TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025076857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188773
出願日2023-11-02
発明の名称媒体処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250509BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】用紙束に穿孔処理を施した箇所に入手容易な液体を注入して液体を付与し、圧着綴じ後の綴じ維持力向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】媒体に対して穿孔処理を行う穿孔手段と、少なくとも一枚の媒体に液体付与を行う液体付与手段と、液体付与がなされた少なくとも一枚の媒体を含む複数の媒体の束に一部分に対し加圧変形を行う圧着手段と、を備え、液体付与手段は、媒体に対する穿孔処理が行われた穿孔位置に対して液体付与を行う、媒体処理装置による。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
媒体に対して穿孔処理を行う穿孔手段と、
少なくとも一枚の前記媒体に液体付与を行う液体付与手段と、
液体付与がなされた少なくとも一枚の前記媒体を含む複数の前記媒体の束に一部分に対し加圧変形を行う圧着手段と、
を備え、
前記液体付与手段は、前記媒体に対する前記穿孔処理が行われた穿孔位置に対して前記液体付与を行う、
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記媒体は、前記穿孔処理が行われた位置である穿孔位置において液体付与を行った際に、当該穿孔位置から液体が浸透する素材からなる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記穿孔手段は、少なくとも一つの針状部材を有する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
複数の前記媒体を整合する整合手段を備え、
前記穿孔手段は、複数の前記媒体からなる媒体束に対し穿孔処理を行い、
前記液体付与手段は、前記穿孔処理によって孔が形成された前記媒体束に対し、前記液体付与を行い、
前記圧着手段は、前記液体付与が行われた位置に対し加圧変形を行う、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記液体付与手段は、前記媒体に対して液体付与部材を接離させる昇降手段を備え、
前記穿孔手段は前記昇降手段と連動して動作する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記穿孔手段は、前記昇降手段によって前記液体付与手段を前記媒体に接近させる方向へ移動するときに液体付与部材が媒体に触れる前に、前記媒体への穿孔を完了できる長さからなる針状部材を備える、
請求項5に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記穿孔手段は、前記昇降手段とは別の駆動源により穿孔処理を実行する、
請求項6に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記穿孔手段は、前記液体付与手段の副走査方向に配置される、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記液体付与手段は、前記媒体を副走査方向に移動させる媒体移動機構と、液体付与部材を昇降させる昇降手段と、を備え、
前記昇降手段と連動して前記穿孔手段による穿孔処理を行った後に、
前記媒体移動機構は、穿孔位置が前記液体付与部材に対向するように前記媒体を移動させる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項10】
前記液体付与手段は、液体付与部材を副走査方向に移動させる媒体移動機構と、液体付与部材を昇降させる昇降手段と、を備え、
前記昇降手段と連動して前記穿孔手段による穿孔処理を行った後に、
前記媒体移動機構は、穿孔位置が前記液体付与部材に対向するように当該液体付与部材を移動させる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置によって画像が形成されたシート状の媒体を束にした「シート束」に綴じ処理を行う媒体処理装置が知られている。シート状の媒体の例としては、用紙が広く知られている。そこで、本明細書では、シート状の媒体については「用紙」を例に用いることとする。また、複数の用紙を積層して形成されるシート束については「用紙束」を例に用いることとする。また、媒体処理装置には、省資源化や環境負荷の低減を鑑みる観点から、金属製の綴じ針(ステープル針)を用いずに、凹凸状の綴じ歯を用いて用紙束の一部を挟持し加圧変形させる所謂「圧着綴じ」が可能な圧着処理部を備えるものが知られている。
【0003】
圧着綴じは、用紙束の一部を加圧変形させることで複数の用紙を圧着させて綴じるので、用紙束を構成する用紙枚数が多くなるほどに、用紙束への綴じ歯の食い込み度合いが低下して用紙束の積層方向による加圧変形の度合いが低下する。その結果、圧着綴じをした用紙束に含まれチエル用紙が剥がれ落ちるなど、綴じ状態の維持に支障が生ずる、という課題がある。
【0004】
後処理装置において、分離片を生じさせずに綴じ力の向上と見た目の向上を図る目的で、用紙束の所定位置に穿孔処理を施した後、そこに接着液を注入して加圧する構成が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている構成では、綴じ処理を行う前に穿孔処理を必要とし、そこに接着液を注入する必要があるため、接着液を別途準備する必要がある。また、接着液の乾燥防止や必要箇所以外に接着剤が漏洩することを防ぐ必要もあり、そのための構成及び制御を必要とする、という課題がある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、用紙束に穿孔処理を施した箇所に入手容易な液体を注入して液体を付与し、圧着綴じ後の綴じ維持力向上を図ることができる技術を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体処理装置に関し、媒体に対して穿孔処理を行う穿孔手段と、少なくとも一枚の前記媒体に液体付与を行う液体付与手段と、液体付与がなされた少なくとも一枚の前記媒体を含む複数の前記媒体の束に一部分に対し加圧変形を行う圧着手段と、を備え、前記液体付与手段は、前記媒体に対する前記穿孔処理が行われた穿孔位置に対して前記液体付与を行う、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、用紙束に穿孔処理を施した箇所に入手容易な液体を注入して液体を付与し、圧着綴じ後の綴じ維持力向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成システムの全体構成を示す図。
第一実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
端綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
端綴じ処理部を主走査方向の液体付与部側から見た模式図。
圧着部の構成を示す模式図。
第一実施形態に係る後処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図。
端綴じ処理部の変形例を示す図。
端綴じ処理部の変形例に係る液体付与圧着部を示す図。
液体付与圧着部による液体付与動作及び圧着綴じ動作を示す図。
斜め綴じ処理のフローチャート。
斜め綴じ処理における端綴じ処理部の位置を示す図。
二箇所綴じの実行中における端綴じ処理部の位置を示す図。
穿孔針を用いて用紙束の内部に液体を浸透させる液体付与を説明する図。
穿孔部を備える端綴じ処理部の模式図。
穿孔部を備える端綴じ処理部の変形例の模式図。
穿孔処理部を備える端綴じ処理部の第一実施例を説明する模式図。
第一実施例に係る端綴じ処理部の動作工程を説明する図。
第一実施例に係る端綴じ処理のフローチャート。
第一実施例に係る端綴じ処理の変形例を示す模式図。
第一実施例の変形例に係る端綴じ処理部の動作工程を説明する図
第一実施例に係る端綴じ処理の変形例のフローチャート。
穿孔処理部を備える端綴じ処理部の第二実施例を説明する模式図。
第二実施例に係る端綴じ処理部の動作工程を説明する図。
第二実施例に係る端綴じ処理のフローチャート。
穿孔処理部を備える端綴じ処理部の第三実施例を説明する模式図。
穿孔処理部を備える穿孔針を説明する模式図。
第三実施例において用紙一枚に対する動作工程を説明する図。
第三実施例に係る端綴じ処理部の動作工程を説明する図。
第三実施例の変形例に係る端綴じ処理部の動作工程を説明する模式図。
第三実施例に係る端綴じ処理のフローチャート。
第二実施形態に係る後処理装置の外観図。
第二実施形態の別例を示す外観図。
第二実施形態に係る後処理装置の内部構造を模式図。
第二実施形態に係る後処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図。
第二実施形態に係る端綴じ処理の排出モードの一工程を説明する図。
第二実施形態に係る端綴じ処理の排出モードの一工程を説明する図。
第二実施形態に係る端綴じ処理の排出モードの一工程を説明する図。
第二実施形態に係る端綴じ処理の排出モードの一工程を説明する図。
第二実施形態に係る端綴じ処理の排出モードの一工程を説明する図。
第二実施形態に係る端綴じ処理の排出モードの一工程を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第一実施形態]
以下、本発明に係る画像形成システム1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、用紙P(媒体)に画像を形成し、画像が形成された用紙Pに対して後処理を施す機能を有する。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置2と、後処理装置3(媒体処理装置)とで構成される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
投影装置
1日前
株式会社リコー
服薬支援装置
25日前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
服薬支援装置
4日前
株式会社リコー
液体吐出装置
8日前
株式会社リコー
液体吐出装置
25日前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
撮影装置および移動装置
2日前
株式会社リコー
撮像システム及び撮像方法
16日前
株式会社リコー
定着装置、及び、画像形成装置
23日前
株式会社リコー
定着装置、及び、画像形成装置
8日前
株式会社リコー
導光部材、光学系及び表示装置
4日前
株式会社リコー
後処理装置及び画像形成システム
25日前
株式会社リコー
シート積載装置および画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
16日前
株式会社リコー
前処理液、印刷方法、及び印刷装置
3日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置、画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
シート給送装置および画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
1日前
株式会社リコー
取付構造、電子機器及び画像形成装置
8日前
株式会社リコー
取付構造、電子機器及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
シート給送装置、及び、画像形成装置
24日前
株式会社リコー
表示端末、表示方法、及びプログラム
1か月前
株式会社リコー
給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
24日前
株式会社リコー
シート処理装置、及び、画像形成システム
8日前
株式会社リコー
給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
投光装置、投受光装置および測距システム
2日前
株式会社リコー
画像投影装置、画像投影方法およびプログラム
15日前
株式会社リコー
サーバ装置、情報処理システム及びプログラム
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
24日前
株式会社リコー
接合体の製造方法、接合体、およびヒートシンク
1日前
株式会社リコー
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
16日前
株式会社リコー
結像レンズ、交換レンズ、撮像装置及び情報処理装置
16日前
株式会社リコー
液滴吐出ヘッド、液滴吐出ユニット及び液滴吐出装置
4日前
株式会社リコー
指標部材、給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
23日前
株式会社リコー
無線装置、通信システム、通信制御方法、プログラム
1か月前
続きを見る