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公開番号2025095202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211050
出願日2023-12-14
発明の名称外部ヘッダ変換通信装置および通信網
出願人個人
代理人
主分類H04L 45/74 20220101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動ホストが、移動の登録を、移動元に対してのみ行うのではなく、直前の移動経由地に対して行うことにより移動登録を迅速に達成する。
【解決手段】移動ホスト宛のパケットを、移動元でカプセル化して、移動先に転送する従来技術に加えて、一つ前の移動経由地で、外部ヘッダの宛先アドレスを、一つ前に移動経由地宛から、現在の移動経由地に変換して転送する。従来技術では移動登録を移動元に対して行うが、、一つ前の移動経由地に対して行うことにより外部ヘッダの宛先アドレス変換を可能とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カプセル化されたパケットの外部ヘッダの情報を、内部ヘッダの情報及び外部ヘッダの情報を元に生成もしくは変更することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
カプセル化されたパケットに於いて、カプセル化したパケットに対する変更をせず、外部ヘッダの情報のみを変換する通信網。
【請求項3】
請求項1及び2において、外部ヘッダ、内部ヘッダが、IPv4もしくはIPv6であることを特徴とする通信装置、通信網。
【請求項4】
請求項1及び2において、外部ヘッダ、内部ヘッダが、IPv4もしくはIPv6もしくはEthernet(登録商標)もしくは、IEEE802.3もしくは、IEEE802.11であることを特徴とする通信装置、通信網。
【請求項5】
請求項1及び2において、外部ヘッダ、内部ヘッダが、IPv4もしくはIPv6もしくはGTPであることを特徴とする通信装置、通信網。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットやイントラネット、IP電話網や携帯電話網、クラウドネットワークなどのデータネットワークの経路制御に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
これらネットワークはIPv4もしくはIPv6のInternet Protocolが利用される。これら通信は、このIPパケットもしくはデータグラムと呼ばれる単位で行われる。そして、データグラムを宛先に届けるための技術が、経路制御と呼ばれる。
【0003】
経路制御は、通信相手が固定な場合はもちろんのこと、移動する場合も必須である。特に移動する場合は、移動に追従する必要があり、そのための技術が必要となる。また、クラウドなどの仮想マシンなどの仮想環境でも同様で、通常は、仮想マシンはある特定のサーバ上に仮想的に存在するが、なんらかの理由やハードウェア障害を契機に、異なるサーバに移動する場合もあり、マイグレーションと呼ばれる。
【0004】
図1は、RFC3344、IP Mobility Supportに記載されている、従来の移動ホスト技術を説明するための図である。この図では、移動しない場合、Home Agentに属するMobile Nodeが、移動を行い、Forenign Agent#1に移動し、さらに、Foreign Agent#2に移動した状態を示している。
Mobile Nodeは、移動しない際は、Home Agentが接続されるネットワークに存在する。通信相手は、Mobile Nodeに対してパケットを送信する。図1に於いて、P1で示すパケットが、このパケットである。このパケットは、Home Agentを経由する。Mobile Nodeが移動していない場合、Home Agentは、そのままMobile Nodeにパケットを転送する。
Mobile Nodeが移動した場合、Mobile Nodeは、自身が接続するForeign Agentのアドレスを学習し、そのアドレスと自身のアドレスを、Home Agentに通知、登録する。Binding updateと呼ばれるこの通知により、Home Agentは、Mobile Node宛のパケットを、通知されたForeign Agent経由で送信できることを学習する。この学習内容は、図1のT1で示されるテーブルに格納される。
通信相手からMobile Nodeに送付されるパケットを受信したHome Anentは、その時点でMobile Nodeが接続されるForeign Agentに対して、パケットをカプセル化して転送する。図1に於いて、P3のパケットがカプセル化され転送されるパケットである。この図では、Mobile NodeはForeign Agent#3配下のネットワークに移動している。Foreign Agent#3は、カプセル化されたパケットを取り出して、Mobile Nodeに転送する。
【0005】
上記の技術は、基本的な技術であり、例えば携帯電話網では、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)が用いられる。ユーザが通信するIPパケットを、GTPヘッダでカプセル化し、さらに、ATMセル化もしくはUDP/IPでカプセル化する。GTPヘッダを用いるところは異なるが、トンネリング技術である点は同様である。また、カプセル化あるいはトンネルで転送される部分を、ソースルーティングで実現する技術も存在し、例えばdraft-rekhter-lsr-mobile-hosts-00.txt, “Loose Source Routing for Mobile Hosts”などに記載されている。
また、クラウド等では、仮想マシンの移動が対象となるが、L2フレームをカプセル化できるGREなどが用いられる。GREは、RFC1701, “Generic Routing Encapsulation (GRE)”に記載される。
これらの技術は、一般化すれば、トンネル技術であり、仮想的なサーキットで移動に追従する技術と言える。そして、カプセル化する端店からカプセルを外す端点までの経路は、カプセル化端店に割り当てられるIPアドレスを元にした最短経路で運ばれることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-306602号公報
【非特許文献】
【0007】
RFC3344, "IP Mobility Support", 2002年
3GPP(登録商標) TS 29.281 V10.3.0 (2011-09), "3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Core Network and Terminals;General Packet Radio System (GPRS) Tunnelling Protocol User Plane (GTPv1-U)(Release 10)", 2011年
draft-rekhter-lsr-mobile-hosts-00.txt, “Loose Source Routing for Mobile Hosts”,1994年
RFC1701, “Generic Routing Encapsulation (GRE)”1994年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、移動が継続し、Mobile NodeとHome Agentの距離が増えるような場合、遅延時間が増大していくため、Binding updateが間に合わず、ひとつ前のForeign Agentにカプセル化されて転送されるパケットを受信できないような場合が増えるような可能性がある問題を有している。
本発明は、移動先の更新を、カプセル化するポイント以外でも可能にすることにより、更新に伴う時間を小さくすることにより、パケットの廃棄を少なくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
図2は、本発明の発明原理を示すための図である。
Mobile Nodeは、Home Networkから移動し、Foreign Agent #1配下のネットワークに移動後、Foreign Agent #2配下のネットワークに移動している。通信相手は、Mobile Node宛てにパケットを送信する。図2に於けるP1がこのパケットに該当する。
【0010】
このパケットを受信したHome Agentは、このパケットをカプセル化して、Foreign Agent宛てに転送する。Home NetworkからForeign Agent #1に移動した状態では、外部ヘッダの宛先にはFA1が設定される。図2に於けるP2がこのパケットに該当する。Home Agentは、移動を管理するテーブルである、図2に於けるT1を管理し、カプセル化したパケットの宛先を解決する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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