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公開番号2025066475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176119
出願日2023-10-11
発明の名称画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250416BHJP(電気通信技術)
要約【課題】表裏見当ずれをさらに小さくする画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】用紙等の記録媒体を搬送する給紙ユニット3と、搬送された記録媒体に画像を印字する作像ユニット1と、印字された画像から印字位置を読み取る画像読取ユニット7と、を含むラインヘッド型の印刷機において、制御装置は、画像読取ユニットにより読み取られ印字位置の目標印字位置に対する変化量を検出する画像位置検出部と、変化量に基づいて、次回以降の記録媒体へ形成する画像位置を補正する画像位置補正部として機能する補正値算出部と、を備え、画像位置補正部は、記録媒体の第1面の印字位置の目標印字位置からの変化量である印字後のずれ及び第1面の目標印字位置からの印字時のずれに基づいて、記録媒体の第2面の画像位置を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を搬送する搬送部と、
搬送された記録媒体に画像を形成する印字部と、
印字された前記画像から印字位置を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部により読み取られる前記印字位置の目標印字位置に対する変化量を検出する画像位置検出部と、
前記変化量に基づいて、次回以降の記録媒体へ形成する画像位置を補正する画像位置補正部と、
を備え、
前記画像位置補正部は、記録媒体の第1面の前記印字位置の前記目標印字位置からの前記変化量である印字後のずれおよび前記第1面の前記目標印字位置からの印字時のずれに基づいて、記録媒体の第2面の前記画像位置を決定する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記画像位置補正部は、前記印字時のずれを打ち消す方向に補正した上で、前記印字後のずれに合わせて前記第2面の前記画像位置を決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記印字時のずれは、前記画像読取部により読み取った前記第1面の印字原点のエッジと最も近い検出マークの前記目標印字位置に対する位置ずれを含む、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像読取部は、印字直後に前記画像の読み取りを行う第1画像読取部と、印字後に前記記録媒体が十分安定した状態で前記画像の読み取りを行う第2画像読取部と、を有し、
前記画像位置補正部は、前記第1画像読取部による前記画像の読取結果および前記第2画像読取部による前記画像の読取結果に基づいて、前記印字時のずれと前記印字後のずれの2成分に分解した上で前記第2面の前記画像位置を決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像位置を補正後の前記画像に基づいて、前記画像位置検出部の検出ずれを補正する読取結果補正部をさらに備え、
前記読取結果補正部は、前記画像位置だけでなく、記録媒体の位置についても補正を適用した前記第1面の前記印字位置の読取結果に基づいて、前記第2面の前記画像位置を決定する、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記読取結果補正部は、外部からの補正量の入力結果に基づいて、前記画像位置検出部による前記変化量の検出結果を補正する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記読取結果補正部は、隣接する前記エッジに対する前記検出マークの前記位置ずれの補正量と同じだけ記録媒体の位置の読取結果を補正する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記読取結果補正部は、隣接する前記エッジに対する前記検出マークの前記位置ずれの補正量に対して、読取原点からの前記検出マークと前記エッジとの距離の比を掛けた分、記録媒体の位置の読取結果を補正する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項9】
画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
搬送された記録媒体に印字された画像から画像読取部により読み取られる印字位置の目標印字位置に対する変化量を検出するステップと、
前記変化量に基づいて、次回以降の記録媒体へ形成する画像位置を補正するステップと、
記録媒体の第1面の前記印字位置の前記目標印字位置からの前記変化量である印字後のずれおよび前記第1面の前記目標印字位置からの印字時のずれに基づいて、記録媒体の第2面の前記画像位置を決定するステップと、
を含む画像形成方法。
【請求項10】
コンピュータを、
搬送された記録媒体に印字された画像から画像読取部により読み取られる印字位置の目標印字位置に対する変化量を検出する画像位置検出部と、
前記変化量に基づいて、次回以降の記録媒体へ形成する画像位置を補正する画像位置補正部と、
して機能させ、
前記画像位置補正部は、記録媒体の第1面の前記印字位置の前記目標印字位置からの前記変化量である印字後のずれおよび前記第1面の前記目標印字位置からの印字時のずれに基づいて、記録媒体の第2面の前記画像位置を決定する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、用紙等の記録媒体の第1面に形成した位置検知マークおよび記録媒体の端部の座標を読み取り、記録媒体の第2面の形成までに、第1面の読取画像に基づいて、第2面に形成される画像位置を調整し表裏見当ずれを小さくする画像形成装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の画像位置の調整技術では、第1面の画像位置に合うように第2面の画像位置を補正しているが、その場合、印字時点でのずれ(例えば、倍率、レジストずれ、歪み)を補正できないという問題がある。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、表裏見当ずれをさらに小さくすることができる、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録媒体を搬送する搬送部と、搬送された記録媒体に画像を形成する印字部と、印字された前記画像から印字位置を読み取る画像読取部と、前記画像読取部により読み取られる前記印字位置の目標印字位置に対する変化量を検出する画像位置検出部と、前記変化量に基づいて、次回以降の記録媒体へ形成する画像位置を補正する画像位置補正部と、を備え、前記画像位置補正部は、記録媒体の第1面の前記印字位置の前記目標印字位置からの前記変化量である印字後のずれおよび前記第1面の前記目標印字位置からの印字時のずれに基づいて、記録媒体の第2面の前記画像位置を決定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、表裏見当ずれをさらに小さくすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機の構成の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機が有する作像ユニットの構成の一例を示す図である。
図3Aは、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機が有する画像読取ユニットの構成の一例を示す図である。
図3Bは、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機の制御装置、プリントエンジン、および画像位置検知装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3Cは、本実施の形態にかかる画像位置検知装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4は、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機における記録媒体の第1面の理想座標および読取座標の一例を説明するための図である。
図5は、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機における記録媒体の第1面および第2面の理想座標および読取座標の一例を説明するための図である。
図6は、従来技術および本実施の形態での第2面の印字座標の一例を説明するための図である。
図7は、画像位置の検出ずれによる表裏位置ずれの一例を説明するための図である。
図8は、画像位置の検出ずれによる表裏位置ずれの補正の一例を説明するための図である。
図9は、画像位置の検出ずれの補正による副作用とその対策の一例を説明するための図である。
図10は、画像位置の検出ずれの補正の副作用対策の座標式の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機の構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかるラインヘッド型の印刷機(画像形成装置の一例)は、作像ユニット1、先塗ユニット2、給紙ユニット3、乾燥・冷却ユニット4、反転ユニット5、排紙ユニット6、画像読取ユニット7等を有する。
【0010】
給紙ユニット3は、用紙等の記録媒体を1枚ずつ給紙して搬送する搬送部の一例である。先塗ユニット2は、用紙に応じてインク等の液体が用紙に定着しにくいため、定着させるための先塗液を予め用紙に塗布するユニットである。作像ユニット1は、用紙をドラムに巻き付け、ラインヘッドで印字(印刷、画像形成)を行うユニットである。また、作像ユニット1は、ドラムに巻き付ける前に主走査ずれを検出して、画像を主走査方向にシフトして印字することでずれを補正する。すなわち、作像ユニット1は、搬送された用紙に画像を形成する印字部の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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