TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025079290
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2024063686
出願日
2024-04-11
発明の名称
カメラ
出願人
株式会社ヴィーネックス
代理人
個人
主分類
H04N
1/19 20060101AFI20250514BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】被写界深度が深くコンパクト化されたカメラを実現する。
【解決手段】受光レンズ11と、受光レンズ11を透過した光を受光する受光素子(受光素子アレイ120)とを備え、読取位置において照明された対象物からの光を受光レンズ11により受光素子に結像させるカメラであって、受光レンズ11と読取位置との間の距離をW、受光レンズ11の視野の幅をXとしたときに、W<Xを満たし、かつ、W>30mmであり、被写界深度が4mm以上である。
【選択図】 図16
特許請求の範囲
【請求項1】
受光レンズと、前記受光レンズを透過した光を受光する受光素子とを備え、読取位置において照明された対象物からの光を前記受光レンズにより前記受光素子に結像させるカメラであって、
前記受光レンズと前記読取位置との間の距離をW、前記受光レンズの視野の幅をXとしたときに、W<Xを満たし、かつ、W>30mmであり、
被写界深度が4mm以上であることを特徴とするカメラ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記受光レンズ及び前記受光素子が、それぞれ主走査方向に沿ってライン状に複数配置されており、
副走査方向に搬送される対象物を主走査方向に延びる読取ライン上の読取位置で読み取ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項3】
前記複数の受光素子は少なくとも2列以上の前記読取ラインを形成し、
前記受光レンズは、テレセントリック光学系を構成しており、副走査方向における幅が主走査方向における幅よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
【請求項4】
前記受光レンズは、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交する方向から見て矩形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
【請求項5】
前記複数の受光レンズは、該受光レンズの主走査方向における幅以下に互いに離間して配置されていることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
【請求項6】
前記受光レンズのN.A.が0.001<N.A.<0.05を満足するように、前記受光レンズの副走査方向における幅が設定されていることを特徴とする請求項2に記載の光学ライセンサ。
【請求項7】
前記複数の受光素子は、2列以上のアレイ状に配置されることにより複数の受光素子アレイを構成し、
前記複数の受光レンズは、前記複数の受光素子アレイに対応した数だけ配置され、各受光レンズを透過して各受光素子アレイに導かれる光の光軸は、各受光素子アレイの略中央部を貫くことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
【請求項8】
前記複数の受光素子は、2列以上のアレイ状に配置されることにより複数の受光素子アレイを構成し、
前記複数の受光レンズは、前記複数の受光素子アレイに対応した数だけ配置され、各受光レンズを透過して各受光素子アレイに導かれる光の光軸は、各受光素子アレイの略中央部から副走査方向に平行に離れた位置を貫くことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
【請求項9】
前記複数の受光素子アレイは、2列の読取ラインにそれぞれ複数配置された各読取ラインよりも短い受光素子アレイであり、一方の読取ラインに配置された受光素子アレイと他方の読取ラインに配置された受光素子アレイとが、主走査方向に沿って交互に千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のカメラ。
【請求項10】
前記複数の受光レンズが、それぞれ倒立像を形成する屈折率分布型レンズ、或いは、アクロマート、或いは、アポクロマートを含むことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、主として印刷物やフィルムなど薄い対象物の表面のキズ・欠陥及び透明フィルムの内部のキズ・欠陥を検出する光学ラインセンサなどのカメラに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
紙幣などの真贋を判別する検査機や、業務用複写機や、家庭用プリンタスキャナなどのフラットベットスキャナに用いられてきた密着型光学センサ(以下CISと記す)を、印刷物の印刷の出来のチェック、薄物・広幅のフィルム製品の製造工程における表面検査、各種の飲料容器や食品容器及び缶などに貼り付けたラベルの検査などを検査対象とした所謂面検機に応用することが検討されてきており、一部は製品化されている。
【0003】
しかしながら、依然としてSELFOCレンズ(「SELFOC」は登録商標、以下同様)を応用したCISでは作動距離(ワーキングディスタンス)が短く、工程で用いる場面では接触を回避するため、ワーキングディスタンスの長いCISが望まれている。加えて、紙幣等の紙葉類の検査では、被写界深度は比較的浅くとも使用に耐えられたが、前記対象物の製造工程では該対象物の光軸方向への変動が大きい理由からも被写界深度が深いCISも強く望まれている。
【0004】
被写界深度の深いCISは、特許文献1~5に示されるようにミラー光学系を用いたテレセントリック光学系が代表的である。前記特許文献から、該光学系は非常に複雑であることが分かる。該光学系を製造し、商品として運用する際には、非常な困難を伴う。即ち、製造時には、工程が複雑化し、製造安定性やコストアップが問題となる。また、商品化された後にも、環境の変化や経時変化による複雑な光学系であるが故の光軸の狂いが発生し、従来の簡素な構造のCISに比べて性能の劣化を生じ易いなどの問題が残る。
【0005】
そこで、前記テレセントリック反射光学系を用いず、ガラスや樹脂を用いた屈折系のレンズを用い、ワーキングディスタンスや被写界深度を向上させることが考えられる。前記の屈折系の光学系については、特許文献6及び特許文献7に示されるように一定程度の解決策が提案されている。例えば、特許文献6においては、千鳥配置したラインセンサに1個のテレセントリック屈折光学系を離間させて配置し、前記屈折光学系であるレンズを離間配置してアレイ化することにより、被写界深度の深い光学系を実現しようとしている。また、特許文献7においては、離間したレンズの間に仕切り板を設けることにより、レンズ間のクロストークを防止する方法について検討されている。前記の特許文献6及び特許文献7においては、被写界深度の向上並びにレンズ間のクロストークを防止することは出来るが、通常のテレセントリック屈折光学系は、大型であり、コンパクト化は困難である。また、特許文献7に示されている仕切り板では、読み取り時に欠落画素が発生し、読み取りが不完全となる。更に、レンズが離間することにより発生する1個のレンズが原理的に有するシェーディングの解決策については、示されていない。読取ライン方向の所謂リップルの抑制方法についても言及されていない。しかも、現在までに前記の屈折光学系方式は、実現されてもいない。
【0006】
更に、前記方式と別方式であるラインカメラなどのカメラレンズを用いた検査機は、大型であり、製造現場の広幅の対象物に対応させるためには、多くの台数が必要である。そのため、装置全体が非常に大型になり、しかもそのコストも莫大なものとなるため、工場の各工程に配備することは困難である。
【0007】
上記の問題を解決するために、工場の各工程に対しても導入可能な小型で安価であり、かつ、ワーキングディスタンスが長く被写界深度の深い新たな屈折系レンズを用い、かつ個々のレンズの有するシェーディングに起因する受光センサ上の光学的ムラであるリップルに対し、新たな抑制方法を用いた照明系からなるカメラが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-019334号公報
特開2018-152713号公報
特開2009-244500号公報
特開2018-019334号公報
特開2018-022948号公報
特開2009-246623号公報
特開平5-14600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本願発明は、被写界深度が深くコンパクト化されたカメラを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明に係るカメラは、受光レンズと、前記受光レンズを透過した光を受光する受光素子とを備え、読取位置において照明された対象物からの光を前記受光レンズにより前記受光素子に結像させるカメラであって、前記受光レンズと前記読取位置との間の距離をW、前記受光レンズの視野の幅をXとしたときに、W<Xを満たし、かつ、W>30mmであり、被写界深度が4mm以上である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
携帯端末保持具
9日前
個人
音響装置
6日前
個人
防犯AIプラグイン
1か月前
個人
テレビ会議拡張システム
1か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
6日前
日本精機株式会社
投影システム
12日前
日本放送協会
無線通信装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
21日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
6日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
21日前
TOA株式会社
音響システム
1か月前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
9日前
オムロン株式会社
スレーブ装置
23日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
8日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
23日前
日本放送協会
映像伝送システム
8日前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
今日
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
今日
株式会社ユピテル
撮像装置等
1か月前
株式会社ニコン
カメラボディ
1か月前
株式会社バッファロー
無線通信装置
8日前
理想科学工業株式会社
連絡システム
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
23日前
株式会社ニコン
撮像装置
1か月前
17LIVE株式会社
サーバ及び方法
1か月前
シャープ株式会社
画像読取装置
19日前
個人
非可聴音配信方法およびシステム
7日前
二幸産業株式会社
建物設備の管理装置
29日前
個人
対走行騒音の音量音質制御の安定化方法
8日前
キヤノン株式会社
冷却装置と電子機器
1か月前
国立大学法人東京科学大学
超音波照射器
23日前
続きを見る
他の特許を見る