TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025065912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175440
出願日
2023-10-10
発明の名称
服薬支援装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
A61J
7/04 20060101AFI20250415BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】異常動作が発生した場合に手順を飛ばして配薬動作を継続することで、配薬動作中のユーザによる操作が不要となるようにして、配薬中に装置から離れて他の作業を実施することができるようにすることで、服薬者名及び服薬を支援する人に対して、服薬準備時の配薬トレイへのパックを仕分けする手間を軽減する服薬支援装置を提供する。
【解決手段】カートリッジ10と、取出し部50と、移送部90と、配薬トレイ30と、少なくとも服薬者名と服薬タイミングとを含んだ服薬関連情報6cなどの服薬関連情報を読み取る服薬関連情報読取り部65などの服薬関連情報読取手段と、服薬関連情報読取手段によって読み取られた服薬関連情報に基づいて、カートリッジ10から取出したパック2を配薬トレイ30に配置させる配薬動作を制御する制御部150などの制御手段と、を備え、配薬動作の開始後は異常動作が生じた手順を飛ばして配薬動作を継続する。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤が一包化された薬剤一包化パックを格納する格納手段と、
特定の前記薬剤一包化パックを前記格納手段から取り出す取出し手段と、
前記取出し手段により取り出した前記薬剤一包化パックを移送する移送手段と、
前記移送手段により移送された前記薬剤一包化パックを特定の位置に配置される配薬手段と、
少なくとも服薬者名と服薬タイミングとを含んだ服薬関連情報を読み取る服薬関連情報読取手段と、
前記服薬関連情報読取手段によって読み取られた前記服薬関連情報に基づいて、前記格納手段から取り出した前記薬剤一包化パックを前記配薬手段に配置させる配薬動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記配薬動作の開始後は異常動作が生じた手順を飛ばして前記配薬動作を継続する服薬支援装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
すべての前記配薬動作を完了後に、該配薬動作中に発生した前記服薬支援装置の異常動作内容を通知することを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
【請求項3】
前記薬剤一包化パックを前記格納手段から取り出せなかった場合には、次の配薬対象者の前記配薬動作を実施することを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項4】
前記薬剤一包化パックを前記配薬手段の前記特定の位置に配置することができなかった場合には、前記次の配薬対象者の前記配薬動作を実施することを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項5】
前記服薬関連情報読取手段によって前記服薬関連情報を読み取れなかった場合には、配薬対象から除外することを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項6】
前記薬剤一包化パックの落下状態を検出する検出手段と、
前記薬剤一包化パックの落下場所を知らせる告知手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記服薬支援装置の異常動作時に該服薬支援装置を一時停止させる一時停止制御モードと、前記配薬動作開始後に配薬対象者の配薬をすべて完了するまで前記配薬動作を継続させる動作継続制御モードとを実行可能であり、
前記制御手段は、前記服薬支援装置の異常動作時に、前記一時停止制御モードと前記動作継続制御モードとを切り替え可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項8】
前記移送手段の移送経路に、前記薬剤一包化パックが落下したときに用いる第1の退避スペースを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項9】
前記取出し手段と前記移送手段との何れか一方に、前記服薬支援装置内に落下している前記薬剤一包化パックを第2の退避スペースに誘導する誘導部材を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
【請求項10】
前記配薬動作の完了後に再度前記配薬動作を実行したときに、前記服薬支援装置の異常で配薬しなかった箇所を再度前記配薬動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、服薬支援装置に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
服薬支援装置に関して、投薬カレンダーに薬剤包装をセットして使用可能な状態とするための薬剤師等の業務を効率化することを目的として、薬剤が包装された薬剤包装を作製して払い出す薬剤払出装置と、薬剤セット具に対して薬剤包装をセットする薬剤セット装置を備えた薬剤セットシステムにおいて、薬剤払出装置から薬剤セット装置に向かって薬剤包装を搬送する包装体搬送手段を有する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、前記技術では、薬剤包装を作製し、作製した薬剤包装を薬剤セット装置に搬送して供給し、薬剤セット装置に供給した薬剤包装を薬剤セット具にセットするよう構成されている。
【0003】
また、介護施設などで複数人が服薬する薬剤が配薬された配薬トレイなどの配薬手段に、薬剤一包化パックが正しく配薬されたことを検出する、又は、間違って配薬された場合はどの薬剤一包化パックが間違っているかを特定することで、ユーザの確認時間を省略し、誤薬飲用(薬剤の飲み間違いや飲み忘れを含む)を防ぐことを目的として、薬剤一包化パックを配薬トレイの特定の位置に移送する前に、服薬関連情報を読み取るカメラでパック情報を読み取り、服薬関連情報と比較して一致するか否かを判定する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
特許文献1記載の発明は、本発明とは確かに投薬カレンダーや配薬トレイに所定の薬剤をセットする点では類似する点がある。
しかしながら、薬剤包装の搬送中のエラー(薬包をつかめない、搬送中に落下する、セット具へのセットができないなど)発生に関することが記載されておらず、セット完了後に必要な薬がそろっていないことを知るすべがない問題は解消できていない。
【0005】
また、特許文献2記載の発明は、本発明とは確かに正しい薬剤一包化パックを配薬トレイ上に仕分けする点では類似する点がある。
しかしながら、薬剤包装の搬送中のエラー(薬包をつかめない、搬送中に落下する、セット具へのセットができないなど)発生時はユーザによる薬剤一包化パックの除去や配薬処理の再実行などが行えると記載しているが、途中で装置の稼働を止めることを想定している。例えば施設のスタッフ(以下、看護師や介護士等を含むユーザという)がそれに気づかずに入居者の処置等で装置から離れて戻ってきたときには、すべて完了しておらず、再度実行することにより時間を多く要してしまう問題は解消できていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、介護施設などにおいて、異常動作が発生した場合に手順を飛ばして配薬動作を継続することで、配薬動作中のユーザによる操作が不要となるようにして、配薬中に装置から離れて他の作業を実施することができるようにすることで、服薬者名及び服薬を支援する人に対して、服薬準備時の配薬トレイへの薬剤一包化パックを仕分けする手間を軽減することが可能となる服薬支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、薬剤が一包化された薬剤一包化パックを格納する格納手段と、特定の前記薬剤一包化パックを前記格納手段から取り出す取出し手段と、前記格納手段から取り出した前記薬剤一包化パックを移送する移送手段と、前記移送手段により移送された前記薬剤一包化パックを特定の位置に配置する配薬手段と、前記服薬者名と服薬タイミングを含んだ服薬関連情報を読み取る服薬関連情報読取手段と、前記格納手段から取り出した薬剤一包化パックを前記服薬関連情報に基づいて、前記配薬手段に配置するように、前記取出し手段、前記移送手段、前記服薬関連情報読取手段の各動作を制御する制御手段と、を備え、配薬動作開始後は異常動作が生じた手順を飛ばして配薬動作を継続する服薬支援装置にある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、異常動作が発生した場合に手順を飛ばして配薬動作を継続することで配薬動作中のユーザ(看護師や介護士等を含む)による操作が不要なため、配薬中に服薬支援装置から離れて他の作業を実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)は本発明を適用する参考例に係る配薬装置全体の正面図、(b)は(a)の側面図である。
(a)は単一の薬剤一包化パックの一般的な形態を示す平面図、(b)は(a)の薬剤一包化パックをA矢視方向から見た側面図、(c)は薬剤一包化パック結合体をB矢視方向から見た側面図、(d)はパック連続体の一般的な形態を示す図である。
配薬トレイの一例を示す外観斜視図である。
(a)はカートリッジの縦断面図、(b)はカートリッジの下面図である。
カートリッジの着脱機構を示す要部の平断面図である。
カートリッジの識別構成を説明する平面図である。
(a)は取出し部の構成を示す正面図、(b)は(a)の平面図である。
取出し部の動作推移を示す正面図である。
図8に続く取出し部の動作推移を示す正面図である。
(a)は移送部の要部構成を示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
図1の配薬装置の主な制御構成を示す制御ブロック図である。
配薬装置の基本的な動作順序を示すフローチャートである。
図12のサブルーチンプログラムであるHP移動処理を示すフローチャートである。
取出し部の動作フローを示すフローチャートである。
(a)は図7と実質的に同一の取出し部の構成を示す正面図、(b)は(a)の平面図である。
図15の取出し部によるカートリッジに格納されているパックの服薬関連情報を読み取る動作図である。
(a)は配薬トレイに用いる小分けボックス内に配置するQRコード(登録商標)付きラベルの取付例を示す図、(b)はQRコード(登録商標)付きラベルの表示例を説明する図である。
小分けボックス内に配置したQRコード(登録商標)付きラベルを読み取る動作図である。
服薬支援装置に係る制御ブロック図である。
本実施形態に係る全体動作フローを示すフローチャートである。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
エラーの通知方法に係る実施例でディスプレイ画面に表示される図である。
本実施形態に係るQRコード読取り動作フローのフローチャートである。
本実施形態に係るピック&プレース動作フローのフローチャートである。
(a)、図30はパックの落下を検出するためのエア配管の概略とパック検知センサの構成及び動作について説明する図である。
(a)は吸着パッドから薬剤パックを強制的な剥離動作によって引き剥がす構成とその動作について説明する正面図、(b)は(a)の側面図である。
パックの落下状態を検出する検出手段の別例を示す図である。
(a)、(b)はパックの落下場所を知らせるためにLED(発光ダイオード)を設けている様子を示す配薬装置の正面図、側面図である。
配薬動作を実行させるときの実行ボタンを2つ設けたディスプレイ画面を示す平面図である。
図34の実行(途中停止)ボタンを押したときに、エラー発生時に服薬支援装置が一時停止した後エラー通知を表示するディスプレイ画面を示す平面図である。
エラー対処後に次の配薬を実行するための再開ボタンを設けたディスプレイ画面を示す平面図である。
移送部の移送経路にパックが落下したときに用いる第1の退避スペースを設けた実施例を示す正面図である。
(a)は第2の退避スペースにパックを誘導する誘導部材の実施例を、(b)は第2の退避スペースにパックを誘導する誘導部材の他の実施例を示す配薬装置の正面図である。
上段のカートリッジのエリアに落下したパックが有る場合、誘導部材付きの取出し部により第2の退避スペースに持っていき一次保管する動作を示す図である。
誘導部材を配薬装置の別の箇所に設けた例を示す図である。
再度配薬する動作フローを示すフローチャートである。
エラー発生の詳細内容を示すウインドウ画面表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社リコー
服薬支援装置
今日
株式会社リコー
液体吐出装置
今日
株式会社リコー
後処理装置及び画像形成システム
今日
株式会社リコー
給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
7日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置、真空廃液タンク及びノズル吸引方法
今日
株式会社リコー
情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法及びプログラム
5日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
6日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
7日前
株式会社リコー
イベント管理システム、イベント管理装置、イベント管理方法及びプログラム
今日
株式会社リコー
プログラム、表示を提供する方法、通信端末および画像通信システム
5日前
個人
健康器具
2か月前
個人
歯の掃除具
5か月前
個人
鼾防止用具
2か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
マッサージ機
2か月前
個人
塗り薬塗り具
4か月前
個人
導電香
2か月前
個人
身体牽引装置
5か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
洗井間専家。
25日前
個人
白内障治療法
1か月前
個人
乗馬テラピー
6か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
片足歩行支援具
3か月前
個人
発熱器具
5か月前
個人
収納容器
4か月前
個人
染毛方法
5か月前
個人
ホバーアイロン
13日前
個人
クリップ
3か月前
個人
健康器具
4か月前
個人
口内洗浄具
2か月前
個人
眼科診療車
3か月前
三生医薬株式会社
錠剤
1か月前
個人
車椅子持ち上げ器
1か月前
個人
磁器治療器
5か月前
個人
動体視力強化装置
6か月前
続きを見る
他の特許を見る