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公開番号
2025091194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206314
出願日
2023-12-06
発明の名称
音響装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
主分類
H04R
1/00 20060101AFI20250611BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】椅子に座った着座者にスピーカから振動を与える第1音響動作と、音のみを聴取させる第2音響動作とを設定できる音響装置を提供する。
【解決手段】椅子2の背面部4に取付けレール21が固定され、取付けレール21に2つのスピーカ10が取付けられている音響装置1であって、2つのスピーカ10の発音中心線Oが横方向に向けられているため、2つのスピーカ10の振動板12bの振動力によって背面部4に作用する振動が互いに相殺されやすくなる。またスピーカ10の発音中心線Oを前後方向に向けると、スピーカ10の振動を着座者5に感じさせることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
椅子と、前記椅子に取付けられたスピーカと、を有する音響装置において、
スピーカからの発音により前記椅子に座る着座者に音圧または振動が与えられる第1音響動作と、
2つのスピーカが間隔を空けて対向し、2つの前記スピーカの振動板のそれぞれが、2つのスピーカの対向方向に向けて振動する第2音響動作と、
を選択して設定可能であることを特徴とする音響装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
2つスピーカをそれぞれ前記椅子に取付ける取付け装置が設けられており、
前記取付け装置によって、2つのスピーカが、前記第1音響動作を行う第1姿勢と、前記第2音響動作を行う第2姿勢と、に選択して取付け可能である請求項1記載の音響装置。
【請求項3】
前記取付け装置が取付けレールを有し、前記取付けレールに、互いに直交する第1取付け部と第2取付け部とが連続して形成されており、
前記第1姿勢のスピーカが前記第1取付け部に固定され、前記第2姿勢のスピーカが前記第2取付け部に固定される請求項2記載の音響装置。
【請求項4】
前記着座者の視線の向く方向を前方、その逆の方向を後方、前後方向に直交する方向を横方向としたときに、
前記第1音響動作では、着座者の後方に位置するスピーカが、その発音中心線を前後方向に向けて発音する第1姿勢に設定され、
前記第2音響動作では、2つのスピーカが、その発音中心線を横方向に向けて対向し、2つの前記スピーカの振動板が横方向に向けて振動する第2姿勢に設定される請求項1記載の音響装置。
【請求項5】
それぞれのスピーカを、前記第1姿勢と前記第2姿勢との中間の角度姿勢に設定可能である請求項2ないし4のいずれかに記載の音響装置。
【請求項6】
前記第1音響動作を行うスピーカと、前記第2音響動作を行う2つのスピーカの、双方が前記椅子に取付けられている請求項1記載の音響装置。
【請求項7】
前記第1音響動作を行うスピーカが2つ設けられている請求項6記載の音響装置。
【請求項8】
スピーカが前記椅子の座面部の下側に配置され、前記第1音響動作では、スピーカから座面部に対して上向きの振動が与えられる請求項1または6記載の音響装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム用椅子や自動車の運転席や助手席などの椅子にスピーカが取付けられて、着座者に音圧による振動を与えることができる音響装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に自動車用座席装置に関する発明が記載されている。この座席装置は、中高音スピーカと共に2つの体感用低音スピーカが使用されている。体感用低音スピーカは、シートクッションとシートバックにそれぞれ内蔵されており、体感用低音スピーカから低音の音楽が流れるときに、着座面から直接身体に対し振動により音楽を感じさせることができるようになっている。
【0003】
特許文献2に座席用電気音響変換に関する発明が記載されている。図3および段落〔0016〕ないし〔0018〕に、ビデオゲーム、ゲーム機、娯楽施設の乗り物、または自動車もしくはトラックに関連する座席に取付けられる機器について説明されている。この機器は、電気音響変換器が取付けられた上側音響チャンバの上側の出口が座席に座った人の頭の近くに開口している。電気音響変換器が動作すると、その音響エネルギーが上側の出口から人の頭付近に与えられるとともに、音響エネルギーにより、座った人に圧力衝撃または圧力波により体感刺激を供給できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭60-89057号公報
特開2007-82220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1と特許文献2に記載された音響装置は、低音用スピーカが動作するときに椅子に座っている着座者に振動による刺激を与えることができ、ゲームプレイや映画あるいは音楽鑑賞の際に迫力を増強させ臨場感を高めることができる。ただし、FPS(ファースト・パーソン・シュータ)など集中力が必要なゲームプレイを選択したときに、プレーヤである着座者に振動が与えられると、かえってゲームプレイの妨げになる。また自動車の車室内の椅子を想定すると、着座している運転者が振動を受けて迫力のある音楽を体験したいときもあるが、高速道路走行時や夜間走行時あるいは狭路走行時では、振動を受けることなく、音楽のみを聞いて運転に集中したいときもある。
【0006】
特許文献1では、運転中の着座姿勢とシートバックを傾斜させて休憩しているときの着座姿勢とで、シートクッションとシートバックへの体圧の分布が変わるので低音の体感が相違すること、および運転中と休憩中とで神経の集中度に大きな差があり、低音スピーカの音質と音量が一様であっても、得られる体感が必ずしも快適であるとは言えないこと、が指摘されている。その対策として、特許文献1に記載された自動車用座席装置では、シートクッションとシートバックのそれぞれに設けられた低音スピーカの出力レベルを個別に変化させて、ドライバーの好みに応じた体感とすることができるようになっている。
【0007】
しかし、特許文献1に記載されているように、ドライバーの着座姿勢に応じて低音スピーカの出力レベルを下げてしまうと、ドライバーへの体感が低下するのみならず、発せられる低音の音圧レベルも低下してしまい、音楽を最適な音量で聴取できなくなる。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、スピーカからの出力を極端に変化させることなく、着座者に振動を与える音響動作と、着座者への振動を低減させる音響動作とを選択して設定できる音響装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、椅子と、前記椅子に取付けられたスピーカと、を有する音響装置において、
スピーカからの発音により前記椅子に座る着座者に音圧または振動が与えられる第1音響動作と、
2つのスピーカが間隔を空けて対向し、2つの前記スピーカの振動板のそれぞれが、2つのスピーカの対向方向に向けて振動する第2音響動作と、
を選択して設定可能であることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の音響装置は、2つスピーカをそれぞれ前記椅子に取付ける取付け装置が設けられており、
前記取付け装置によって、2つのスピーカが、前記第1音響動作を行う第1姿勢と、前記第2音響動作を行う第2姿勢と、に選択して取付け可能であるものとして構成できる。
(【0011】以降は省略されています)
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