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公開番号
2025056616
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166201
出願日
2023-09-27
発明の名称
基地局及び通信端末
出願人
KDDI株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
72/02 20090101AFI20250401BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】中継装置もビーム制御を行う通信システムにおいてリソースの無駄を防ぐことができる基地局を提供する。
【解決手段】基地局3と通信端末1の間で中継装置2を介して通信する通信システムにおける基地局3であって、前記通信端末1から、当該通信端末1と前記中継装置2との間でビーム制御を行うスケジュールの情報を受け取り(S2)、当該スケジュールにおいて前記通信端末1がビーム制御を行っている際には、前記通信端末1にリソースを割り当てないようにする制御情報を、前記通信端末1へと通知する(S3,S4)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基地局と通信端末の間で中継装置を介して通信する通信システムにおける基地局であって、
前記通信端末から、当該通信端末と前記中継装置との間でビーム制御を行うスケジュールの情報を受け取り、当該スケジュールにおいて前記通信端末がビーム制御を行っている際には、前記通信端末にリソースを割り当てないようにする制御情報を、前記通信端末へと通知することを特徴とする基地局。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記制御情報を、PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)を用いて前記通信端末へと通知することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
【請求項3】
前記スケジュールの情報は、ビーム制御のタイミング、必要スロット数または周期を含むことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
【請求項4】
前記制御情報は、前記スケジュールにおいて前記通信端末がビーム制御を行っていない際には、前記通信端末へのリソースの割り当てを許容するものである、請求項1に記載の基地局。
【請求項5】
基地局と通信端末の間で中継装置を介して通信する通信システムにおける通信端末であって、
当該通信端末と前記中継装置との間でビーム制御を行うスケジュールの情報を前記基地局へと通知し、
当該スケジュールを通知された前記基地局から通知される、前記通信端末がビーム制御を行っている際には、前記通信端末にリソースを割り当てないようにする制御情報を受け取ることを特徴とする通信端末。
【請求項6】
前記スケジュールの情報を、PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)、PUCCH(物理アップリンク制御チャネル)またはSRS(サウンディング参照信号)を用いて前記基地局へと通知することを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
【請求項7】
前記スケジュールの情報は、ビーム制御のタイミング、必要スロット数または周期を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中継装置もビーム制御を行う通信システムにおける基地局及び通信端末に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術の非特許文献1,2等において、動的ビームフォーミングによって基地局(BS)とユーザ端末(UE)との間の通信を行う通信システムが提案されており、複数のビームパターンの中から最適な組み合わせを選択するため、ビーム選択時間(Beam Sweeping Period)内にUE側のビームパターンを切り替えながら、BSの各々のビームパターンで送信される同期信号(PSS/SSS)や参照信号(CSI-RS)の観測結果から1つ以上選択し、その観測結果(RSRP/RSRQ)と共にBSにフィードバックする。BSは、フィードバックを基に、当該UEとの通信で使うビームを決定して、決定したビームを使用してUEとの通信を行う。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標) TR38.802, V14.1.0: "Study on new radio access technology physical layer aspects (Release 14)," Jun. 2017.
3GPP(登録商標), TS 38.214, "NR Physical layer procedures for data," v16.6.0, Jun. 2021.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、無線周波数リピータ(RFリピータ)とも呼ばれる無線中継装置によって、BSのエリアカバレッジの拡大や、エリアカバレッジ内のデッドスポットに位置するUEの通信環境の改善が行われている。中継装置も動的ビームフォーミングを行う場合におけるRFリピータの扱いについて考慮していない従来技術では、BSがUEに割り当てたリソースが無駄になってしまうことがありうるという課題があった。
【0005】
図1は、当該従来技術の課題を模式的に示す図である。手順aとして、基地局(BS)がビーム掃引、すなわち、電磁波の送受信の指向性を示す複数のビームパターンを順次切り替えた送信を行い、中継装置(Rep)を介して通信端末(UE)が当該ビームの測定を行うことにより複数のビームパターンの通信品質を評価し、基地局はこの評価結果から、中継装置を介して通信端末と通信するのに用いるビームパターン等を決定する。当該決定に基づき、手順bとして、基地局はPDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)を割り当てる。当該割り当てに従って手順cのように、基地局からPDSCH(物理ダウンリンク共有チャネル)による下りデータの送信を行う。
【0006】
しかしながら、中継装置もビーム掃引を行う構成においては、手順dのように、通信端末・中継装置の間(アクセスリンク)において通信端末が定期的に、またはリンク断絶の検知等をトリガーとしたイベントドリブンでビーム掃引(及びビーム測定)を行うことで適宜、アクセスリンクを確立しなおす必要がある。当該ビーム掃引している手順dの間は、通信端末・中継装置のリンクがそもそも確立していない状態であるため、手順c,dが時間的に重複してしまうと、手順cが無駄となってしまい、手順bで当該通信端末に割り当てたリソースが無駄になってしまう。
【0007】
当該従来技術の課題に鑑み、本発明は、中継装置もビーム制御を行う通信システムにおいてリソースの無駄を防ぐことができる基地局を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、中継装置もビーム制御を行う通信システムにおいてリソースの無駄を防ぐことができる通信端末を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記第1の目的を達成するため、本発明は、基地局と通信端末の間で中継装置を介して通信する通信システムにおける基地局であって、前記通信端末から、当該通信端末と前記中継装置との間でビーム制御を行うスケジュールの情報を受け取り、当該スケジュールにおいて前記通信端末がビーム制御を行っている際には、前記通信端末にリソースを割り当てないようにする制御情報を、前記通信端末へと通知することを第1の特徴とする。
【0009】
また、前記第2の目的を達成するため、本発明は、基地局と通信端末の間で中継装置を介して通信する通信システムにおける通信端末であって、当該通信端末と前記中継装置との間でビーム制御を行うスケジュールの情報を前記基地局へと通知し、当該スケジュールを通知された前記基地局から通知される、前記通信端末がビーム制御を行っている際には、前記通信端末にリソースを割り当てないようにする制御情報を受け取ることを第2の特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
前記第1又は第2の特徴によれば、通信端末と中継装置との間でビーム制御を行うスケジュールの情報を用いて、当該スケジュールにおいて通信端末がビーム制御を行っている際には、通信端末にリソースを割り当てないようにし、その分を他の通信端末へのリソース割り当てに対して利用可能とすることで、リソースの無駄を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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