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公開番号2025076108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187848
出願日2023-11-01
発明の名称撮像素子及び撮像装置
出願人株式会社シグマ
代理人
主分類H04N 25/77 20230101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約【課題】1画素に複数の光電変換層を積層して備える画素を有する撮像素子において、信号の高速読み出しを可能な撮像素子を提供する。
【解決手段】複数の画素を含む画素アレイと、画素アレイから信号を読み出す指示を実行可能な読み出し制御部を備える撮像素子であって、画素は、複数の光電変換層を積層して備える光電変換部と、1つの電荷保持部と、光電変換層から電荷保持部へ電荷を転送する光電変換層と同じ数の電荷転送部を備え、読み出し制御部は、通常読み出しモードと高速読み出しモードを含む読み出し方法を実行可能であり、読み出し制御部は、通常読み出しモードにおいて、光電変換層に対応する電荷転送部の各々に対して光電変換層から電荷転送部へ電荷を転送する指示を行い、高速読み出しモードにおいて、2つ以上の電荷転送部に対して同時に光電変換層から電荷保持部へ電荷を転送する指示を行うことを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の画素を含む画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す指示を実行可能な読み出し制御部を備える撮像素子であって、
前記画素は、複数の光電変換層を積層して備える光電変換部と、1つの電荷保持部と、前記光電変換層から前記電荷保持部へ電荷を転送する前記光電変換層と同じ数の電荷転送部を備え、
前記読み出し制御部は、通常読み出しモードと高速読み出しモードを含む読み出し方法を実行可能であり、
前記読み出し制御部は、前記通常読み出しモードにおいて、前記光電変換層に対応する前記電荷転送部の各々に対して前記光電変換層から前記電荷転送部へ電荷を転送する指示を行い、前記高速読み出しモードにおいて、2つ以上の前記電荷転送部に対して同時に前記光電変換層から前記電荷保持部へ電荷を転送する指示を行うことを特徴とする撮像素子。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記画素アレイは、焦点検出用画素を含み、
前記読み出し制御部は、前記焦点検出用画素に対して、前記高速読み出しモードを実行することを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項3】
前記光電変換部が備える複数の光電変換層は、光電変換波長域がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項4】
前記画素は、付加容量部と、前記電荷保持部と前記付加容量部との接続を切り替えるスイッチを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項5】
前記光電変換部が備える複数の光電変換層は3つの層からなり、
前記高速読み出しモードにおいて、3つの前記電荷転送部に対して同時に前記光電変換層から前記電荷保持部へ電荷を転送する指示を行うことを特徴とする請求項1乃至4に記載の撮像素子。
【請求項6】
請求項1乃至4に記載の撮像素子を備える撮像装置であって、
前記画素アレイは、表示用画素を含み、
前記撮像装置がモノクロ撮影モードである場合、前記読み出し制御部は、前記表示用画素に対して、前記高速読み出しモードを実行することを特徴とする撮像装置。
【請求項7】
請求項1乃至4に記載の撮像素子を備える撮像装置であって、
読み出しモード制御部と、前記撮像素子が出力する画像信号から前記光電変換部が備える複数の光電変換層が出力する信号値を評価する画素信号評価部を備え、
前記読み出しモード制御部は、前記読み出し制御部に対して、前記画素信号評価部の評価に基づいて前記通常読み出しモードか前記高速読み出しモードを実行させることを特徴とする撮像装置。
【請求項8】
前記画素信号評価部は、前記電荷保持部の静電容量によって設定される閾値と前記光電変換部が備える複数の光電変換層が出力する信号値とを比較することで評価を行うことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記画素信号評価部は、焦点検出を実行するために必要となる輝度信号値によって設定される閾値と前記光電変換部が備える複数の光電変換層が出力する信号値とを比較することで評価を行うことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記光電変換部が備える複数の光電変換層が出力する信号値の平均値を算出可能な画素信号演算部を備え、前記画素信号評価部は、前記光電変換部が備える複数の光電変換層が出力する信号値の平均値を評価することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子及び撮像装置に関する。特に、1画素に複数の光電変換層を積層して備える画素を有する撮像素子において、画素信号を高速で読み出す方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、1画素に複数の光電変換層を積層して備える画素を有する撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5599617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、オートフォーカスを実行するために使用する画素については高速で読み出しを行いたいが、1画素に複数の光電変換層を積層して備える画素から信号を読み出す場合、各光電変換層から信号を読み出す必要があり、時間がかかってしまう。
【0005】
本発明は前述のような課題に鑑みてなされたものであり、1画素に複数の光電変換層を積層して備える画素を有する撮像素子において、信号の高速読み出しを可能な撮像素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る撮像素子は、複数の画素を含む画素アレイと、画素アレイから信号を読み出す指示を実行可能な読み出し制御部を備える撮像素子であって、画素は、複数の光電変換層を積層して備える光電変換部と、1つの電荷保持部と、光電変換層から電荷保持部へ電荷を転送する光電変換層と同じ数の電荷転送部を備え、読み出し制御部は、通常読み出しモードと高速読み出しモードを含む読み出し方法を実行可能であり、読み出し制御部は、通常読み出しモードにおいて、光電変換層に対応する電荷転送部の各々に対して光電変換層から電荷転送部へ電荷を転送する指示を行い、高速読み出しモードにおいて、2つ以上の電荷転送部に対して同時に光電変換層から電荷保持部へ電荷を転送する指示を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、1画素に複数の光電変換層を積層して備える画素を有する撮像素子において、信号の高速読み出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
撮像素子10が備える画素12を説明する概略図
撮像素子10を被写体側から見た面を表す概略図
画素アレイ11における表示用画素LVと焦点検出用画素AFの配置例を示す概略図
撮像素子10が備える画素12の画素回路を示す図
撮像素子10の構成を示すブロック図
撮像素子10の画素12から色信号を読み出す動作を示すタイミングチャート
画素アレイ11全体から信号を取得し、1フレーム分の画像データを取得するシーケンスを示す図
撮像素子10の画素12から輝度信号を読み出す動作を示すタイミングチャート
画素アレイ11全体から信号を取得し、1フレーム分の輝度データを取得するシーケンスを示す図
図8のタイミングチャートにスイッチSWの制御タイミングを追加した場合のタイミングチャート
2つのフォトダイオードから同時に電荷を転送し輝度信号を得る動作を示したタイミングチャート
図11のタイミングチャートにスイッチSWの制御タイミングを追加した場合のタイミングチャート
2つのフォトダイオードから同時に電荷を転送した後、残りのフォトダイオードから電荷を転送することでモノクロ信号を得る動作を示したタイミングチャート
図13のタイミングチャートにスイッチSWの制御タイミングを追加した場合のタイミングチャート
画素アレイ11全体からモノクロ信号を取得し、1フレーム分のモノクロ画像データを取得するシーケンスを示す図
撮像素子10を備える撮像装置20のシステム要部ブロック図
撮像装置20のモノクロ撮影モードにおけるライブビュー時に表示用画素LVを高速読み出しモードで読み出す動作を示すフローチャート
ステップM1において表示用画素LVを通常読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
図17におけるステップM2のサブルーチン
ステップM3において表示用画素LVを図8または図10に示す高速読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
ステップM3において表示用画素LVを図13または図14に示す高速読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
撮像装置20のカラー撮影モードにおいて焦点検出用画素AFを高速読み出しモードで読み出す動作を示すフローチャート
ステップF1において表示用画素LVと焦点検出用画素AFを通常読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
図22におけるステップF2のサブルーチン
ステップF3において焦点検出用画素AFを図8または図10に示す高速読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
ステップF3において焦点検出用画素AFを図11または図12に示す高速読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
ステップF3において焦点検出用画素AFを図13または図14に示す高速読み出しモードで読み出すシーケンスを示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
【0010】
<1.撮像素子の構成>
1-1.画素の構成
図1は、本実施形態に係る撮像素子10が備える画素12を説明する概略図である。画素12は、撮像素子10の厚さ方向に沿って複数の光線変換層であるところのフォトダイオードPD1,PD2,PD3を積層して形成した光電変換部13を備えており、いわゆる垂直色分離型センサの構成をとっている。以下、光電変換部13のフォトダイオードPD1より上を上層、光電変換部13のフォトダイオードPD3より下を下層と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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