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公開番号2025082190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195495
出願日2023-11-16
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類H04N 5/74 20060101AFI20250521BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車室内の限られた空間であっても投射距離を確保しつつ、投影表示の光路上に遮蔽体が配置されない車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両Cに設けられる車両用表示装置1であって、前記車両Cの被投影部2に所望の画像を投影表示するための画像光Lを投射するプロジェクタ3と、前記プロジェクタ3から入射された前記画像光Lを複数回反射させつつ伝搬する導波路6を形成するウィンドウ7と、前記ウィンドウ7に設けられ、前記導波路6内を伝搬した前記画像光Lを当該導波路6内から前記被投影部2へ向けて出射する第1回折光学素子8と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられる車両用表示装置であって、
前記車両の被投影部に所望の画像を投影表示するための画像光を投射する投射部と、
前記投射部から入射された前記画像光を複数回反射させつつ伝搬する導波路を形成するウィンドウと、
前記ウィンドウに設けられ、前記導波路内を伝搬した前記画像光を当該導波路内から前記被投影部へ向けて出射する第1回折光学素子と、
を有することを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ウィンドウは、前記車両のドアに設けられており、
前記投射部は、
前記導波路の下部領域に向けて前記画像光を投射し、
前記導波路は、
前記投射部から前記下部領域に入射された前記画像光を上方に向かって伝搬させ、
前記第1回折光学素子は、
前記導波路内を上方へ伝搬してきた前記画像光の反射角度を一斉変更して前記被投影部に向けて出射する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記ウィンドウに設けられ、前記第1回折光学素子で反射角度を一斉変更された前記画像光を入射し、入射部位に応じて反射角度を可変に変更することで拡大しつつ前記被投影部に向けて出射する第2回折光学素子を更に有する
ことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記第1回折光学素子は、
前記ウィンドウの上側かつ車外側の部位に設けられる
ことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記投射部と前記ウィンドウとの間には所定の間隙が設けられており、
前記ウィンドウは、
前記ドア内において上下動可能に構成され、
前記投射部は、
前記ドア内の所定部位に固定されている
ことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記ウィンドウの上下動状態を検知する検知部と、
前記投射部を制御する制御部と
を更に有し、
前記制御部は、
前記検知部により前記ウィンドウが略上端位置まで上昇していることが検知されている第1状態において前記画像光の投射を行い、前記第1状態以外の第2状態において前記画像光の投射を行わないように、前記投射部を制御する
ことを特徴とする請求項5記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の被投影部に所望の画像を投影表示するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の車載用投影装置が知られている。この車載用投影装置では、プロジェクタが車室前方のオーバーヘッドモジュールに設けられており、天井に画像を投影する。また、プロジェクタは、2つの後部座席の間やセンターコンソール上に設けられることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6810589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の車載用投影装置では、車室内の限られた空間において投射距離を確保するのが困難であり、オーバーヘッドモジュールから天井に向かって投影表示を行う場合に、大きい画像を表示することができないという問題があった。
【0005】
また、プロジェクタを2つの後部座席の間やセンターコンソール上に設けた場合は、オーバーヘッドモジュールに設ける場合に比べて投射距離を長くすることができるものの、プロジェクタから投射される光路上に人や物が入り込み易く、画像表示が遮られてしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、車室内の限られた空間であっても投射距離を確保しつつ、投影表示の光路上に遮蔽体が配置されない車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両Cに設けられる車両用表示装置1であって、前記車両Cの被投影部2に所望の画像を投影表示するための画像光Lを投射する投射部3と、前記投射部3から入射された前記画像光Lを複数回反射させつつ伝搬する導波路6を形成するウィンドウ7と、前記ウィンドウ7に設けられ、前記導波路6内を伝搬した前記画像光Lを当該導波路6内から前記被投影部2へ向けて出射する第1回折光学素子8と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車室内の限られた空間で投射部を被投影部から遠くに配置できない場合であっても、導波路内にて投射距離を稼ぐことで大きい画像を投影表示することができると共に、画像光がウィンドウ内を導光することで当該画像光の光路上に遮蔽体が配置されることがなく、投影表示が遮られてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置を備える車両を側面から見た場合の模式図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置の構成を示すブロック図。
(A)本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置において、図1の矢印aから見た場合のウィンドウ及び被投影部の断面を示す模式図、及び、(B)車両のピラー上部にプロジェクタを配置した従来から一般的に知られている構成を示す模式図。
図3(A)において第1回折光学素子の配置部位を拡大した場合の模式図。
本発明の第2の実施形態に係る車両用表示装置において、図1の矢印aから見た場合のウィンドウ及び被投影部の断面を示す模式図。
図5において第2回折光学素子の配置部位を拡大した場合の模式図。
本発明の第3の実施形態に係る車両用表示装置の構成を示すブロック図。
本発明の第3の実施形態に係る車両用表示装置において、図1の矢印aから見た場合の乗降用のドアの一部、ウィンドウ及び被投影部の断面を示す模式図。
本発明の第3の実施形態に係る車両用表示装置における制御部の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本発明の第1の実施形態)
以下、本実施形態に係る車両用表示装置について、図1ないし図4を用いて説明する。本実施形態に係る車両用表示装置は、車両のウィンドウに導波路を形成することで投影部が照射する画像光の投射距離を確保して、被投影部に大きい画像を投影表示するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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