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公開番号2025084378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198237
出願日2023-11-22
発明の名称音響装置
出願人株式会社クーネル,個人
代理人個人
主分類H04R 1/02 20060101AFI20250527BHJP(電気通信技術)
要約【課題】三次元網構造体の線条を媒質とする音波を人体へ効果的に伝搬させることができる音響装置を提供する。
【解決手段】 弾性を有する樹脂で形成された線条が、それぞれランダムにループ又はカールし、相互に融着し、絡み合って集合した三次元網構造体と、前記音波を発生する少なくとも1つのスピーカと、板状の共鳴板とを有する。スピーカが三次元網構造体の内面に面した振動部をゆする。表面から、当該表面に対向し内面より表面から離れた裏面に向けて、表面側部材と中間部材と内側部材とが順に設けられ、表面部材は、中間部材より硬く、内側部材は表面部材より硬い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
人体に音波を伝える音響装置であって、
弾性を有する樹脂で形成された線条が、それぞれランダムにループ又はカールし、相互に融着し、絡み合って集合した三次元網構造体と、
前記音波を発生する少なくとも1つのスピーカと、
板状の共鳴板とを有し、
前記三次元網構造体が、
前記人体と直接若しくは間接的に接する表面と、
前記表面に対向する内面とを含み、
前記スピーカが、
前記三次元網構造体の前記内面に面した振動部と、
前記振動部を振動可能に保持するフレーム部とを含み、
前記フレーム部が、弾性を有する取り付け材料を介して前記共鳴板の一方の面に取り付けられており、
前記三次元網構造体は、
前記表面から、当該表面に対向し前記内面より前記表面から離れた裏面に向けて、
表面側部材と中間部材と内側部材とが順に設けられ、
前記表面側部材は、前記中間部材より硬く、
前記内側部材は、前記表面側部材より硬い
音響装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記三次元網構造体は、
前記内面と前記裏面との間で前記スピーカの周囲を囲む内側面とを含み、
前記スピーカは、前記三次元網構造体の前記内面及び前記内側面と前記共鳴板の一方の面とにより囲まれた内部空間に収容されている
請求項1に記載の音響装置。
【請求項3】
前記内面は、前記中間部材内に位置している
請求項2に記載の音響装置。
【請求項4】
前記中間部材と前記内側部材の厚みは略同じである
請求項3に記載の音響装置。
【請求項5】
前記表面部材は、前記中間部材及び前記内側部材より厚みが薄い
請求項4に記載の音響装置。
【請求項6】
前記表面側部材は、中空の線状体で構成され、
前記中間部材は、非中空の線状体で構成され、
前記内側部材は、非中空の線状体で構成され、当該線状体は前記前記表面側部材より外径が小さい
請求項5に記載の音響装置。
【請求項7】
前記スピーカと前記内面との間の距離は、前記中間部材の厚みの1/10~1/5である
請求項6に記載の音響装置。
【請求項8】
前記三次元網構造体の前記裏面は、前記取り付け材料を介して前記共鳴板の一方の面に取り付けられている、
請求項7に記載の音響装置。
【請求項9】
前記取り付け材料が、エチレン酢酸ビニル共重合体を含む熱可塑性エラストマー又は膠である、
請求項8に記載の音響装置。
音響装置。
【請求項10】
前記フレーム部が、円形の平らな底面を含み、
前記底面の中央に凹部が形成されており、
前記フレーム部が、前記凹部に盛られた前記取り付け材料及び前記底面の外縁部の少なくとも一部に盛られた前記取り付け材料を介して、前記木板の一方の面に取り付けられている、
請求項9に記載の音響装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音響装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
椅子などのクッションの中にスピーカを組み込んだ音響システムが知られている。下記の特許文献1には、ランダムにカーブ又はループした熱可塑性樹脂の線条からなる三次元網構造体を介して、スピーカの音波を人体の上半身の背面へ伝えるように構成された音響システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4907991号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この特許文献1に記載される音響システムでは、三次元網構造体を構成する線条を媒質としてスピーカの音波が人体(特に背中)に伝わることで、例えば楽器の弦による振動が直接人体へ伝わる場合に似た状態となり、空気を媒質とする音だけを知覚する場合に比べて、より深い心身のリラクセーション効果を得ることができる。
【0005】
しかしながら、スピーカが発生した音波は、三次元網構造体だけでなく、スピーカが取り付けられたケースや筐体などへも伝搬する。特許文献1に記載される音響システムでは、このような三次元網構造体以外の部材による音波の伝搬を考慮しないと、これらの部材による背中以外の部分への音波の伝搬や、空気を媒質とする音の伝搬が生じ易くなり、三次元網構造体の線条を媒質とする音波が人体(特に背中)へ伝搬することによる上述したリラクセーション効果が低減し易くなる。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、三次元網構造体の線条を媒質とする音波を人体へ効果的に伝搬させることができる音響装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の音響装置は、人体に音波を伝える音響装置であって、弾性を有する樹脂で形成された線条が、それぞれランダムにループ又はカールし、相互に融着し、絡み合って集合した三次元網構造体と、前記音波を発生する少なくとも1つのスピーカと、板状の共鳴板とを有し、前記三次元網構造体が、前記人体と直接若しくは間接的に接する表面と、前記表面に対向する内面とを含み、前記スピーカが、前記三次元網構造体の前記内面に面した振動部と、前記振動部を振動可能に保持するフレーム部とを含み、前記フレーム部が、弾性を有する取り付け材料を介して前記共鳴板の一方の面に取り付けられており、前記三次元網構造体は、前記表面から、当該表面に対向し前記内面より前記表面から離れた裏面に向けて、表面側部材と中間部材と内側部材とが順に設けられ、前記表面側部材は、前記中間部材より硬く、前記内側部材は、前記表面側部材より硬い。
【0008】
好適には、前記三次元網構造体は、前記内面と前記裏面との間で前記スピーカの周囲を囲む内側面とを含み、前記スピーカは、前記三次元網構造体の前記内面及び前記内側面と前記共鳴板の一方の面とにより囲まれた内部空間に収容されている。
【0009】
好適には、前記内面は、前記中間部材内に位置している。
【0010】
好適には、前記中間部材と前記内側部材の厚みは略同じである。
(【0011】以降は省略されています)

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