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公開番号
2025102082
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219296
出願日
2023-12-26
発明の名称
結像光学系
出願人
株式会社シグマ
代理人
主分類
G02B
13/02 20060101AFI20250701BHJP(光学)
要約
【課題】結像光学系自身が小型軽量であり且つ小型軽量なフォーカシングユニットを有することで小型軽量な望遠レンズに適した結像光学系を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の結像光学系は、物体側から像側に向かって順に、全体として正のパワーを有する第1群G1と、フォーカシング時に光軸上を移動するレンズからなる第2群G2と、パワーを有する第3群G3とからなり、所定の条件式を満足することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側に向かって順に、全体として正のパワーを有する第1群G1と、フォーカシング時に光軸上を移動するレンズからなる第2群G2と、パワーを有する第3群G3とからなり、
前記第1群G1は物体側から像側に向かって順に、第1a群G1a、複数のレンズ、第1b群G1bとからなり、
前記第1a群G1aは最も物体側から順に少なくとも2枚の正レンズ、最も像側に物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズを有し、
前記第1b群G1bは、前記第1群G1の最も像側の正レンズ乃至正レンズを含むレンズ成分を最も物体側に有し、
前記第1a群G1aと前記第1b群G1bの間には前記第1群G1内において最も長い空気間隔D_A11を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする結像光学系。
(1) 0.05 < D_A11/D_G1 < 0.44
但し、
D_A11は第1群G1内の最も長い空気間隔、
D_G1は第1群G1の最も物体側に配置されたレンズの物体側レンズ面から最も像側に配置されたレンズの像側レンズ面までの光軸上の距離である。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(2) 0.10 < (D_A11+D_A12)/D_G1 < 0.70
但し、
D_A11は第1群G1内の最も長い空気間隔、
D_A12は第1a群G1aと第1b群G1b間で2番目に長い空気間隔である。
【請求項3】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(3) 0.05 < D_G1a/D_G1 < 0.45
但し、
D_G1aは第1a群G1aの光軸上の長さ、
D_G1は第1群G1の最も物体側に配置されたレンズの物体側レンズ面から最も像側に配置されたレンズの像側レンズ面までの光軸上の距離である。
【請求項4】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(4) 0.15 < D_A1all/D_G1 < 0.75
但し、
D_A1allは第1群G1内の全ての空気間隔の合計、
D_G1は第1群G1の最も物体側に配置されたレンズの物体側レンズ面から最も像側に配置されたレンズの像側レンズ面までの光軸上の距離である。
【請求項5】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(5) atan(H_Img/f)< 7.00°
但し、
H_Imgは最大像高、
fは無限遠合焦時の結像光学系の焦点距離である。
【請求項6】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(6) 0.10 < LT/f < 1.00
但し、
LTは結像光学系の無限遠合焦時の最も物体側の面から像面までの光軸上の距離、
fは無限遠合焦時の結像光学系の焦点距離である。
【請求項7】
前記第1b群G1bは負レンズと正レンズ、又は正レンズと負レンズからなることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項8】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(7) ―60.00 < Φ_G2G3/Φ < -3.00
但し、
_G2G3は第2群G2と第3群G3の無限遠合焦時の合成パワー、
Φは結像光学系の無限遠合焦時のパワーΦである。
【請求項9】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(8) 1.00 < D_EXP/ H_Img < 11.00
但し、
D_EXPは結像光学系の無限遠合焦時の射出瞳から像面までの光軸上の距離、
H_Imgは最大像高である。
【請求項10】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
(9) -35.00 < Φ_G3/Φ < -1.00
但し、
Φ_G3は第3群G3のパワー、
Φは結像光学系の無限遠合焦時のパワーである。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスチルカメラ、ビデオカメラなどに用いられる撮影レンズに好適な結像光学系に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から長焦点距離の撮影レンズ(以下望遠レンズ)に好適な結像光学系として、物体側から像側に向かって順に正のパワーのレンズ群、負のパワーのレンズ群を配置したテレフォトタイプの結像光学系が知られている。テレフォトタイプのパワー配置を採用することで長く重くなりがちな望遠レンズの光学全長を短くすることが可能になる。
【0003】
また望遠レンズはスポーツや動物などの撮影で使用されることが多く、高速なオートフォーカスが求められている。望遠レンズは結像光学系全体を移動させてフォーカシングする全体繰り出し方式を採用するとフォーカシング時に移動するレンズの重量が大きくなり高速なオートフォーカスを実現することが難しいためインナーフォーカス方式を採用することが多い。
【0004】
さらに近年、動画撮影で望遠レンズが使用される場合が増えてきた。動画撮影で使用される場合、オートフォーカスはコントラスト検出方式を用いられることが多い。コントラスト検出方式ではコントラストを検出するためにフォーカシングユニットにウォブリングという動作をさせることが一般的であるため従来よりも軽量なフォーカシングユニットを搭載した望遠レンズが望まれている。
【0005】
加えて近年、小型に設計されたミラーレスカメラの普及に伴い望遠レンズにおいても小型軽量が求められている。望遠レンズを小型軽量化する場合その結像光学系を小型化することに加え可動部を小型軽量化することが重要となる。アクチュエーターの大きさや配置は可動部の大きさや重量に左右されるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6627313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の結像光学系はインナーフォーカスを採用しながら高性能を実現しているもののフォーカシングユニットの小型軽量化が不十分である。また焦点距離に対する光学全長が十分に小さいとは言えない。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、結像光学系自身が小型軽量であり且つ小型軽量なフォーカシングユニットを有することで小型軽量な望遠レンズに適した結像光学系を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明を実施の結像光学系は、物体側から像側に向かって順に、全体として正のパワーを有する第1群G1と、フォーカシング時に光軸上を移動するレンズからなる第2群G2と、パワーを有する第3群G3とからなり、前記第1群G1は物体側から像側に向かって順に、第1a群G1a、複数のレンズ、第1b群G1bとからなり、前記第1a群G1aは最も物体側から順に少なくとも2枚の正レンズ、最も像側に物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズを有し、前記第1b群G1bは、前記第1群G1の最も像側の正レンズ乃至正レンズを含むレンズ成分を最も物体側に有し、前記第1a群G1aと前記第1b群G1bの間には前記第1群G1内において最も長い空気間隔D_A11を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする結像光学系。
(1) 0.05 < D_A11/D_G1 < 0.44
但し、
D_A11は第1群G1内の最も長い空気間隔、
D_G1は第1群G1の最も物体側に配置されたレンズの物体側レンズ面から最も像側に配置されたレンズの像側レンズ面までの光軸上の距離である。
【発明の効果】
【0010】
本発明を実施の結像光学系によれば、光学系自身が小型軽量であり且つ小型軽量なフォーカシングユニットを有することで小型軽量な望遠レンズに適した結像光学系を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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