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公開番号
2025069828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179799
出願日
2023-10-18
発明の名称
ナースコールシステム
出願人
アイホン株式会社
代理人
個人
主分類
H04M
9/00 20060101AFI20250423BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 呼び出しが発生しても更にその応答中であっても、表示部での設定操作を継続できるナースコールシステムを提供する。
【解決手段】 患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機1と、呼出発生を報知し応答するためにナースステーションに設置された親機3とを有し、親機3は患者情報を表示する第1表示部32a及び第2表示部32bの2つの表示部32を備えている。何れの表示部32も患者看護に関する設定或いは設定変更を行う操作部33を具備し、親機CPU38は、いずれか一方の表示部33が、操作部33の操作を受けて設定画面を表示している状態で、子機1の操作による呼び出しが発生したら、設定操作中の一方の表示部32には、操作部33による設定操作を継続させて呼出発生の表示を実施させず、他方の表示部32に呼出発生の表示を実施させる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機と、呼出発生を報知し応答するためにナースステーションに設置された親機とを有し、前記親機は患者情報を表示する第1表示部及び第2表示部の2つの表示部を備えて、前記子機の操作による呼び出しが発生したら、前記2つの表示部のうち少なくとも一方が呼出発生を表示するナースコールシステムにおいて、
前記表示部は、何れも患者看護に関する設定或いは設定変更を行う操作部を具備し、
いずれか一方の前記表示部が、前記操作部の操作を受けて設定画面を表示している状態で、前記子機の操作による呼び出しが発生しても、設定操作中の前記一方の表示部には、前記操作部による設定操作を継続させて呼出発生の表示を実施させず、他方の前記表示部に呼出発生の表示を実施させる呼出表示制御部を有することを特徴とするナースコールシステム。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機と、呼出発生を報知し応答するためにナースステーションに設置された親機とを有し、前記親機は患者情報を表示する第1表示部及び第2表示部の2つの表示部を備えて、前記子機の操作による呼び出しが発生したら、前記2つの表示部のうち少なくとも一方が呼出発生を表示するナースコールシステムにおいて、
前記表示部は、何れも患者看護に関する設定或いは設定変更を行う操作部を具備し、
双方の表示部が前記操作部の操作を受けて設定操作中の状態で、前記子機の操作による呼び出しが発生したら、予め設定した条件に基づいて何れか一方の前記表示部を呼出発生を表示する表示部として選択し、当該表示部の前記操作部の機能を前記呼び出しに対する応答が終了するまで停止して呼出発生の表示を実施させると共に、
設定操作中の他方の前記表示部は、呼出発生の表示を実施させず前記操作部による設定操作を継続させる呼出表示制御部を有することを特徴とするナースコールシステム。
【請求項3】
前記呼出表示制御部は、双方の表示部が前記操作部の操作を受けて設定画面を表示している状態で、前記子機の操作による呼び出しが発生したら、最後の操作があってからより長い時間が経過している何れか一方の前記表示部に呼出発生の表示を実施させることを特徴とする請求項2記載のナースコールシステム。
【請求項4】
前記呼出表示制御部は、前記呼出発生を表示した前記表示部に対して、呼び出しに対する応答が終了すると、停止させていた前記操作部の機能を復活させて、中断した状態から設定操作の再開を可能としたことを特徴とする請求項2又は3記載のナースコールシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はナースコールシステムに関し、特にナースステーションに設置された親機が、各種情報を表示する2つの表示部を備えたナースコールシステムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ナースコールシステムは、ベッド毎に患者が看護師を呼ぶための子機が設置され、ナースステーションには子機による呼び出しを報知して看護師が応答するための親機が設置されて構成されている。この親機には、患者情報の一覧表示を始め各種表示を行う比較的大画面の第1表示部に加えて、子機による呼び出しが発生した場合に、呼出元の情報を表示するための比較的小さい第2表示部を備えたものが普及している。
このように2つの表示部を備えた親機は、各種設定や表示変更を行う機能があり、2つの表示部にはタッチパネルから成る操作部が設けられ、患者情報、看護情報の変更、録画された患者の撮像映像の再生、看護師が携行する携帯端末の設定等ができた。
【0003】
一方で、子機による呼び出しが成されたら、双方の表示部で呼出発生の表示が成された。この表示は表示部が操作中であっても成され、例えば第1表示部において録画された患者の撮像映像の再生をしていたり、患者情報の変更をしている状態でも呼び出しが発生すると、双方の画面に呼出表示が成されて、呼び出しに対する応答が終了して呼出表示が消えるまで操作を再開できなかった。
更には、呼出表示によりそれまでの設定操作がリセットされてしまい、呼び出しに対する応答の終了を待って、設定画面を開く操作から始めなければ成らない場合もあった。
【0004】
この呼出優先の制御は、呼び出しが発生したら設定操作より呼び出しに対する応答が優先されたためであるが、近年のナースコールシステムでは、看護師が携行する携帯端末を使用して応答できるため、表示部で設定操作をしている看護師が必ずしも応答しなくても良い。そのため、患者からの呼び出しが発生しても、設定操作を行っている看護師は引き続き設定を継続できる環境となってきている。
このような背景から、子機による呼び出しが発生しても設定操作を継続できるシステムが提案された。例えば、特許文献1では、設定操作を行っている最中に呼び出しが発生しても、呼出応答後に中断した時点から継続して設定操作ができるよう構成された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-79404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1のナースコールシステムは、患者情報一覧等を表示する第1表示部が設定操作中に患者からの呼び出しが発生したら、設定中のデータを退避させて呼出表示を行い、その応答が終了して待受状態に復帰したら、設定を継続できた。
しかしながら、呼出表示を開始してから応答が終了するまで設定操作は行うことができず中断されたため、設定操作を継続できても作業をスムーズに行うことができなかった。
【0007】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、呼び出しが発生しても更にその応答中であっても、表示部での設定操作を継続できるナースコールシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する為に、本発明の第1の構成は、患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機と、呼出発生を報知し応答するためにナースステーションに設置された親機とを有し、親機は患者情報を表示する第1表示部及び第2表示部の2つの表示部を備えて、子機の操作による呼び出しが発生したら、2つの表示部のうち少なくとも一方が呼出発生を表示するナースコールシステムにおいて、何れの表示部も、患者看護に関する設定或いは設定変更を行う操作部を具備し、いずれか一方の表示部が、操作部の操作を受けて設定画面を表示している状態で、子機の操作による呼び出しが発生しても、設定操作中の一方の表示部には、操作部による設定操作を継続させて呼出発生の表示を実施させず、他方の表示部に呼出発生の表示を実施させる呼出表示制御部を有することを特徴とする。
この構成によれば、2つの表示部のうち一方が設定画面を表示している場合、呼び出しが発生しても設定画面を表示している一方は、呼出発生の表示を行わず設定操作を継続できる。よって、呼び出しが発生しても、更にその応答中であっても、設定操作している看護師は設定作業を継続できる。
【0009】
本発明の第2の構成は、患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機と、呼出発生を報知し応答するためにナースステーションに設置された親機とを有し、親機は患者情報を表示する第1表示部及び第2表示部の2つの表示部を備えて、子機の操作による呼び出しが発生したら、2つの表示部のうち少なくとも一方が呼出発生を表示するナースコールシステムにおいて、表示部は、何れも患者看護に関する設定或いは設定変更を行う操作部を具備し、双方の表示部が操作部の操作を受けて設定操作中の状態で、子機の操作による呼び出しが発生したら、予め設定した条件に基づいて何れか一方の表示部を呼出発生を表示する表示部として選択し、当該表示部の操作部の機能を呼び出しに対する応答が終了するまで停止して呼出発生の表示を実施させると共に、設定操作中の他方の表示部は、呼出発生の表示を実施させず操作部による設定操作を継続させる呼出表示制御部を有することを特徴とする。
この構成によれば、双方の表示部が操作部の操作により設定画面を表示していても、呼び出し発生を受けて、予め設定した条件に基づいて選択された一方の表示部が、呼び出しに対する応答が終了するまで設定動作を停止して呼出発生の表示を行う。よって、双方の表示部が設定操作中であっても呼出発生の表示は確実に行われ、呼び出しが無視されるようなことがないし、設定画面を表示している他方は、呼び出しが発生しても、更にその応答中であっても、呼出発生の表示を行わず設定操作を継続できる。
【0010】
本発明の別の態様は、上記構成において、呼出表示制御部は、双方の表示部が操作部の操作を受けて設定画面を表示している状態で、子機の操作による呼び出しが発生したら、最後の操作があってからより長い時間が経過している何れか一方の表示部に呼出発生の表示を実施させることを特徴とする。
この構成によれば、双方の表示部が操作中であっても、設定操作がより長く中断している方の表示部に呼出発生の表示が成されるため、中断せず操作している表示部に呼出表示がなされる確率が低く、呼出表示による操作中断の影響を小さくできる。
(【0011】以降は省略されています)
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