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公開番号2025049758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158140
出願日2023-09-22
発明の名称無線通信システム
出願人株式会社国際電気
代理人個人,個人
主分類H04B 17/15 20150101AFI20250327BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線通信システムにおける伝送後の音声品質の評価をより効率的に行わせる。
【解決手段】送信機10は、試験用音声データを、移動局20へ送信し、移動局20は、受信した試験用音声データを、送信機10へ返信データとして送信する。送信機10は、元の試験用音声データと、返信データに含まれた試験用音声データとを比較する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
音声データを受信機側に送信する送信機と、当該受信機とを有する無線通信システムであって、
前記送信機は、試験用音声データを前記受信機へ送信し、
前記受信機は、
受信した試験用音声データを含む返信データを、前記送信機側に送信するデータ返信部を具備し、
前記送信機は、
前記返信データに含まれた試験用音声データと、送信された前記試験用音声データとを比較した音声品質評価結果を算出する音声品質評価部と、
を具備することを特徴とする無線通信システム。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記受信機において、前記データ返信部は、
前記試験用音声データを受信した際の自身の位置情報を含んだ付加情報を、前記返信データと共に前記送信機側に送信し、
前記送信機は、
受信した前記付加情報を、前記音声品質評価結果と共に記憶することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記付加情報には、前記受信機側において前記試験用音声データを再生した際のエラーに関わる再生情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送信機と受信機との間で音声信号が無線通信によって伝送される無線通信システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば鉄道用の無線通信システムにおいては、全体を監視するための中央制御装置と接続された複数の基地局が地上の各所に配置される。一方、地上を移動する複数の鉄道車両の各々には移動局が設けられ、鉄道車両の移動に伴い、この鉄道車両の移動局は、自身と無線通信が可能な一つの基地局と無線通信を行うことによって、中央制御装置との間で通信を行うことができる。この点は、中央制御装置側から送信をする場合と、移動局側から送信をする場合において、同様である。
【0003】
例えば、管理者は、中央制御装置と接続された送信機から各鉄道車両(移動局:受信機)に対して音声信号を送信することができるが、この際の移動局側で再生された音声の品質(音声品質)は通信状況に依存し、これは各鉄道車両の位置、環境等に応じて変化する。このため、このような音声品質を評価することによって、各移動局との間の通信状況を認識する技術が用いられている。
【0004】
特許文献1には、基地局側から発せられる下り信号と移動局側から送信される上り信号のスロットに試験用の信号(試験用音声データ、疑似ランダム雑音パターン)を挿入し、移動局が受信した下り信号と、基地局が受信した上り信号と、におけるこの試験用の信号の評価(音声品質評価、ビットエラーレート)を、移動局、基地局がそれぞれ行う技術が記載されている。この場合、音声品質の評価は、実際に作業者がこの音声を聞くことによって行われる。試験用音声データが予め定まっていれば、作業者はこの評価を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-99690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の技術においては、音声品質の評価は受信側(下り信号に対しては移動局、上り信号に対しては基地局側)においてのみ行われた。この場合、音声品質の評価を行う作業者がそれぞれに必要となり、特に移動局側(鉄道車両側)における乗務員がこのような評価を頻繁に行うことは、運行上適切ではない。
【0007】
このため、無線通信システムにおける伝送後の音声品質の評価をより効率的に行わせることができることが望まれた。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、音声データを受信機側に送信する送信機と、当該受信機とを有する無線通信システムであって、前記送信機は、試験用音声データを前記受信機へ送信し、前記受信機は、受信した試験用音声データを含む返信データを、前記送信機側に送信するデータ返信部を具備し、前記送信機は、前記返信データに含まれた試験用音声データと、送信された前記試験用音声データとを比較した音声品質評価結果を算出する音声品質評価部と、を具備する。
前記受信機において、前記データ返信部は、前記試験用音声データを受信した際の自身の位置情報を含んだ付加情報を、前記返信データと共に前記送信機側に送信し、前記送信機は、受信した前記付加情報を、前記音声品質評価結果と共に記憶してもよい。
前記付加情報には、前記受信機側において前記試験用音声データを再生した際のエラーに関わる再生情報が含まれてもよい。。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、無線通信システムにおける伝送後の音声品質の評価をより効率的に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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