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公開番号
2025074821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185883
出願日
2023-10-30
発明の名称
前処理液、印刷方法、及び印刷装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
B41M
5/00 20060101AFI20250507BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ウェットオンウェット方式であっても、にじみ防止性および発色性に優れた印刷物を得ることができる前処理液の提供。
【解決手段】
沸点が101℃以上である高沸点溶媒、沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒、凝集剤、及び水を含む前処理液であって、前記沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して10質量%以上20質量%以下であることを特徴とする前処理液である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
沸点が101℃以上である高沸点溶媒、沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒、凝集剤、及び水を含む前処理液であって、
前記沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して10質量%以上20質量%以下であることを特徴とする前処理液。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して、15質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の前処理液。
【請求項3】
沸点が50℃以上70℃以下である低沸点溶媒を含み、
前記沸点が50℃以上70℃以下である低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して、10質量%以上20質量%以下である、請求項1又は2に記載の前処理液。
【請求項4】
前記沸点が50℃以上70℃以下である低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して、15質量%以上20質量%以下である、請求項3に記載の前処理液。
【請求項5】
前記低沸点溶媒は、無極性溶媒または非プロトン性溶媒である、請求項1又は2に記載の前処理液。
【請求項6】
沸点が150℃以上である高沸点溶媒を含み、
前記沸点が150℃以上である高沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して、5質量%以上15質量%以下である、請求項1又は2に記載の前処理液。
【請求項7】
前記前処理液が、前記凝集剤を金属イオン源とする、2価又は3価の金属イオンを少なくとも1種含む、請求項1又は2に記載の前処理液。
【請求項8】
前記凝集剤が、硝酸塩である、請求項1又は2に記載の前処理液。
【請求項9】
前記凝集剤の質量モル濃度が、0.1mol/kg以上1.2mol/kg以下である、請求項1又は2に記載の前処理液。
【請求項10】
イオン界面活性剤を含む、請求項1又は2に記載の前処理液。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、前処理液、印刷方法、及び印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、テキスタイル用インクを用いたインクジェット印刷において、印字対象メディアである布帛に対して前処理液を予め塗布すると、得られる印刷画像の発色性や風合いが向上することが知られている。当該前処理液の塗布は、印字対象メディアである布帛の種類の幅を広げることができ、メディア対応性の向上が見込まれている。
前処理液を印字対象メディアに塗布する方法としては、前処理液の塗布後に行う、熱源による乾燥工程を含むウェットオンドライ(Wet on Dry)方式や、前処理液塗布後の熱源による乾燥工程を経ず、常温乾燥工程を含むウェットオンウェット(Wet on Wet)方式等、様々な方法が用いられている。
【0003】
例えば、にじみや色むら等の画像欠陥の発生を抑制し、十分な画像濃度をもった高画質画像を得る目的で、沸点が180℃以上の有機溶剤の含有量を15重量%以下とする前処理液が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、色材受容層のひび割れや光沢ムラ等の発生を伴うことなく、生産性の向上等を実現可能なインクジェット記録用シートの製造方法を提供する目的で、ウェットオンウェットプロセスにおける塗膜の乾燥風温度を規定するインクジェット記録用シートの製造方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ウェットオンウェット方式であっても、にじみ防止性および発色性に優れた印刷物を得ることができる前処理液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための手段としての本発明の前処理液は、沸点が101℃以上である高沸点溶媒、沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒、凝集剤、及び水を含む前処理液であって、前記沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して10質量%以上20質量%以下である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ウェットオンウェット方式であっても、にじみ防止性および発色性に優れた印刷物を得ることができる前処理液を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明に係る印刷装置の一実施形態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
従来の印刷方法、特にウェットオンウェット(Wet on Wet)方式を用いた印刷方法においては、熱源による乾燥工程を介さないことから、メディアに対して予め付与した前処理液が十分に乾燥する前に、その上にインク滴が着弾することがある。すると、印刷画像のにじみやムラが生じて、画像品質が低下するという懸念があった。また、前処理液が十分に乾燥していない状態は、前処理液が十分に乾燥している状態に比し、前処理液中の金属イオン濃度が低くなるため、印刷画像の発色性に劣るという懸念もあった。
【0009】
上記特許文献1~2に記載の発明においては、にじみ防止性および発色性に優れた印刷物を得ることができる前処理液については検討されておらず、更なる改良の余地があった。
【0010】
本発明の前処理液は、沸点が101℃以上である高沸点溶媒、沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒、凝集剤、及び水を含み、前記沸点が50℃以上95℃以下である低沸点溶媒の含有量は、前記前処理液の全量に対して10質量%以上20質量%以下である。このような構成は、従来技術における上記懸念事項を十分に解消することができる。より具体的には、当該前処理液を用いることにより、印刷方法がウェットオンウェット方式であっても、にじみ防止性および発色性に優れた印刷物を得ることができる。また、詳細は後述するが、当該前処理液を印刷装置および印刷方法に適用することで、優れた吐出安定性を有する印刷装置および印刷方法を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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