を支持する複数の支持体を有するプラテンを備え、
前記複数の支持体は、第1方向および前記第1方向と交差する第2方向に並べて配置され、
前記支持体は、第1位置と、前記第1位置とは異なる高さの第2位置との間で連続的に移動することが可能である画像形成装置が行う画像形成方法であって、
前記複数の支持体の高さを指定した凹凸情報から、前記第1位置とする支持体の領域と前記第2位置とする支持体の領域とを判定する工程と、
前記判定する手段が判定した結果に基づいて、前記複数の支持体の高さを、前記第1位置と前記第2位置とに変位させる工程と、を有する
ことを特徴とする画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
印刷対象をセットするときの作業性を向上する目的で、印刷対象を支持する複数の支持体を備え、複数の支持体は、第1方向及び第1方向と交差する第2方向に並べて配置され、支持体は、少なくとも、第1位置と、第1位置とは異なる第2位置とに移動可能である画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の技術では、複数の支持体を押圧することで支持体の高さを変位させていたため、支持体の数が多く一個ずつ押圧すると、手間になるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、印刷対象をセットするときの作業性を向上しつつ、個々の支持体の高さを調整する手間を少なくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、
印刷対象を支持する複数の支持体を有するプラテンを備える画像形成装置であって、
前記複数の支持体は、第1方向および前記第1方向と交差する第2方向に並べて配置され、
前記支持体は、第1位置と、前記第1位置とは異なる高さの第2位置との間で連続的に移動することが可能であり、
前記複数の支持体の高さを指定した凹凸情報から、前記第1位置とする支持体の領域と前記第2位置とする支持体の領域とを判定する手段と、
前記判定する手段が判定した結果に基づいて、前記複数の支持体の高さを、前記第1位置と前記第2位置とに変位させる手段と、を有する画像形成装置とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、印刷対象をセットするときの作業性を向上しつつ、個々の支持体の高さを調整する手間を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を説明する斜視図である。
複数の支持体を備えるプラテン全体の一例を説明する断面図である。
電動アクチュエータを用いた支持体の構造例を説明する図であり、(a)は凹状態の支持体、(b)は凹状態から凸状態に高さが変位するときの支持体、(c)は凸状態から凹状態へ変位するときの支持体を示す。
プラテン上に設けられた複数の支持体の凹状態と凸状態との配置例を説明する図であり、(a)はプラテン上の複数の支持体を凹状態または凸状態とする領域の一例、(b)は複数の支持体の凹状態と凸状態とを0、1の数値で付与した例を示す。
実施形態1の印刷データを作成するときの工程例を説明するフローチャートである。
実施形態1の画像形成装置で印刷するときの工程例を説明するフローチャートである。
比較例のプラテンによる印刷を説明する模式図であり、(a)はプラテンの初期状態を示し、(b)はプラテンに印刷媒体をセットしたときのプラテンの状態例を示す。
複数の支持体を設けたプラテンによる印刷を説明する模式図であり、(a)はプラテンが有する複数の支持体の初期状態を示し、(b)は支持体に凸部を形成した後のプラテンの状態例を示し、(c)はプラテンに印刷媒体をセットしたときのプラテンの状態例を示す。
複数の支持体を設けたプラテンによる印刷の効果を説明する模式図であり、(a)は支持体の高さの差ΔHが適切である場合のプラテンの状態例を示し、(b)は支持体の高さの差ΔHが印刷媒体の厚みより小さい場合のプラテンの状態例を示し、(c)は支持体の高さの差ΔHが印刷媒体の厚みより大きい場合のプラテンの状態例を示す。
実施形態2においてオペレーティングパネルに表示される画面例を説明する図である。
実施形態2のオペレーティングパネルを用いて支持体の凹凸状態を指定するときの印刷工程例を説明するフローチャートである。
実施形態3の凸状態の支持体の高さの一例を説明する図である。
支持体の複数の凸状態の高さを印刷データに指定する例を説明する図であり、(a)はプラテン上の複数の支持体を凹状態または二種類の凸状態とする領域の一例、(b)は複数の支持体の凹状態と二種類の凸状態とを0、1、2の数値で付与した例を示す。
実施形態3においてオペレーティングパネルに表示される画面例を説明する図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のコントローラボードにおける制御手段とその接続対象の一例を説明する概略ブロック図である。
外部機器と接続可能な本発明の実施形態に係る画像形成装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
【0008】
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、印刷媒体を保持するプラテンが、格子状に配列した複数の支持体を備え、それぞれの支持体の高さを連続的に変化させることができる。
画像形成装置は、別途手段によって指定した凹状態あるいは凸状態の支持体の高さ情報を取得し、その情報から凸状態にする支持体を判定する判定手段を有する。また、判定手段による判定結果から指定した支持体の高さを凸状態あるいは凹状態に自動で高さ調整を行う高さ変位手段を有する。
【0009】
このようにすると、支持体の高さ情報をもとに、プラテン上の支持体の高さを連続的に変位させる制御を可能とすることが特徴になっている。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
【0010】
図1に、複数の支持体を有するプラテンを備えた、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を説明する斜視図を示す。画像形成装置1は、例えば、前処理液、白インク、カラーインクをインクジェットヘッドから吐出可能なDTG(Direct To Garment)プリンタである。図1では、画像形成装置の一例としてシングルキャリッジ構成のプリンタとしており、白インクやカラーインク、布地上でインクの凝集効果を高める前処理液を吐出可能なヘッドを有する。また、カラーインクはCMYK(Cyan Magenta Yellow Key plate)の4色だけでなく、ライトシアン、ライトマゼンダ、グレーといったフォトインク、RGB(Red Green Blue)やオレンジ、バイオレットといった特色インクが追加搭載されていても構わない。また、Tシャツなどの印刷媒体を保持するプラテン40は、規則正しく格子状に区切られ、複数の支持体を設けたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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